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失われた貌



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【この小説が収録されている参考書籍】
失われた貌

失われた貌の評価: 3.75/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(5pt)

真犯人が誰かは焦点ではない

身元不明の遺体が発見され、遺体の正体と真犯人を探していくわけですが、結末自体は序盤で察してしまいます。
ヒントが複数出されているので、読者が分かった上で読む事を作者も想定しているように思えます。
この物語で何が残るかというと、各々問題がある被疑者たちの中で、一人だけいる聖人の存在の気がします。
この人のおかげで、主人公の刑事達も救われます。
普通は主人公がこのポジションですが、あえて疑わしかった第三者なのが見所です。
失われた貌Amazon書評・レビュー:失われた貌より
4103564113
No.3:
(3pt)

うーん

いぶし銀の警察小説と思えば面白かったのですが推薦している伊坂幸太郎さん、恩田陸さん、米澤穂信さんのようなクオリティを期待してはいけません。自分は肩透かしを食らってしまいました。
また、登場人物たちの個性を出そうとするための台詞や仕草がわざとらしく著者が無理して書いているように受け取りました。
著者本来の持ち味を発揮している『蝉かえる』のようや短編集を待っています。
失われた貌Amazon書評・レビュー:失われた貌より
4103564113
No.2:
(2pt)

過剰な帯が最大の難点

タイトル通りである。伊坂幸太郎や米澤穂信、恩田陸の三者が「すごいミステリだ」と推薦する作品が、「あまりにも堅実すぎる警察小説」であると誰が見抜けるだろう。淡々とした語り口、地道な捜査。快刀乱麻を断つような場面はなく、ひたすらに泥臭いシーンが続く。
それだけを見れば特段、悪い作品ではないのだ。
ただし「本物の伏線回収」や「本物のどんでん返し」などと言われると、どうしてもそう言った、世界ががらりと様変わりする様子を期待してしまう。そして本作は、そういうタイプの作品ではなかった。はっきり言って期待はずれだった。肩透かしを食らった。
調べてみると、どうやら肩透かしを感じたのは私だけではないようだ。SNSなどを見ればすぐに、大仰な帯に不満を抱く声があがっている。本書が純粋な警察小説として上梓されれば、こんなことはなかっただろう。
最近、こういう煽りすぎの帯はよく見かける。だがそのような売り方をしたところで、こんな結果になってしまうのは、作者にも作品にも不敬ではないか。プルーフの煽り文を見れば、「担当作品の累計発行部数が1200万部の編集者が猛プッシュ」とある。それは編集者ではなく作者の手柄だろう。虎の威を借りる狐戦法とでも言うべきか。こういった売り方はあまり好ましくないと思う。
伏線は回収されるが、期待していたほどではなく、よくあるミステリとしかいいようのないもの。とても「本物の」とまるで他ミステリ作品が偽物であると言わんばかりのこと言って、他作品を貶してまでして発表されるような代物ではない。
登場人物の魅力も薄い。警察小説だからと言われればそれまでだが、本当に堅実の域を出ない。
別にいいのだ、よくある警察小説で、よくある堅実なミステリである。これを傑作と手放しで評価することは難しいが、良作だろうと思う。
しかし楽しめなかった。期待しすぎたことが要因だろう。
本書をこれから読む人は、帯をまず外し、焼却炉に叩き込んだのちに読み始めて欲しい。私のような人間がこれ以上増えないことを願うばかりである。
失われた貌Amazon書評・レビュー:失われた貌より
4103564113
No.1:
(5pt)

軽薄でアホみたいな帯は必要悪と思える超一級品

ミステリマニアにも初心者にも強く薦めたい一級品だが、いかにも地味な内容で世間の耳目は集め辛い
きっかけはともかく、読んでもらわないと始まらないからね
で、有名作家と評論家のコメントを総動員した軽薄でアホみたいな帯も許してしまおう
言い方は良くないが、横山秀夫+本格ミステリ、つまり可燃物スタイルの最上品なので、このミス・文春とも1位を獲ってほしい
失われた貌Amazon書評・レビュー:失われた貌より
4103564113

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