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ぼくの家族はみんな誰かを殺してる
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ぼくの家族はみんな誰かを殺してるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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』を読んだときにも、富永氏の鮮やかな翻訳に感嘆したことを思い出しました。 今回の訳文も大変読みやすく、バタ臭さは一切感じられません。原著の英文に照らしてみましたが、良い意味で“飛ばした訳”になっていて、違和感がないのです。 Witty repartee is not well serviced by truth「気の利いた台詞も真実の前では形無し」 She caught herself in a sob「声が涙に呑まれ」 More than anything, but「~したいのは山々だが」 こんな具合に、こなれた日本語に助けられ、文庫本で500頁の長編小説も難なく読むことができました。 . | ||||
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古典ミステリを思い出す面白さ。最後にきっちり回収してくれて、もう一度読み返したくなる。そういう作品だと予め聞いていたので「騙されないぞ」というつもりでじっくり読んだのだが、それでも見逃していたところが多かった。 犯人はわかる人はすぐわかると思うが、それを措いてもメインの事件以外の謎、タイトルの回収、ウィットに富んだ語り口で楽しませてくれる。軽妙な語り口で、ミステリとしては古典的なのに決して古臭くはない。 本国では第2弾が出ているらしく、そちらもぜひ読んでみたい。 | ||||
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久々に家族で再開する為、雪山に集まった家族に殺人が起こり・・・というお話。 著者の方は最近のミステリを読んであまり感銘を受けなかったので、アガサ・クリスティなどの30年代に本格推理小説を読んだら面白く、それを現代で展開したらと思って書いたそうですが、そういう感じの作品になっております。 登場人物が多く、その属性、キャラ、名前を把握しながら読む進むのが大変ですが、その辺も昔のミステリらしかったです。 錯綜する謎、二転三転するプロット、最後の謎解きと、黄金時代の推理小説を彷彿とさせる展開には、若い頃学校の図書室で読んだジュブナイルのミステリっぽく、素直に楽しめました(探偵役のアーネスト・カニンガムという名前もマージョリー・アリンガム風ですよね)。 かねがね、欧米の推理小説は、謎解きよりも小説として深化する方向に向かっている感じがしておりましたが、この著者の方みたいに、謎ときなどに重きを置く作家もいらっしゃる様で、個人的には嬉しいです。 黄金時代の本格推理小説を彷彿とさせて、素直に楽しめる作品。ぜひご一読を。 | ||||
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