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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 141~160 8/12ページ
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今年初めての徹夜本だった! 正月休みを利用して一気に読んでしまった。 一度読み始めると続きが気になって途中でやめる事ができない。 著者は現役の外科医であり、医学界ではAi(死亡時画像検索システム)の導入を訴え続けている人物だ。 日本では、術死した患者の解剖率がわずか2%と、先進国では断トツで最下位。 つまり残りの98%は、死因不明という事。 手術中の不幸な偶然なのか、医療過誤なのか、あるいは悪意ある犯罪なのか、わからないまま葬られているのが日本の現状。 著者は、医療現場のこの問題に対して警鐘を鳴らすために、この小説を書いたそうだ。 難しいテーマを内包しているのだが、小説としての娯楽性も見事に両立させている。 気軽に楽しめるのだが、重厚なメッセージも込められている。 これは、同じく医学博士である手塚治虫の「ブラックジャック」と共通する。 「ブラックジャック」も高い娯楽性と重いテーマを両立させている 新人のデビュー作でこれほど話題になり、大ヒットしたのは、馳星周の「不夜城」以来ではなかろうか? とにかく登場人物のキャラが立っていて面白い。 魅力的な登場人物が大ヒットの大きな要因になっていると思う。 他の作家には書けない医師ならではの問題提起と、魅力的なキャラクター。 この2つが海堂作品の魅力だと思う。 この作品以降も、白鳥・田口コンビシリーズを続々と書いているが、文学史に残るシリーズとなるように頑張って欲しい。 ここ数年の新人の作品では一番面白かった。 | ||||
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読みやすくてあっという間に上下巻読破してしまいました。内容的にも軽く感じました。しかしもしかしたらそれは私が医療関係者だからかもしれません。よく考えると結構耳慣れない専門用語なども出てくるので、読みにくく感じる方もいらっしゃるかもしれません。 麻酔科医の私としては「麻酔科の一般的なイメージはこんなものなのかな?」と少し複雑ではありました。 一応誤解のないように言っておきますが術中死が起きた場合真っ先に疑いをかけられるのは間違いなく麻酔科の誤薬や処置についてです。ですのでこの話は純粋にフィクションとしてお楽しみください。 | ||||
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医療事故の調査を命じられた門外漢の内科医田口の視点から物語は始まる。 鮮やかなまでの情熱を持つ桐生とチームバチスタ。 難解な専門用語はあまり気にならず、テンポのよいストーリー展開に ぐいぐいと引き込まれていく。小説としてちゃんと面白い。 大学病院が孕む多くの問題点を示唆しながらも その中で自分の居場所を見つけて生きていく田口に与えられた試練。 下巻への期待が大いに膨らむので上下セットでの購入をお勧めする。 ちなみに上巻でもっとも印象に残ったのが回想シーンでの高階教授の言葉である。 「ルールは破られるためにあるのです。そしてルールを破ることをことが許されるのは 未来に対して、よりよい状態をお返しできるという確信を、 個人の責任で引き受けるときなのです」 | ||||
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医療小説という事で内容を知らないまま敬遠していたが、あまりにも売れているので買ってみたら面白い!サスペンスとは知らなかった。しかもキャラも濃く、ストーリーも引き込まれていきます。医療用語はかなり説明はあるものの、素人の私にはまだ少し難しかった^^;でもビデオで『ER』や『白い巨塔』見ていのでだいぶ助かりました。後半は一気に展開して行くので、あっという間に読み切ってしまいました。 | ||||
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犯人が最初になんとなく目星がつくのが、この方の書き方でしょうか? そんなことはまあいいとして、面白かったです。 白鳥が出てくるのが遅いかな?とは思いましたが。 どなたかも書かれていましたが、面白いけれど、地に足のついてない感じも少々。 奥歯でぐっとかみしめられないような。処女作だからか、 それともこの方の作風かわかりませんが。 でもエンタメ小説として、とても面白かったです。 | ||||
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「あー、やっぱりね」と納得させられる犯人像だった。 上巻を読み推測した犯人や犯行動機を、理詰めで納得させてくれた感じである。 この辺りから結末までの描写は丁寧で、読み応えがあった。 上巻より評価が高いのは、こうした描写の違いと結末の後味の良さが理由である。 | ||||
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心臓手術バチスタを専門とする「チーム・バチスタ」は これまですべての手術を成功してきた。 しかし急に術中死が連続して起きてしまう。 チーム・バチスタのトップ、桐生医師は不審を抱き、 院長にチームの手術の調査をおねがいする。 そこで万年講師で外科は門外漢の田口医師が調査にあたるが。。 すっごいおもしろかったです。 医療モノは難しそう、となかなか手がでなかったのですが、 読んでよかったです。 天才外科医桐生をはじめとして、義理の弟鳴海医師や 語り手担当の田口医師、高科病院長などのキャラがすごくかっこいい。 内容的には、医療関係のむずかしめのお話が入っていますが 語り口調が親しみやすいので、楽しんでよめました。 推理小説は犯人を自分で推理するのが楽しみ、という医療素人の人以外なら 誰にでもおすすめできる感じの本でした。 | ||||
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久しぶりに「面白い」と思える小説に出会いました。 通勤電車の中で読んでいてあわや乗り過ごしそうになった、というめったにできない経験をしたほど文章に力がありました。 主人公の脳内で”ゴキブリ”に例えられる登場人物のある種の傍若無人ぶりや、ゴキちゃんと繊細な天才外科医ブラザーズの対決(これは下巻での話です)など、エンドマークへ向かっての走り具合がまた絶妙です。 是非、上下巻を買い揃えてから、またできれば2冊とも手元に置いてから読み始めることをお勧めします。下巻だけ買い忘れて在庫切れなどの憂き目にあうと後悔しますし、私のように通勤の往路で上巻を読み終わってしまうと、一日イライラします。 | ||||
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大学病院のバチスタ手術で、あるときから患者の死が続く。 執刀は気鋭の天才外科医のバチスタ手術チーム。 不運なのか、自己なのか、あるいは殺人なのか、 それを見極めるために、万年講師の田口と「ロジカル・モンスター」白鳥が動き出す。 ミステリーとしても良かったですし、 大学病院という組織政治などもリアルに表現されているところも秀逸だと思います。 個人的には、白鳥が田口に言う、「少しは自分の頭で考えなよ」という台詞がつらかった。 自分を田口に重ねて読み進める中で、 田口の思った疑問(私も疑問に思うことも多い訳で)に対してこの台詞。 白鳥のロジック展開を見ていくだけでも引き込まれてしまう小説でした。 | ||||
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宝島社の「このミス」の大賞賞金は1200万円である。 映画の版権などの諸権利はすべて宝島社にあるそうだ。 それにしてもいい買い物をしたものだ。 | ||||
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上巻ではわからぬ謎ときが、下巻で、徐々に、絞りこまれ、明かされていく。明かされた内容は、確かに上巻で、伏線がはられ、そう解釈できるヒントがちりばめられている。説得力のある構成だ。 | ||||
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宝島の第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品です。 このミスでは「四日間の奇跡」で騙されたのでもう読むまい・・・と思ってたのですが、映画のCMを見てたら読みたくなりました(^^;) 病院の手術室という密室、しかもその様子は録画もされるし沢山の人の目がある。 でもこの作品のミステリーは、本当に殺人なのか?そして殺人なら何の為に?というところでしょう。 作者が現役の医師だそうで、臨場感はたっぷりありました。 あとは、途中で出てくる白鳥のアクの強さったら。 途中、あまりに難しすぎてダレてしまうところもあります。 それと最後が尻すぼみだったかな。 でも面白い作品だと思います。 続編もあるみたいなので読んでみたいと思います。 | ||||
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医療界を舞台にし、実際に現場で働く人ならではの観点で描かれた傑作ミステリーだと思う。 さりげなく現代の日本における医療問題も描かれており、そこが作品に更なる深みを与えている。 ただ強いて言うと、白鳥というキャラがいかにも作られた感じがしたのが惜しい点というところだろうか。 続編も楽しみになった作品である。 | ||||
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文章は軟らかいが、内容は新本格派真っ青。 非常に面白く、ぐいぐいと小説世界に引き込まれていく。 電車とかの空いた時間に読んでいるが、すぐに小説の世界に入っていける本ということでは、バッテリー以来。 医療の専門用語なんかも気にせず読める。 これらは、物語に余分なところはスパッと切り取っているからだろう。 これから下巻だが、どうなるか楽しみである。 今のところ、褒め言葉しか浮かんでこない。 | ||||
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「チームバチスタの栄光」から、海堂ワールドに引きずりこまれ、そして「ブラックペアン1988」まで“読まされた人”は僕以外にも沢山居るのではと思います。 それくらいこの「チームバチスタの栄光」には、人をひきつける力があります。 後書きか、どこかのレビューか、どこかの掲示板か、どこに書いてあったかは、忘れてしまったのですが、“犯人”という意味での、どんでん返しや、ミステリー性はほとんどないです。 ただ、この作品は犯人を見つけるまでの過程に醍醐味があると言えると思います。 作中で使われる言葉も(医療用語を除く)結構難しい言葉が多かったりして、 普段、本と向き合うことが少ない人には少し理解し難い部分があるかもしれませんが、 辞書を片手に持ってでも読んだ方が良いと、自信を持って言える作品です。 | ||||
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医療関係の知識もなく、もちろんバチスタも「バリスタの話?」かと思うくらいの私でしたが、 ほんと一言で言って「おもしろい!」 登場人物が結構多いが、ひとりひとりが個性的で印象深く、 だれだっけ?なんて、前半ページを振り返ることが全くない! 著者がお医者さんだからか、手術中に死亡してしまう話であるが、 淡々と扱われているので、いい意味で悲しくならない。 そして、推理小説としても、最後まで犯人が全く分からない。 ほんとにおもしろい作品です。今年No.1だなぁ。 | ||||
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単刀直入に結論から述べるならば面白い.登場人物が多いのにもかかわらず,彼らが記号化されてはいない.人物描写が掘り下げられていていることで,深みある話となっている.皆生きているのだ.また話も概ね対話に終始しているのだが,それでいて飽きさせない.時折出てくる手術シーンは迫力満点.全体に対するいいスパイスとなっている. シリーズ化されているようなので,機会を見つけて全部よんでみたい.もっとも文庫化されてからになるだろうけど・・・ | ||||
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バチスタの意味も本著を読むまで知らなかった私ですが、物語の中に引き込まれました。この上巻ではバチスタ手術で連続して3件起こった術死事件の真相を確かめるために病院長から調査を依頼された主人公・田口がチームバチスタの関係者を聞き取り調査行いその後手術に立会い実際に術死事件が起こってしまうところまでが収められています。チームバチスタのメンバーはどの人も個性的でこの術死事件の結末が気になって仕方ありません。ということで、下巻へ読み進めたいと思います。 | ||||
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強烈なインパクトのある作品で、一気に読んでしました。 キャラクター、ストーリー、そして、そこにある緊迫感、リアリティと、どれを取っても最上級の作品でした。おまけに、現代医療の抱えている闇の部分をも表面化してゆくというテーマの面でも素晴らしい作品でした。 この本を読む上で先ず印象に残るのが、探偵役の白鳥圭輔である。一見常識はずれな言動を見せながら、“ロジック・モンスター”ぶりを発揮して、緻密な推理を組み立てて行きます。その相棒であるワトソン役の田口公平との凸凹コンビの組み合わせも魅力的です。 内容的にも、度重なる術中死が事故なのか、故意なのかという、その真実を求めて隠されたベールを一枚一枚剥がして行く手際のよさが、読み手を一層虜にしてゆきます。「手術室」という「密室」に近い状況の中で起こる「死」の真実は、読み進むものの興奮を誘います。 今年読んだミステリーの最高傑作の一つです。 | ||||
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上下巻のこの本を1日で一気に読んでしまった。 それくらい最後までスリリングな一冊だったと思う。 医療過誤というテーマの設定と新しい意味での 密室の殺意。 そして、一人一人際立った個性の主張。 だいたいストーリーが、面接(尋問?)の形を とっていて、そこで各個性を発揮するという 手法を取っている。 結末を迎え、そのテーマの社会性を問うと共に かっこよく消える現代のごきぶりホームズ。 そして、ワトスン。 シリーズにもなりそうな余韻を残す一冊でした。 姫宮さん(あだ名”氷姫”)なんていう 名前だけ出てきて登場していないキャラもいるし・・ (笑) | ||||
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