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ひまわり
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ひまわりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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本はきれいでした それに本の内容もすごく良かったです あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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圧巻でした。 すごくよかったです。 最近読んだ本の中ではダントツでした。 おすすめの1冊ですね。 | ||||
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良い作品 | ||||
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偶発的な事故で重度障害者となった主人公のひまりが、わずかな希望を見つけて、挑戦していく姿は胸が熱くなりました。特に司法試験中にヘルパーのヒカリが主人公の側で試験をサポートできなくて、もどかしい場面は2人の思いがこちらにも伝わり、泣けてきました。主人公の持ち前の機転やコミュニケーション力、周りのサポートで乗り越えていく姿は帯の「人生応援小説」に相応しく、パワーをもらいました。 フィクションであるものの音声受験で司法試験を合格された方が実在するとは知らず、勉強になりました。 | ||||
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スラスラと読みました。 考えさせらる事がたくさんあ ります。 ぜひ、映画にしてもらいたいです。どんな事だったのかわかりやすくなると思います。 | ||||
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まず、著者のプロフィールに目を引かれた。東大法学部卒で、弁護士をしながら「このミス」大賞を取り、小説家になった。 そんな経歴を持ち、モデルになるような人物もいたからこそ書けた小説だろう。 主人公は朝宮ひまり。大学を卒業して商社に勤めていた。そこで10年以上経ち、33歳の時、交通事故に遭う。頸髄を損傷し、手足を動かせなくなり、肩から下の感覚もなくなった。リハビリすれば少し良くなる可能性もあるが、障害を負ったひまりのショックは大きかった。 容体が落ち着いてリハビリを始めるのだが、これがきつかった。上半身を起こしてもらって座位になるだけで気を失いそうになるのだ。そして、Nリハビリセンターというところに行って本格的なリハビリを始める。 そのおかげで、指先を多少動かせるようになり、自分で車椅子を漕いで移動できる程度には回復した。しかし、しばらく経つと、自分が回復する限界も見えてきた。 その後、退院して自宅に戻ったが、働いていた商社は雇い続けることはできないという考えだった。職探しをしたが、重度の身体障害者が働ける会社は見つからなかった。 そんな時、幼なじみの額田(ぬかだ)レオと会い、弁護士になるように勧められる。最初は驚き、本気で検討しなかったが、就職活動もうまくいかず、弁護士なら自営業だし、人と接するのも好きなのでいいかなと思うようになった。 試験や面接などを受け、法科大学院に無事に合格した。 しかし、ロースクールは甘くない。朝8時半から夜6時半まで授業を受ける。帰宅後と土日はずっと勉強。もちろん、司法試験はさらに過酷である。 RPGのように、努力して人が成長していく物語が好きなので、すごく楽しめた。自分ももっとチャレンジしていかなければという思いを新たにした小説であった。 | ||||
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『女の国会』が面白かったので、続けて『ひまわり』を読んだ。本って、こういうことをきちんと書くものだと教えられた。重度障害者について、知らないことが実に多かった。重度障害者に対する先入観が全く違っていたことを思い知らされた。そして、人間ってすごいなぁと思わせてくれた。実際のモデルがいると知って、余計驚いた。 商社で10年近く働き、小麦の担当をして、世界を飛び回っていたひまり。33歳、出張帰りの途中で、交通事故に遭い、頸髄損傷。四肢麻痺を抱えることになった。何が起こったのか?なぜ私が?と思うひまり。意識はしっかりして、話すこともできるが、首から下は全く動かないのだ。ひまりの戸惑い、苛立ち、苦しみ、そして怒りが丹念に描かれる。それでも、ひまりは自分が何をすべきかを考え、ポジティブシンキングに行動する。 まず、座ることから始める。アームエルゴメーター、ティルトテーブル、LLBなどの助けを借りて、リハビリに励む。同じ病室にいる人から、冷たくあたられる。また、リハビリを諦める人もいる。そんななで、ひまりは商社に復帰するための努力をする。有給、休職期間(2年)を使っても、身体は回復しない。それでも、音声入力ソフトを使って、自分の回復状態をレポートする。24時間介護の状態で、退院後、リフォームした実家に戻る。母親の負担は大きく、腰を痛める。そして父親は定年後、仕事をしていたが、ひまりの介護をする。しかし、父親も転倒して骨盤を痛める。ひまりは、孤立する。 そんな中で、重度障害者でありながらバイタリティあふれる安城のアドバイスをもとに、自分で切り開いていく。 商社の復職が叶わず、職を探すために赴いた区役所の障害者支援課では、貯金がなくなったら、生活保護を受けて、ゆっくりと生きたらいいと言われる。ひまりは、それは人間らしい生き方ではないと思う。重度障害者にとって、社会は優しいようで優しくない。働くことができないことは実につまらないことだとひまりは思う。どこの会社も雇ってくれないなら、自営業でやるしかないと決意する。24時間介護体制という状況でも、自立して生活しようとする。 口が使え、言葉で繋がることができる。そして、おさななじみのレオが検察官をしていて、弁護士になったらいいよという言葉に勇気づけられ、弁護士の勉強を始める。ロースクールの受験、ロースクールの勉強、とにかく、自分で六法全書のページも捲れないのだ。そんな中で、ヒカリというヘルパーと出会う。ヒカリは、おじいちゃんの介護をしてきたので、ひまりのやってほしいことがよくわかっていたが、法律のことは全く知らなかった。でも、大学に行きたいという意思は持っていた。遅刻癖もあった。でも、ヒカリは、ひまりをサポートする。 司法試験を受けるには、音声ソフトを使うことができないと言われる。ひまりは、使えるように頼むが、前例がない。弁護士試験を受験したら、検討すると言われ、ひまりは予備試験を受ける。そこで、音声ソフトが使えないと全く時間不足になることを実際示し、音声ソフトの使用が認められる。これは、すごいね。それは、ロースクールの教員の真鍋弁護士が、「あなたは言葉のプロ、法律家になるんでしょう。言葉の力を信じなさい。言葉があるかぎり僕たちはつながれる。交渉するんですよ』という。 そして、過酷な司法試験。ひまりは、その試験時間を切り抜ける体力がないのだ。それでも、工夫してひまりは、過酷な司法試験を受け抜く。あぁ。すごいなぁ。この長い小説。読んで、なぜか励まされることが多かった。言葉が話せるって、重要なことだと再認識した。最近あまり話さなくなっているなぁ。いい本だった。本って、こういうことを書くもんだ。自分の置かれた環境で、自分の持つもので、最大限花を開かせる。人間て、すごい存在だ。 「言葉は私の最後の砦。言葉があるかぎり、私たちはつながれる」とひまりはいう。 この物語のすごいのは、幼馴染のレオが、ひまりに結婚してくれというところだ。なんというドラマチックのことだろう。一緒に人生を共にしたいと想いは、熱い。いい本を読んで、勇気づけられた。 | ||||
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最初から最後まで没入し、一気に読んでしまいました。涙なしには読むことが出来ません。感動してしまいました。 小説のように上手くいかない、サクセスストーリー、現実は厳しいと意見もあると思います。 しかしながら、小説を通して障害者の立場を知ることが出来ました。 また、人としての生き方を学ぶことが出来ました。 続編を期待したいです。 | ||||
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この本を読んでから2か月になります。 感化されて突発的に始めた法律の勉強(行政書士)はまだ続いています。 法律とはただの規則ではなく、人類が少しずつ試行錯誤で築き上げた、血の通ったものです。 法律の知識を身に付けて自分がどうこうなるとは思いませんが、それでも法律を切り口にすることで、今までと違った社会の景色が見えるのではないかと期待しています。 | ||||
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一気に、そしてまだ半分までしか読んでないのですが、後半読むのが待ち切れない。待てない。 そして読み終えるのが寂しい。もっともっと”ひまり”の物語を読んでいたい。ずっと。 前半少し物語が軽い?かなと思ったのだけれど、いやいや、そんなことはなかったよ。新川帆立、恐るべし才女なり。読むべし。 | ||||
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商社に勤務して溌剌と仕事をしていた33歳の女性が、突然交通事故に遭い、頚髄を損傷して四肢麻痺になる。そこからリハビリを頑張り、就職活動をしたり、司法試験を受ける物語。 主人公のひまりが、リハビリ、復職、就職活動、ロースクール入学、司法試験など、何かしようとするたびにどれほどの壁が存在していたか。 その壁を周囲に助けられながら、一つずつ乗り越えていくひまりにエールを送りたくなるくらい、勇気をもらいつつも感動の物語だった。 事故直後は体を起こすことさえままならず、地道に座位訓練と関節可動域訓練から始めていく。 少しずつ体が動くようになっても、ある程度までいくとリハビリしてもこれ以上改善しない、現状維持が精一杯というところに行き着く。 そんな現実に絶望感しかなくて、できないことを受け入れる過程はとても切なかった。 リハビリ医の先生が言っていた「安静は麻薬です」という言葉。 「安静にしていれば楽で気持ちがいい。しかもすぐに悪影響は出ない。でも確実に、活動ができなくなっていく。どんどん動けなくなって、楽しいことも嬉しいことも減っていき、患者さんを支える周りの人の負担も増えていく。どこかで覚悟を決めて、自分のことは自分でやらなくちゃいけない」 改善するなら希望がもてるが、現状維持が精一杯な状況でどこまで頑張れるのか。 やっと退院して元の職場に戻ろうとしたり、就職活動を始めても「前例がない」、「ヘルパーがつくと守秘義務に抵触する可能性がある」、「何かあったらどうするのか」といった壁にぶつかる。 よく分からないものは怖くて面倒くさい。 24時間要介護の人間は人のお世話になって静かに暮らしていればいい。 自分なら誰かの役に立てる、誰かの力になれると信じていても、「障害者」という現実が立ちはだかる。 そんな中、ロースクールの真鍋先生に言われた言葉がひまりを救う。 「言葉の力を信じなさい。言葉があるかぎり私たちはつながれる」 言葉の力を信じて、音声入力ソフトが使用できない前例に立ち向かったり、司法試験に必須の六法全書をめくったことすらない介助担当者と接したり、就職活動に挑んだりする展開は胸が熱くなった。 そして、もう一つ大事なのが「ひまりなら、大丈夫」と励まして、信じてくれる人の存在。 そんな存在がいてくれるからこそ、何があっても頑張れる。 勇気と信頼と感動が詰まった珠玉の物語だった。 | ||||
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骨折をしてリハビリを受けたことがある方は多いと思います。 リハビリ中、本当に治って仕事に復帰できるのだろうかと不安を感じた方も少なくないと思います。 主人公のひまりは、不幸な交通事故で頸髄を損傷して重度障害者になってしまいます。 いくらリハビリをしても、元の仕事に復帰できるまでには回復できないことが明らかになってきます。 様々な葛藤や不安の中で、多くの人の助けを借りながら、紆余曲折を経て弁護士になろうと決心して、努力していく姿はとても感動的です。 人生には事故以外にもいくつもアクシデントがあります。 挫折しない人生などあり得ません。 そんな時、人は不安になり、孤独になります。 この作品は、そんなときに、それをどう乗り越えていくかを、ちょっとデフォルメしたお話を通して示唆してくれているように感じました。 より豊かに生きていくための元気がもらえる素晴らしい作品です。 | ||||
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この本は、障害の有無にかかわらず、老若男女を問わず手にとって欲しいです。 障害当事者の方、支える親近者、人生が一瞬で180°変わる体験を傍で一緒に歩み、生活を支えるヘルパー。 健常な人向けにできている社会を、何事にも希薄になりがちな人との関わりを、主人公の瞳を通して意味づけし言語化している。 知らないことも多く、学びを得ることも出来た。 ことばの力を信じる。繰り返しのフレーズは、人間社会の可能性を示唆しているように思えた。 タイトルがひまわりなのもいい。 自由と正義とは。考えさせられる本です。 | ||||
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突然の交通事故により頸髄損傷を負い、四肢麻痺なった主人公ひまり。身体的、精神的、社会的な困難が受傷後から津波のように襲ってくる。しかし、ひまりは種々の困難を様々な人の支えと助言を得て、言葉を最後の砦として道を切り拓いていく。社会に拒絶されるという絶望に何度も打ちひしがれながら、それでも一歩一歩進んでいく姿は自分には眩しすぎると感じるほど。自分ならきっとすぐに折れてしまうと思う。家族やレオ、学友たちの支えも素敵ですが、勉強と苦楽を共にしたヒカリとの関係、後半でのやり取りにはじわっと目が潤みました。 | ||||
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今まで読んできた本の中で一番心揺さぶられた。怠惰な自分を恥じた。諦めてた事に挑戦したくなった。 | ||||
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書店の平台でも目を引くその装丁の通り、読後に鮮やかな元気な気持ちになる、そんな素晴らしい本でした。 あとがきを読むまで菅原崇さんという、実際に交通事故で重度障害者になり、その後弁護士になられた方がいたことすら知りませんでした。その方の体験がベースになっているだけに、単なるフィクションとは感じませんでした。重度障害者の方々の苦悩や苦闘が丁寧に描き出されています。と同時に、こんなにも世の中が重度障害者の方々にとって生きづらいのかということも少しですが知ることができました。今では重度の障害をもった国会議員もいます。それがどれほど意義があり大切なことか、本作とは直接の関係はないことですが、そんなことも考えながら読み進めました。 何度も読み返して、元気や勇気をもらいたい傑作です。 | ||||
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こういうのは素直に読まなきゃ楽しめないのは分かっている 気合いの入り具合はページ厚からも充分伝わるし 何を伝えたいのか広く知って欲しいのかも理解する …が、辛い 動けない人間がやる気をだして活動的になればなるほど 身内のタスクが際限なく増えるのを知ってるから たまに来て手伝う人の「よかれの提案」は 「じゃあまたね」と帰る場所を持たない人間を潰すから 介護は他人に仕事として任せるのが一番いい が、直雇いで手配できても個人雇いではその介護者には社保もない 雇用保険もない労災もない 何年勤めようと退職金もないという悲惨な話になる もともとプラプラしてたんだからいいでしょ方式であれば それはそれで都合いいのかも知れんが 雇用している労働者の待遇条件に思い至るのはいつになるだろう いずれにせよ潤沢な貯金と保険金と賠償金がある人にしか出来ないけれど それがあるからこそパイオニアになる余地が生まれる なにかを変えて行くのはそういう人の役割なんだろう あなた「なら」大丈夫。に類する言葉が 勲章なのか 絶望なのかは本人次第なんだなと | ||||
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突然、交通事故にあって重度の障害を負った朝宮(あさみや)ひまり。絶望的に困難な状況にもめげることなく、持ち前のガッツで高いハードルを乗り越えていくひまりに、勇気をもらいました。 また、ひまりをサポートする周りの人たちとひまりの心の交流、気持ちがしっかりと繋がり合う姿にも、胸が熱くなりました。 なかでも、ひまりのヘルパーとして彼女を支えるヒカル(渡辺 光)のキャラがナイスで、ヒカル自身が変わっていく姿にも、ぐっと来ましたね。胸に明かりがぽっと灯るような、そんな気持ちになりました。 単行本表紙カバーのひまりを描いたイラスト(装画は、eri さん)も、彼女のイメージにしっくりと合ってるみたいで、良かったです。 | ||||
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著者本人の出来事の様に詳細に麻痺している身体を訓練する描写に自分が体感している様な錯覚に何度も落ち入りました。目的に向かって進む主人公に勇気をもらいました。 | ||||
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バリキャリ33歳の夏、頚髄を損傷し、24H要介護の重度身体障がい者に。 過酷な生活を続けつつ、自立し、困っている人を助けるために弁護士を目指す。 「だって私、生きてるんだもん」と、アグレッシブに”言葉の力”を信じて。 弁護士バッジの「ひまわり」、自由と正義を追い求めることにあるんだ。 ハンディキャップを背負い、必死に、アツく前に向かっていく姿に、つい落涙す。 | ||||
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