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終生の友として



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終生の友としての評価: 2.88/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

二読三読に耐える現代史小説 (「サラマンダーは炎のなかに」の改題復刊です)

冷戦の頃にドイツでイギリスの青年が過激な思想の若者と知り合いになり・・・というお話。

世界大戦後の欧米から21世紀までの戦後政治と国際情勢の流れを一人の青年の軌跡に託して語った小説に思えました。戦後、よりよい世界を目指して色々な運動や行動がありましたが、結果として戦争やテロや貧困で毎日大量の死者が出るというあまりいい社会にならなかった世界を、怒りをこめて振り返った回顧小説とも思いました。元々あまり読み易い小説を書く人ではないですが、本書でも時代や地域が行ったり来たりで読み易くはないですが、全体を俯瞰すると読んで面白かったというカタルシスを持ちました。人によっては全然違う読後感を持つかもしれませんが。

30年前はベルリンの壁がなくなって、共産圏も資本主義化し、どんどん良くなると思ったら、民族問題や宗教の対立が表面化、テロ、戦争が増えてしまいまして、その責任が誰にあるかとかではないですが、もうちょっと進む方向を変えた方が良かった様な・・・というのは個人的な慨嘆ですが、ル・カレ氏もブッシュ氏やブレア氏に注文があるらしく、作中で名指しで怒っています。

書かれて10年くらい経ちますが、その後の現在(2019年頃)かってない不評のトランプ大統領が誕生したり、あまり良くない感じで右傾化が進んでいたり、貧困で低年齢の人が飢えを我慢させられたりと問題が山積しており、これから改善する希望も見えないので、どんどん悪くなっていくのかなぁとか思ってしまいました。今現在のル・カレ氏は何を思っているのでしょうか。

スパイ・謀略小説の大半は書かれた時の時事ネタを扱う物が多いので、経年で少し古くなりがちですが、本書の場合は劣化かた免れている様に思います。その理由が世界の不幸の為だとなんだかなぁとも思いますが・・・。

今読んでも示唆に富む現代史政治小説。是非ご一読を

上記は「サラマンダーは炎のなかに」の題名で出た際の感想です。今回読み直して、あまり感想は変わりませんでした。一回読んだ性か、前よりは読みやすくなっていた印象がありました。

この後も世界が混迷・混乱を極めておりますが、ル・カレが生きていたら今(2026年頃)のウクライナ戦争などをどう思ったか、気になります。そのネタでまた作品を書いたであろうと思われますが、その前に亡くなられて残念です。

日本での版元がまた元の戻りましたが、これも本国のエージェントが変わったり、何かしらの理由がありそうで、知っている方がいたら教えて頂きたいです。

二読三読に耐える現代史小説。是非ご一読を。
終生の友として 上 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:終生の友として 上 (ハヤカワ文庫NV)より
4150415315
No.1:
(4pt)

東西冷戦時代のストーリー

未だ読書中ですが、年を重ねると細かい描写や、登場人物が多く、なかなか読むのが難解です。
ル・カレの本は沢山読みましたが、今回はしんどい思いをしながらも楽しんでおります。
終生の友として 上 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:終生の友として 上 (ハヤカワ文庫NV)より
4150415315

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