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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全223件 101~120 6/12ページ
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| 下巻の1/3あたりまで確かに根気がいるかもしれません。 ミステリーといっても起伏に乏しいし難しいし突然不愉快げな人物が 登場するし…しかし、そこからがこの作品の凄いところだと思います。 一気に加速がつき、最後は実に爽やかでよくできてるし、面白かった ですね。 あまり内容はいえませんが、登場人物が実に生き生きとしてきます。 特に全編通して桐生先生はいいですね。主役2人のキャラに作者は かなりインパクトを置いていますが、私は”桐生先生”こそこの作品 の第1の成功要因だと思います。だからタイトルはチーム・バチスタ の”殺人”でなく栄光になったのではないでしょうか。 | ||||
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| 文字数が少ないわりには内容も濃くスピード感があり楽しめた。 謎解きというよりはどちらかというと作者の社会に対する メッセージ性が強い思った。 本作品に関しては原作で楽しむべきだろう。 何故ならキーマンである田口と白鳥のやりとりが映像で楽しめるとは 到底思えないからだ。 全く新しいタイプのミステリーという意味で星5つに値する。 社会に対するメッセージ性が強く、医療分野の専門用語も 多いため、これ以外の氏の作品を読むつもりは今のところない。 どうでもいいことだが、読了後に作家の海堂氏の写真を見て 鳥肌が立った。 作品中でロジカル・モンスターと呼ばれている白鳥氏の見た目の イメージがまさに作者そのものだった。。。 | ||||
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| 作者の鮮烈なデビュー作。最近映画になった。映画は見ていないので何とも言えないが、こちらはお薦めできる。 ある医大でバチスタ手術(ある種の心臓切除手術の別称)の術死例が連続する。執刀医は日本の誇るエース外科医。不慮の事故か、何者かの故意によるものか。立ち込める謎に立ち向かうのはゴキブリを想起させる(と作品で書かれている)厚生労働省のエキセントリックな官僚(白鳥)と、うだつの上がらない精神科のしょぼい中年医師(田口)。このコンビのやり取りは、ほとんど漫画である。パートナーが医師であるところはホームズと同じだが、名探偵の方は随分と違う。ワトソンが質問し、ホームズが答える、というのではなくて、白鳥がぼけて田口が突っ込む、という仕立てになっている。 事件の動機などの描写は非常に弱いと思うし、事件の構成についても不満が残るが、何せキャラが立っているので漫画的にすすっと読みきり、予定調和的結末にカタルシスを覚える。例えば『陰日向に咲く』を読んだときみたいに近い。「話芸+ミステリ」として読める。 筆者が楽しんで書いている様子が想像できる(これ結構大事かも)。 | ||||
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| 映画化され、テレビでもずいぶん取り上げられていたので、すべての登場人物が映画のキャストと重なって、すらすら読めた気がしています。ちょっと登場人物が多いので、彼らのキャラを立たせるために上巻の展開が必要だったのでしょうが、下巻で白鳥が登場すると、俄然面白くなってきます。 犯人が誰か、にいたるまでのわくわくどきどきは久々でした。読んで損のない1冊と思います。 | ||||
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| 内容は、さすが、「このミステリーがすごい」第1位になっただけあって、非常に面白い。 殺人なのかどうかわからないという状態で、本作の主人公の医師、田口が、素人探偵として調査を始める。そして物語の後半になって、かなりキャラの立った名探偵(実際の役柄はお役人)が登場するというのもいままでなかった展開だ。 病院内部の組織や手術に関する描写、記述も専門的でありながら、読み手に負担にならない深さと重さもよい。実際、小説のタッチはドラマか映画を前提にしていたかのような軽快さだ。 ただ、作者がまだ未熟だからかな、と感じたのは、この本を「ミステリー」と呼ぶには、ロジックが弱いことだ。キャラ立ち名探偵の白鳥は「ロジカル・モンスター」と呼ばれている設定だが、ロジカルな部分はあまりなく、どちらかというと「メデューサの瞳」的な人の性格をよんで判断している部分が多い。「〜は気が小さいから」とかいう判断は名探偵には似合わないと思う。 | ||||
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| 医療の題材だから、難しそうかな、とためらいました。でもドラマ医龍を見ていたから、手術のシーンも、すごくわかりやすかったです。この役割は、この俳優さんがやってたな、という感じで。そして、私は映画キャストをメモして、人物がわかりずらくなると、それをみてました。。ぐっとひきよせられ、二日で読み切れましたよ! | ||||
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| 文句なしに良作だと思います。買ったその日に最後まで読みきったのは久しぶりです。コミカルで、随所に医療問題も盛り込まれていたりして興味深かったです。最後の犯人が語る自分のロジックのくだりなんかはどうだろう、一般の人にはなじみにくいのかな?森博嗣さんの作品を読みなれている人にはしっくりくるものだと思いますが。白鳥が、無礼としか思えない言動を、可能性の問題と仮説の検証と言い切るところなんかも犀川や萌絵を想起させますね。まあ、主人公の2人は犀川ほど冷めた人格ではありませんが… 「もともと体に役立つ毒物をクスリと呼んでいるにすぎない」とか、時折見られる相対的な視点が面白かったです。 | ||||
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| マンガのような強烈なキャラクター設定,言い回しの軽さ,そして,場面転換の速いストーリー展開である。 しかし,現役の医師が病院を舞台に展開している話だから, 病院組織とか手術の様子などがリアルに描き出され,作品の質を底上げしている。 終盤,テーマとしてクローズアップされる死因解明のためのオートプシー・イメージングや 解剖問題は,医師である作者の真面目な問題提起である。 このような真面目かつ専門的な主張を万人に投げかける意図で あえて軽い小説形式を選んだとすれば,その意図は成功したといえる。 でも,これってミステリーかなぁ。 終盤近くまで延々と続く聞き取り調査は,面白くはあるけれども 謎解きの過程としてどれほど意義があるのか疑問である。 結局最後は,天から降ったように謎が解き明かされる。 「ミステリー」の醍醐味自体は薄いと思ったので,★4つです。 | ||||
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| 医療事故を題材に犯人を捜す小説 密室である手術現場で,医療事故と思われていた死亡事故に ついて,犯罪を見つける小説 この作者の小説はほとんどもっていますが,最初の作品である この作品が田口医師といい,白鳥といい,どうでもいい 脇役の藤原看護婦まで濃いキャラクターです. 謎解きは少しつまんないですが,スピード感のある展開と コミカルなタッチで楽しめました. | ||||
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| ミステリーを多く読まないタイプの人間としては、謎解きがどうであるとか、キャラ立ちがどうであるとかということはあまり興味がありません。 問題は、この作品における犯人の動機づけです。 筆者自身が医師であるだけに、この犯罪の動機づけは非常にリアルです。同じことを行動化しようという医療者はほとんどいないでしょうが、自分の今ある心理の延長線上にこのような狂気が存在することがうすぼんやりとみえてしまい、背筋がぞっとした医療者は多いのではないでしょうか。 医療者とはストレスフルな職業です。エンターテイメントの体は取っていてもこの小説はその肝心な点をおろそかにはしていない。かなり誇張された感は否めませんが、社会において一見強者のようにみえる医療者が死の前においてはいかに無力であるかを読み取れる作品だと思います。 | ||||
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| 映画化された際には、白鳥を阿部ちゃんが演じているが、逆に本書を読んでいると作者はTrickの阿部ちゃんのシャベリを意識しながら白鳥のセリフを書いているのでは?と思えてしまう。 その意味では、映画のキャスティングは作者の意図通りなのであろう。 作品としては、まあ面白い。結論は意外性なしだけど。 | ||||
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| ちょっと難しいんかなって思ってたけど、読んでいくうちにどんどんハマりマス(*'x`*)ぇ、これってどぉなるの??って考えながら楽しく読めると思ぃマス◆◇寝る前に読むと気になって寝れなくなるかも(笑'∀`) | ||||
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| 奇人・白鳥の行動が面白かった。あとはおまけか。 読み始めは、指示語の多い文体に戸惑ったものの、 だんだんとリーダビリティの高さと粋な表現に取り込まれた。 人間描写もうまいし、余韻の出せる人だ、この作者は。 前半は「藪の中」のような取り調べが続いて、やや退屈なものの、 白鳥が登場する後半は一転してスピーディに物語が展開していく。 医者やスタッフ面々の心理にメスを入れていく手法が非常に巧みだと思う。 オチよりも、白鳥と田口のやりとりが気になって、 道中すすんでいく感じ。医療モノとしての新鮮さは、 他作品や医療漫画などを見ているかどうかで個人差ありそう。 エンターテイメントとしては抜群の完成度だとは 思うけど、じゃあ200万部売れて作者は満足かというと、 そうでもないだろう。 作者の真の狙いは 「やっぱ、今の医療はやばいな…」と 読み手に感じさせることでは? だとしたら、 読み方もだいぶ変わってくるんじゃないだろうか。 | ||||
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| 現役医師の手によるミステリーである。本屋で平積みになっていてぱらぱら繰ってみるとおもしろそうなので買ってみた。 読み進むと分かるが、ミステリーなのかエンターテインメントか読者を当惑させる。 ミステリーとしてみた場合、例えば、ホームズとかポワロのように切れ味鋭い超人的な探偵が鮮やかに物事を解決するかというとそうではない。 謎も一度聞いてみたら、まあ、そんなものかとの感想である。むしろ、厚生省官房付技官の白鳥と一人称である田口との会話の軽妙さがむしろ痛快である。 あと、現役医師ならではならの現場の緊張感を伝えるシーンが迫真である。 手術室において生じる緊張と、心臓手術特有の再鼓動を待つ一瞬の肌に粟が生じる瞬間の興奮が医師冥利なのであろう。 | ||||
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| まず「バチスタって何?」とそのタイトルに惹かれました。 裏表紙に手術名だということが書いてあっても、なんとなくその響きから、カーニバレスクな雰囲気を感じ取ったのは私だけではないと思います。 田口先生がチーム内の聞き取りをしながら、少しずつ読者にもチームメンバーのキャラクター紹介をし、漠然と犯人予測をさせ、そこで、もう一人の主人公ロジカルモンスター白鳥の登場。 下巻の始めに田口先生から早速「コイツ」呼ばわりされている白鳥の強烈なインパクトが、ぐいぐいと物語を引っ張っていきます。 さらに、凡人には発想すら難しいと思われるアクティブフェーズで、犯人の絞込みに入る白鳥と読者。 そして、カーニバルの終焉・・・。 おもしろかった〜と素直に思える作品でした!! | ||||
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| キャラが立っていて面白いです。 冷静に考えるとトリックとしては単純極まりないので、ハラハラドキドキのミステリーというよりは、キャラとか雰囲気を楽しむ感じです。しかしこれって理屈っぽすぎて映画にできるのかなあと余計な心配をしてしまいました。 | ||||
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| ミステリー小説でありながら、事件解決後の話が長めに描かれています。とても美しいエンドロールでずっと読んでいたい気分に浸れます。 | ||||
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| 「東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。」ここで発生した原因不明の連続術中死について、病院長が万年講師の田口医師に内部調査を依頼するところから物語は始まる。 上巻は、この田口医師がチーム・バチスタの一人ひとりにインタビューを重ね、実際のオペに立ち会うところまでが描かれている。 出世欲がなく何とも頼りない田口医師が、神経内科専門(正確には、神経内科から外れて不不定愁訴外来の専門医に落ち着いている)の本領を発揮して、チームメンバーに老獪なコミュニケーションを展開するところが面白い。 立会い後2ケース目のケース32が術死となったところで上巻は終わる。次なる展開は下巻を開かない限り予想できない。 | ||||
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| とてもエンターテイメント性が高く、主要キャラの個性がしっかりしているのでドラマ化や映画化にはもってこいの作品だな〜と思いました。ただ犯人の動機があまり理解できませんでした。それならば桐生医師と鳴海医師のゆがんだ関係にもう少し焦点をしぼってそちらだけで話をすすめてほしかったと思います。最後までだれが犯人かわからないようにするというためだけにつけたしかのように最終的な犯人を登場させたようでどうも不自然な感じがしました。 | ||||
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| 以前から書店で気になっていたのですが、「医療モノ」=「堅苦しい」という偏見的なイメージを持っていたため、手を出しませんでした。映画が公開されると知り、こちらのレビューを読んで面白そうだなと思ったのが読むきっかけです。 東城大学病院のバチスタ手術で術中死が立て続けに発生。病院長が不定愁訴外来の田口に内部調査を依頼。チーム・バチスタのメンバーに聞き取り調査を開始した田口は術中死に異変を感じるが、その原因を突き止められない。医療過誤か殺人か? 最初は病院の仕組みとか専門用語に慣れなくて読むのに時間がかかりました。しかし読んでいくうちに読む手が止まらなくなってしまった。これは面白い!後半から登場する厚労省の白鳥の豪快な調査方法も始めは抵抗があったけど、読み終われば面白かったと思えてしまう。リアルな医療現場に個性的な登場人物、ラストも悪くない。ちょっと切なくなったけど。田口・白鳥コンビの続編も読んでみようと思った。 驚いたのは本編の月日・曜日が、今年と同じって事。それで今年映画公開なのかな? | ||||
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