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その怪異はまだ読まれていません
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その怪異はまだ読まれていませんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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普通のホラーとちょっと違う | ||||
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全編を通して奇妙なリアリティを備えつつ、幻覚めいた不穏さを漂わせる不思議な読み味。そしてあっと驚くラストの仕掛け。面白かった! | ||||
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短編小話が複数あるような本では、途中の章から読み進める人もいると思うが、この小説に関しては最初から順番に読むべき本だと思う。 この本は後になっていくにつれて全貌がわかっていく物語で、かつ途中からつまみ読みしたときは内容がわからない仕掛けになっている。 すべてを読み終わったとき、「わたし」と読者の中で縁が絡み合い、実体が生まれる。生まれてしまう。 初めて読んだときの気持ち、読み返したときの緻密さに気がついたときの気持ち、両方得られるのはとても素敵だと思う。 自分はどうしても「彼」に実体を与えたくてたまらない。誰かに本を渡して、閉じ込めなくては。 誰かに進めたくなるのも、この怪異の一種なのだろうか。 | ||||
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「その怪異はまだよまれていません」は、ジャンル分けできないが強いて言えば怪奇小説としか言いようのない一冊である。登場人物たちは現実離れしており、彼らの非現実感が物語の怪異と相まって、いつの間にか独特の奇妙な世界へ飲み込まれてゆく。 ストーリーは最初こそ連作短編のように見えるが、物語のところどころに不調和を感じさせる描写が配置されている。読み進めるにつれてその違和感は大きくなり、時空が歪むような感覚に囚われる。そして最後の短編に辿り着いたとき、それまでの短編がこの結末に向かって編み込まれていたことが明らかになるのだ。 最後まで読み終えた時点で謎が解け、ようやく不調和の理由が明らかになるという仕掛けが施されており、もう一度最初から読み返したくなるだろう。この作品は一度では終わらない、何層もの仕掛けが重なった異質な小宇宙である。 | ||||
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