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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全223件 141~160 8/12ページ
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| 犯人が最初になんとなく目星がつくのが、この方の書き方でしょうか? そんなことはまあいいとして、面白かったです。 白鳥が出てくるのが遅いかな?とは思いましたが。 どなたかも書かれていましたが、面白いけれど、地に足のついてない感じも少々。 奥歯でぐっとかみしめられないような。処女作だからか、 それともこの方の作風かわかりませんが。 でもエンタメ小説として、とても面白かったです。 | ||||
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| 「あー、やっぱりね」と納得させられる犯人像だった。 上巻を読み推測した犯人や犯行動機を、理詰めで納得させてくれた感じである。 この辺りから結末までの描写は丁寧で、読み応えがあった。 上巻より評価が高いのは、こうした描写の違いと結末の後味の良さが理由である。 | ||||
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| 心臓手術バチスタを専門とする「チーム・バチスタ」は これまですべての手術を成功してきた。 しかし急に術中死が連続して起きてしまう。 チーム・バチスタのトップ、桐生医師は不審を抱き、 院長にチームの手術の調査をおねがいする。 そこで万年講師で外科は門外漢の田口医師が調査にあたるが。。 すっごいおもしろかったです。 医療モノは難しそう、となかなか手がでなかったのですが、 読んでよかったです。 天才外科医桐生をはじめとして、義理の弟鳴海医師や 語り手担当の田口医師、高科病院長などのキャラがすごくかっこいい。 内容的には、医療関係のむずかしめのお話が入っていますが 語り口調が親しみやすいので、楽しんでよめました。 推理小説は犯人を自分で推理するのが楽しみ、という医療素人の人以外なら 誰にでもおすすめできる感じの本でした。 | ||||
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| 久しぶりに「面白い」と思える小説に出会いました。 通勤電車の中で読んでいてあわや乗り過ごしそうになった、というめったにできない経験をしたほど文章に力がありました。 主人公の脳内で”ゴキブリ”に例えられる登場人物のある種の傍若無人ぶりや、ゴキちゃんと繊細な天才外科医ブラザーズの対決(これは下巻での話です)など、エンドマークへ向かっての走り具合がまた絶妙です。 是非、上下巻を買い揃えてから、またできれば2冊とも手元に置いてから読み始めることをお勧めします。下巻だけ買い忘れて在庫切れなどの憂き目にあうと後悔しますし、私のように通勤の往路で上巻を読み終わってしまうと、一日イライラします。 | ||||
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| 大学病院のバチスタ手術で、あるときから患者の死が続く。 執刀は気鋭の天才外科医のバチスタ手術チーム。 不運なのか、自己なのか、あるいは殺人なのか、 それを見極めるために、万年講師の田口と「ロジカル・モンスター」白鳥が動き出す。 ミステリーとしても良かったですし、 大学病院という組織政治などもリアルに表現されているところも秀逸だと思います。 個人的には、白鳥が田口に言う、「少しは自分の頭で考えなよ」という台詞がつらかった。 自分を田口に重ねて読み進める中で、 田口の思った疑問(私も疑問に思うことも多い訳で)に対してこの台詞。 白鳥のロジック展開を見ていくだけでも引き込まれてしまう小説でした。 | ||||
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| 宝島社の「このミス」の大賞賞金は1200万円である。 映画の版権などの諸権利はすべて宝島社にあるそうだ。 それにしてもいい買い物をしたものだ。 | ||||
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| 上巻ではわからぬ謎ときが、下巻で、徐々に、絞りこまれ、明かされていく。明かされた内容は、確かに上巻で、伏線がはられ、そう解釈できるヒントがちりばめられている。説得力のある構成だ。 | ||||
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| 宝島の第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品です。 このミスでは「四日間の奇跡」で騙されたのでもう読むまい・・・と思ってたのですが、映画のCMを見てたら読みたくなりました(^^;) 病院の手術室という密室、しかもその様子は録画もされるし沢山の人の目がある。 でもこの作品のミステリーは、本当に殺人なのか?そして殺人なら何の為に?というところでしょう。 作者が現役の医師だそうで、臨場感はたっぷりありました。 あとは、途中で出てくる白鳥のアクの強さったら。 途中、あまりに難しすぎてダレてしまうところもあります。 それと最後が尻すぼみだったかな。 でも面白い作品だと思います。 続編もあるみたいなので読んでみたいと思います。 | ||||
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| 医療界を舞台にし、実際に現場で働く人ならではの観点で描かれた傑作ミステリーだと思う。 さりげなく現代の日本における医療問題も描かれており、そこが作品に更なる深みを与えている。 ただ強いて言うと、白鳥というキャラがいかにも作られた感じがしたのが惜しい点というところだろうか。 続編も楽しみになった作品である。 | ||||
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| 文章は軟らかいが、内容は新本格派真っ青。 非常に面白く、ぐいぐいと小説世界に引き込まれていく。 電車とかの空いた時間に読んでいるが、すぐに小説の世界に入っていける本ということでは、バッテリー以来。 医療の専門用語なんかも気にせず読める。 これらは、物語に余分なところはスパッと切り取っているからだろう。 これから下巻だが、どうなるか楽しみである。 今のところ、褒め言葉しか浮かんでこない。 | ||||
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| 「チームバチスタの栄光」から、海堂ワールドに引きずりこまれ、そして「ブラックペアン1988」まで“読まされた人”は僕以外にも沢山居るのではと思います。 それくらいこの「チームバチスタの栄光」には、人をひきつける力があります。 後書きか、どこかのレビューか、どこかの掲示板か、どこに書いてあったかは、忘れてしまったのですが、“犯人”という意味での、どんでん返しや、ミステリー性はほとんどないです。 ただ、この作品は犯人を見つけるまでの過程に醍醐味があると言えると思います。 作中で使われる言葉も(医療用語を除く)結構難しい言葉が多かったりして、 普段、本と向き合うことが少ない人には少し理解し難い部分があるかもしれませんが、 辞書を片手に持ってでも読んだ方が良いと、自信を持って言える作品です。 | ||||
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| 医療関係の知識もなく、もちろんバチスタも「バリスタの話?」かと思うくらいの私でしたが、 ほんと一言で言って「おもしろい!」 登場人物が結構多いが、ひとりひとりが個性的で印象深く、 だれだっけ?なんて、前半ページを振り返ることが全くない! 著者がお医者さんだからか、手術中に死亡してしまう話であるが、 淡々と扱われているので、いい意味で悲しくならない。 そして、推理小説としても、最後まで犯人が全く分からない。 ほんとにおもしろい作品です。今年No.1だなぁ。 | ||||
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| 単刀直入に結論から述べるならば面白い.登場人物が多いのにもかかわらず,彼らが記号化されてはいない.人物描写が掘り下げられていていることで,深みある話となっている.皆生きているのだ.また話も概ね対話に終始しているのだが,それでいて飽きさせない.時折出てくる手術シーンは迫力満点.全体に対するいいスパイスとなっている. シリーズ化されているようなので,機会を見つけて全部よんでみたい.もっとも文庫化されてからになるだろうけど・・・ | ||||
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| バチスタの意味も本著を読むまで知らなかった私ですが、物語の中に引き込まれました。この上巻ではバチスタ手術で連続して3件起こった術死事件の真相を確かめるために病院長から調査を依頼された主人公・田口がチームバチスタの関係者を聞き取り調査行いその後手術に立会い実際に術死事件が起こってしまうところまでが収められています。チームバチスタのメンバーはどの人も個性的でこの術死事件の結末が気になって仕方ありません。ということで、下巻へ読み進めたいと思います。 | ||||
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| 強烈なインパクトのある作品で、一気に読んでしました。 キャラクター、ストーリー、そして、そこにある緊迫感、リアリティと、どれを取っても最上級の作品でした。おまけに、現代医療の抱えている闇の部分をも表面化してゆくというテーマの面でも素晴らしい作品でした。 この本を読む上で先ず印象に残るのが、探偵役の白鳥圭輔である。一見常識はずれな言動を見せながら、“ロジック・モンスター”ぶりを発揮して、緻密な推理を組み立てて行きます。その相棒であるワトソン役の田口公平との凸凹コンビの組み合わせも魅力的です。 内容的にも、度重なる術中死が事故なのか、故意なのかという、その真実を求めて隠されたベールを一枚一枚剥がして行く手際のよさが、読み手を一層虜にしてゆきます。「手術室」という「密室」に近い状況の中で起こる「死」の真実は、読み進むものの興奮を誘います。 今年読んだミステリーの最高傑作の一つです。 | ||||
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| 上下巻のこの本を1日で一気に読んでしまった。 それくらい最後までスリリングな一冊だったと思う。 医療過誤というテーマの設定と新しい意味での 密室の殺意。 そして、一人一人際立った個性の主張。 だいたいストーリーが、面接(尋問?)の形を とっていて、そこで各個性を発揮するという 手法を取っている。 結末を迎え、そのテーマの社会性を問うと共に かっこよく消える現代のごきぶりホームズ。 そして、ワトスン。 シリーズにもなりそうな余韻を残す一冊でした。 姫宮さん(あだ名”氷姫”)なんていう 名前だけ出てきて登場していないキャラもいるし・・ (笑) | ||||
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| どのような作品をミステリーと定義するのか、自分でもよく分からないが、この本は、一読の価値はあるだろう。一昔前にはやったこてこてのミステリーではないので、純粋な犯人探しを楽しむ本ではないし、ハラハラ、ドキドキするような本でもない。読んでいくうちに、犯人はだいたい分かってしまう。むしろこの小説で楽しみたいのは、田口・白鳥を筆頭とした登場人物達のキャラクターであろう。この二人を中心に展開されていくストーリーは、十分なエンターテイメント性を備えている。これは、映画化される作品であるが、映画「トリック」でコミカルな役を演じた阿部寛が白鳥というのは、なかなかのハマリ役であると思う。本作品とあわせて、映画も楽しみたいところである。 | ||||
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| 超話題の本を文庫になるまで読まず、今さらおすすめするのも気が引けますが、未読のかたにぜひプッシュしたくて投稿します。もう、書き尽くされたことでしょうけど・・・ ★純粋に、おもしろい!! ★キャラクターが魅力。強烈キャラ、端正なヒーロー、クセのある面々・・・メインから脇役に至るまでよく書けている。 ★知らない世界にトリップできるのが読書の醍醐味。病院の内側が堪能できる。手術にまつわるあれこれ、医療問題、大学病院の政治的内幕などなどが、リアルに、実にわかりやく綴られている。 ★新人離れした安定感のある文章と、スリリングで一時も飽きさせないストーリー展開。ものすごく文章がいい、というのとは違うけれど、読みやすく、素直で好ましい。 ★エンターテイメントとして楽しめるのはもちろん、医療問題や、人の命、人の心といったテーマ、著者のメッセージも盛り込まれていて読み応えがある。何より人の命と真摯に向き合う「誠実さ」のようなものが全編に行き渡っており(俺=田口の人物造形の影響も大きい)、この点に好感がもてた。だから生々しい物語ながら、読後感がよいのだと思う。 評判だけは目にしていましたが、著者の出現がエンターテイメント界公募新人賞における事件だったこと・・・だいぶ遅れて実感しました! おすすめです! | ||||
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| 地の文で嘘をつかない、伏線はちゃんと拾う、というミステリーの基本をある意味拡大して(というかより厳しくして)、専門的な件(=一般の読者には嘘か本当か判断がつかないところ)でも嘘をついていないので、きちんと謎解きができます。しかも親切なヒントはいっぱいなので、ちゃんと読んでいけば唯一の結論にしかたどりつけないようになっていることに読後に気づきました。勘が良ければもっと早く犯人はわかるかな。ちゃんと頭を使いながら読めばよかった。 ミステリーとしてだけではなく、日本の医療界の矛盾をきちんと書き出している点も秀逸。 | ||||
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| 軽く読める。山崎豊子の「白い巨塔」や大鐘稔彦の「孤高のメス」と比べると筆力は落ちるが。 ただ一つ理解できないのは、神経内科学教室の万年講師である主人公の田口が担当しているのが不定愁訴外来、愚痴外来である点だ。私も現役の神経内科医だが、脳や脊髄、筋肉、末梢神経などの疾患の専門医である神経内科医がなぜ不定愁訴外来を担当するのかまったく理解できない。元外科医、現病理医の著者の神経内科に対する理解が不十分なのは明らかである。あえて言えば心療内科の方が少なくとも神経内科よりはましな気がする。しかしそう言えば全国の心療内科医の先生にお叱りを受けそうではあるが・・・ 後日、映画を見たが、主人公の田口が女医であっただけでなく、心療内科医になっていた。やはり、原作はどう考えてもおかしいということで変えたのだろう。そのうち、原作も田口が心療内科医になるかもしれない。 | ||||
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