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バッドフレンド・ライク・ミー



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【この小説が収録されている参考書籍】
バッドフレンド・ライク・ミー

バッドフレンド・ライク・ミーの評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

東京に受け入れられてないと感じる人は読むべき

世田谷区の閑静な住宅街を歩いてて、(どれだけ仕事を頑張っても俺はこんな家は持てないんだろうな)と思った時や、駅でスタイル抜群の美人を見かけて(俺がこんな女と付き合う事は無いんだろうな)と思った時。地方から東京に出てきた最初の内に感じていた無力感。嫉妬にすらならないような若い諦めを思い出す事が出来る小説だった。

普通の人間は見切りを付けて大人になり、程々の努力をし程々の幸せを手に入れようとする。しかし、この主人公は非常に愚かなので、全てを手に入れるためにジンの誘いに乗ってしまう。この愚かさや焦燥感は昔の自分が絶対に持っていた物で、危険な道をひた走る主人公に何故か共感し応援してしまう。

ラストが少しアッサリしていたという意見もあるが、あれ以上はむしろ語りすぎだと思う。次回作にも期待。
バッドフレンド・ライク・ミーAmazon書評・レビュー:バッドフレンド・ライク・ミーより
4163919902
No.1:
(5pt)

彼は私にも似ているし、きっと君にも似ている

ブランドの服を着ていたら、大金を稼げていたら、他人よりも秀でていたら、自信を持てるのか?
やってみて、そこそこ上手くいったけど、これがいいのか? と満たされない。
この「空虚」さや群れからはぐれた「孤独」に共感する人はいるんじゃないか。
どうやったら、自分をすごいと思えるのか?
犯罪行為に手を染めて、他人より賢く稼げたら、特別になって自信を持てるのか?
誰かに認めてもらえるのか?
そんな問いに対して、描かれるアンサーがとてもよかった。
東京を舞台にした犯罪計画!
一体自分は何に巻き込まれたのか?
でも、最大の謎は「俺って一体何なの?」ということだったのではないか。
アクロバティックな構成が綺麗に着地して、心地の良い読後感でした!
バッドフレンド・ライク・ミーAmazon書評・レビュー:バッドフレンド・ライク・ミーより
4163919902

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