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小説の評価:

4.00/5点 レビュー 34件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(5pt)

途切れない文章で一気に小説の真理を語り抜く

文章がほぼ途切れないまま200ページ以上を語り抜く作品。小学生の2人組が大人になっていく物語なのかと思って読みはじめたが、宇宙の真理的な方向に向かっていく。純文学的な作風であるが、展開自体の突拍子のなさはエンタメ作品の展開である。小説を読む行為は素晴らしい。小説を生み出す行為も素晴らしい。そこに意味を見いだすことに意味があるのだと、気付かされる。また、内海と外崎が対になっていることに後で気がついた。そこに意味があったのかと。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.13
(4pt)

小説って、読むだけで幸せになっていいんだ!

何のために小説を読むのか。文学は何のためにあるのか。世界の根源的なありようの中で、小説の言葉はどのような有用性を持つのか。
 主題は哲学的だが、物語はわかりやすく具体的だ。そこがいい。
 ただし、終盤につれてストーリーはシュールになり、ファンタジックになっていく。まるで村上春樹の小説みたいに。このへんは、読者によって評価のわかれるところだろう。私も、内海と外崎という二人の青年が最後までリアルに物語を紡いでいってもよかったのかな、という気がする。
 付け足しだが、外村はどう見ても自閉スぺクトラム症候群の傾向が強いが、結局内海もおんなじだ。言語情報のアウトプットに真剣すぎるあまり、一言も書けないなんて。いい加減なことを書く自分を許せなくなるんだろうなあ。遊びで書けば楽になるのに。…ま、それができないから苦しいんだろうけどね。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.12
(3pt)

面白いけど

この先がどうなるか気になりドンドン読み進めたくなったけど、ちょっと不思議な感じの話だった
自分が感じ物が正しいかも分からない
だけど、こんな世界もあるんだと思えた
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.11
(4pt)

小説という題名の小説

二人の主人公、内海と外崎の姿に『サルでも書けるマンガ教室(愛称サルマン)』の相原と竹熊のイメージがダブった。著者の野崎まどセンセイといえば異星人とのファーストコンタクトがテーマのアンソロジーしか読んでない。小説はこの「小説」がはじめて。ふたりに絡んでくる髭先生を始めとする"注目すべき人々"の群れの中にあって、印象深かったのが"孫(厳密に言えばそうじゃないけど此処は便宜的に)"の存在。後半から終盤にかけて顕になっていくツンデレぶりに、ラノベを出発点としたといわれる著者のヒトとナリが窺えるみたいだ。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.10
(4pt)

ぶっ飛んでる

装丁を見てなんか芥川賞チックな読みにくい本かなと買いながらも敬遠して積ん読してましたが、今日手に取り一気に読破。(装丁の意味も読んでから納得‼︎)
びっくりしました。
個人的にはクリスティのそして誰もいなくなった、みたいなすごすぎて読了後ぽかんとして拍手もできないみたいな感じになりました。
もう一回読み直したい。ラストにかけてのとこから。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.9
(5pt)

小説、フィクションは何が面白いのか、それをフィクションで書いてみたらどうなるか

最後、なんかよく分からん部分、理解しきれない部分も多かったが、
それでもまあ面白かった、小説とは何かを考えた、それをフィクションで書いた、
というあたりでしか読めなかったが、まあそれでいいかなと。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.8
(2pt)

野崎まどさんの作品としては少し物足りなかったです

野崎まどのファンで、最新作ということで迷わず購入しました。ですが、これまでの作品にあったようなドキドキする展開や意外性があまり感じられず、読後感もやや淡白でした。
これまで読んだ野崎さんの作品の中では、正直一番刺さらなかったかもしれません。期待値が高かっただけに、少し残念でした。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.7
(2pt)

小説とは何なのかを考えさせられた

自分にとっての小説とは何なのかを考えさせられましたし、小説家の物語を書くことに対する想いと大変さを感じることも出来ました。小説家の方々が産み出した物語をただ楽しめている自分は幸せ者なのだと思いました。
でも正直この作品は読んでて面倒くさかったしそんなに面白く感じることもなかったです。自分は別に哲学的でもないし、もっと分かりやすい物語が好きだし、本を読んでて特に思い詰めることもないので読んでてイライラしました。
この本を読んで救われたと感じてる人もいるみたいだけど、ちょっとヤバいっすよ。本読んでる場合とちゃうで(笑)
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.6
(5pt)

読み終えたとき、ちょっと鳥肌が立った

最後4分の1ほどで、いったいどこに連れて行くのかと思いながら、頁をめくる手がとまらず、最後は全く予想外の着地だった。壮大な嘘を読んで爽快な気分になった。これぞまさに小説。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.5
(3pt)

序盤ワクワクした。

なるほど、当たり前の話。小説とは虚構ってことでしょ。でももう少しロジカルに作って欲しかった。外崎と内海のタイムスリップも虚構ならではで小説ならではだが、ファンタジーになってしまってちょっと落胆。でも面白い小説ではあったと思う。私には刺さらなかったが。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.4
(4pt)

読みづらいけど感動する

これは、「小説」を読む書く読んで心が意味を持ち、虚構が成立する。
だから、人は読み手と書き手に分かれたり混じったり。ただ、生きてるだけで意味がり心の内側があって世界が広がる。

最近、量子力学がもてはやされてると言っていいのか。でも、変な涙が後半止まらなくなり、内海くんと、外崎くんで笑い。
うん、生きてるだけでいいんだなって。励まされました。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.3
(3pt)

うーん、終わりがな

前半から中盤は引き込まれる。
謎めいた小説家と、主人公2人の学生時代は興味深いのだけど、加速度的に大人になって内容が薄くなっていく。

せっかくキャラ的に立っている現実社会が、ファンタジー混ぜたことによって色あせてしまった。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.2
(5pt)

“まだ嘘が無い頃、人生は一回きりだった。”

2024年、いちばん読んでよかった小説は、『小説』でした。

「小説とは何なのか」という途方もない問いに、真正面から向き合って、一つ明確な答えを出す物語。
「答えは君次第」とか「みんなそれぞれの解釈がある」とか、そんなぬるいことはしない。きちんとちゃんと明確な答えを出す。すごい。潔い。カッコいい。

小説を読み続ける/小説を読んだことのあるすべての人を肯定する一冊でした。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263
No.1
(2pt)

「小説を読む意味は何か?」というテーマは悪く無いのだけどいささか観念論に走り過ぎている感が

講談社タイガで発表していた「バビロン」が停まってから妙に寡作となった野崎まどの新作。

物語の方は墨田区で病院を経営する医師の息子として生まれた内海集司が小学校の図書館で別のクラスの児童である外崎から「竜馬がゆく」の感想を尋ねられた場面から始まる。

単純に「面白かった」と伝えるだけでは「竜馬がゆく」という作品の面白さを伝えきれないがクラスが異なる事で大した付き合いもない外崎に細々と語る義理も無いと思った集司は黙って「竜馬がゆく」の1巻を貸すがその一冊が外崎の思いもよらない読書欲を刺激する事に。

そんな形で付き合う事になった二人はある日教師から学校の近所に有名な小説家が住んでいるという話を聞きつけて大胆にもその家に忍び込む事に。敷地内に侵入したは良いがその先を考えていなかった二人は結局呼び鈴を鳴らすが出てきたのはモジャモジャ髭の得体のしれない男だった。

言葉に詰まった集司の横で髭の男に対して外崎が投げ掛けた「小説って書けるんですか?」という問い掛けを切っ掛けとして集司と外崎、そして名前もよく分からないモジャモジャ髭の小説家の先生との付き合いが始まるが……

うーん?野崎まどを追って10年以上は経つと思うのだけど、随分と作風が変わったなあという印象。作風が変化しているという印象は前作の「タイタン」でも感じ取れたけどもメディアワークス文庫や電撃文庫で発表していた頃とも「バビロン」とも明確に路線を切り替えて来た……といえば聞こえは良いかもしれんが率直に言うと観念論くさい。

物語の方は医師の息子として一方的な期待を寄せてくる父親を喜ばせる為に本を読み始めた内海集司とひょんな切っ掛けで知り合う事になった異常な集中力で本を読む以外は何かにつけて集司に頼りっきりの外崎という二人が本名すらよく分からないモジャモジャ髭の先生と関りあいになりながら長い付き合いを続けていく様を追っている。

218ページの本文のうち135ページ目まではおよそ「助走」と言って構わないかもしれない。文才の片鱗は見せながらもパッとしなかった外崎が高校の頃に髭先生に見せて貰った原稿にあてられて「小説を書きたい」と志す様になるまで傍で支え続けた集司が30歳近くになって外崎が初めて受賞するまでは完全に二人の関係を読者に印象付ける為にあったのだと言って良いかと。

外崎が社会に認められた事で集司が初めて自分が抱えていた想いに気付き、そのありったけを外崎にぶつけてしまった瞬間からこの物語は加速を始める。

「小説を読んで何かしたいと言ったか」
「小説から得た物で現実を変えたいと言ったか」
「俺は読みたいだけだ」
「駄目なのか」
「それじゃ駄目なのか」
「読むだけじゃ駄目なのか」

……集司が外崎に投げ掛けた問いは長い付き合いを続けた友人にぶっすりと突き刺さるのだけど、より深く突き刺さるのは読者の方じゃ無いかと。少なくとも自分は、読んで偉そうに感想もどきを吐き出すだけで自分では書こうとしない俺にはぶっすりと刺さったぞ?

上で後半まで延々と助走が続くと申し上げたが、逆に言うとこの集司が想いを吐露する場面の効果を最大化するという意味で二人の長い付き合いは語られる必要があったと思ったしこの場面を味わえただけでも本作を読む意味はあると思う。

そこから先は集司に思い切り感情移入して「酷い事を言ってしまった、どうしよう」と蒼ざめながら読む羽目になったのだが……ここから物語は思わぬ方向へ。

姿を消した外崎を追って集司ははるかアイルランドまで飛ぶのだけども、話がここからティル・ナ・ノーグに代表されるケルト神話の世界にぶっ飛んでいくので正直面食らった。サスペンスからユーモアものまで幅広い作品を書いてきた野崎まどだけどリアリティラインは割と安定した作家だと思っていただけにシームレスにファンタジーの世界へと飛んで行っちゃうとは予想外。

いや、面食らうという意味ではこの作品最初から文体が異様にシームレスなのである。冒頭の芥川龍之介の世界から小学生の集司の視点に飛び、そこから時間が巻き戻って集司の父親の話が始まったりと意図的に読者を振り回す様なスタイルなので慣れていないときつい……いや、むしろ野崎まどの文章とはこうであると固定観念に囚われている分、既存の読者の方が文体についていくのにキツい部分があるかも。

この四方八方に振り回されるような物語の果てに集司とその視点を借りている読者は「小説とは何か?」「小説を読む意味は何か?」という問答へと誘われる訳だが……まあ、観念論の世界が一方的に展開されるので「これ『小説』なんだろうか?」といよいよ目を白黒させる羽目に。

観念論めいた問答が好きという人も世の中にはいる事を否定するものでは無いし、どうしても抽象的な論議を交わす場面が避けられないという作品もあるのだろうけど野崎まどがこういった世界に旅立ってしまうとは思ってもみなかった。

メディアワークス文庫で発表していた諸作品や「バビロン」のイメージで手に取ったら相当に頭を抱えそうな作品。野崎まどの進むべき方向ってこれだったのかなあ、これで良いんだろうか、と読み終わって不安になってきた事だけは申し上げない訳にはいかないだろう。
小説 Amazon書評・レビュー: 小説より
4065373263