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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 81~100 5/12ページ
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読後の印象は、物語り全体がものすごい勢いで最終的な結末に向かって突っ走っているといった感じ。 手術シーンの描写、医療関連の用語なども、描写や説明もそこそこに兎に角、論理的に話が 展開し、結論にまっすぐに向かっていく。 それゆえ、ミステリー的な推論していく楽しみというようなものは薄く、結論に至るまでの 布石も少ない。 その点ではやや物足りなさを感じる。 ただ、それを補ってあまりあるキャラクターたちがいる。 それぞれが特徴的に描かれており、読んでいて決して飽きさせない。 そういう意味では、まわりくどいストーリーに濃い目のキャラクターではやや重い小説に なってしまうのかもしれない。 あっさりしたストーリー展開に、特徴的な濃いキャラクターというバランスが絶妙であり、 実はそれが本書をベストセラーにしている所以なのではないだろうか。 | ||||
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なるほど。ベストセラーになるだけある。読み始めて数ページで引き込まれる感じがした。 文章そのものが読みやすく、著者が文章を書きなれていることを感じる。作家としては新人としても、日常の業務で多くの文章を書きなれているに違いない。 キャラクターも魅力的だし、物語そのものも面白い。しかし、それだけに留まらない。 医術や医療者を過度に美化することもなく、かといって、過小に卑下することもない。制度が進むほどにゆとりがなくなり、ゆとりで抱えられていたものが医療の枠から取りこぼされていく。 創作という物語の次元を通じて、現実への批判を考えさせるような小説が、どうやら私は好きらしい。 | ||||
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このシリーズからすべて始まりました。医療の裏、そして、現在かかえる現場の様子が個性的な登場人物でとても臨場感があり最後まで一気に読みつくせます。これよりすべてのシリーズを読んでしまいました。 | ||||
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なるほど。結構面白いです。 だけど、何百万部も売れているというわりには、 すっごい面白いとまではいかない。 登場人物の特徴がはっきりしていて、わかりやすい。 次から次といろいろな人物が出てくるのに、混在してわからなくなることがないのは、 はっきりしとた人物像とストーリー、紹介の仕方(文章)が上手なのか。。 現役のお医者さんが著者らしいが、すごいですね。 | ||||
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久しぶりに面白いミステリー作品を読みました。 暗い病院モノが多いなか、明るくかつあざやかにストーリーが進行していきます。 本編が処女作であり、今後の筆者の活躍が楽しみです。 | ||||
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白鳥のモデルはパタリロだ。TVはイメージ違いすぎ。いまやTVに創る能力は無いのが判然としているのだから原作に沿ったほうが視聴率的にも良い。 | ||||
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上巻のみ読み終わり、下巻を読む前にレビューを書いています。 チームバチスタとは、東城大学医学病院の「左心室縮小形成術」通称「バチスタ手術」という成功率60%の難易度の高い手術を驚異的な成功率で成功させるチームです。 そのチームが3例立て続けに失敗し、その原因をいわゆる出世街道からドロップアウトしている窓際の医師が調査を始めます。 さて、その原因は如何に... 山崎豊子氏の白い巨塔を読んだ時にも感じたのでしたが、大学病院の人間関係やポジション争いは、歴史の浅い会社のサラリーマンの想像を絶するのだろう...ということを本書では垣間見れます。 | ||||
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正直、前半2/3を読んだ時点で、『事件の中心人物』・『原因』が予測できました。 そういう意味では、本格的な推理小説やミステリーとは少し違うのかもしれません。 前半は主人公である田口先生と一緒に関係者を知る事から始まります。 『じっくり』タイプの田口調査と、田口先生の感じた事を同時に味わいながら読み進めているうちに 後半、その安定感は『火喰い鳥』の登場でいきなり崩れ去ります。 そこからは完全な白鳥ペース。田口ペースで慣れた読者であればあるほど、 田口と同じように白鳥に翻弄されながら一気に最後までまくしたてられます。 前半で感じていた自分の『予感』に自信がなくなってきた頃、 最後の事件が発生。そして白鳥により事件の全てが明らかに。 一番最後に繰り広げられる高階・田口の会見は、 白鳥ペースに巻き込まれぼろぼろになった読者へのクールダウンみたいなものでしょう。 田口先生と高階先生の株がここでアップし、読量感はなぜか爽やかです。 主人公の考え方・進め方にシンクロできる人ほど、楽しめるのではないでしょうか? 逆に、鮮やかに事件を解決してゆく推理系がお好みの方には、向いていないかもしれません。 あとがきにもありましたが、これは、枝葉の多い『受身型』ワトソン・『攻撃型』ホームズコンビのお話です。 宮部みゆきの『模倣犯』・奥田英朗の『イン・ザ・プール』のような分析系(?)が好きな方にはおすすめ。 | ||||
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読み初めはこれは失敗したか…?と思いましたが読んでいく内にストーリーに引き込まれました。内容が内容なだけに先が気になってしょうがなかったです。しかも中盤で白鳥という新キャラは登場するし。またこの白鳥さんがいいんですよね。自分の身近に居たら嫌ですが味方に付けたらいいんじゃないかと…。他にも田口&白鳥コンビの本もあるそうなので読んでみたいですね。正直つまらなかったら下巻は買わないでいいやと思ったのですがそうはいかなかったですね。 | ||||
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大絶賛のミステリ大賞作品だったので楽しみに読んだが、個人的には白鳥のキャラクターがどうにも好きになれなかった。前半の田口が中心にバチスタチームにヒアリングをして術死の謎を解いていくところは楽しくすらすら読めたのだが、後半に白鳥が絡んできてから、パッシヴフェーズ、アクティブフェーズといった話になった途端、説明がくどくなった。相手を怒らせて本心を探るといったやり方はよいと思うが、あまりにも白鳥の個性が強すぎてなじめなかった。ただ、バチスタチームリーダの桐生の人間性は非常に好感がもてたこと、田口先生の診察室の独特の雰囲気、術死の謎を解明する部分は緊迫感があっておもしろかったこと、問題を解決した後のマスコミ対策も十分楽しめたこと等を考えるとよい作品だったと思う。 | ||||
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海堂尊のデビュー作にして第四回『このミステリーがすごい!』大賞を全会一致かつ数分で決定となった作品。作者はオートプシー・イメージング Autopsy imaging(Ai=死亡時画像(病理)診断)の重要性と医療制度への導入を訴え続けている現役医で、外科医を経て病理専門医となった人だ。その現場のノウハウが見事に本作では炸裂している。 文体が非常に軽く読みやすい。まさに現代向きの文体。それでいてストーリーの骨格はデビュー作とは思えないほど精緻だ。そして最も大切なキャラクタの作り込みが実に良くできている。おそらく多くの人が『白鳥』というキャラクタの魅力に魅せられている。どこか京極夏彦の榎木津と似た魅力で読むものを圧倒する。 既に映像化されそれを記念しての文庫化で、映画では『田口』は女性になっている。8月のDVD化が楽しみだ。 | ||||
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このシリーズ好きなのに、なんで竹内結子なんだ。台無しです。またテレビでドラマ化される様ですが、キャスティングを見ると・・・海堂先生は怒ったほうがいいと思います。え〜っと、ジェネラルは堺雅人か、いいところを突いたとは思いますが、微妙ですね〜、また原作からは設定のみ拝借という形でしょうが観てしまうだろうなぁ。 | ||||
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医療がテーマの作品なので、堅い用語がたくさんでてきて読みにくいんじゃないかと心配していたのですが、全然そんなことはなく、すんなり読むことができました。 実は映画を先に見てしまっていたので、ある程度、内容がわかってしまっていたのだけど、原作には原作のおもしろさがありますね。 映画のキャスティングに納得した感じです。 | ||||
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完璧。最高。いかなる賞賛の言葉もこの作品は受け付けないであろう。 現役医でもある作家 海堂尊氏は、現在の日本国の医療状況を生々しく知り、かつ怒りをもっていることがわかる。 そのような人物が描いた一品。 現在の日本の医療批判となり、かつ現状を伝えてくれる資料と相成った。 素敵な人物が二人。なかなか、くせ者である。 この素敵な人物を一気に登場させないところにこの小説の魅力あり。 上巻は血を見たら気絶するような田口医師。 彼の精神科医としては最高の調査。感服する。章立ても見事。 そして、 下巻に入り、突然、白鳥技官が登場。(ここが宝島社のサービス精神のあらわれか。) これは あっと驚く人物。 その後の展開は 二人の医師免許を持っている者が 実情を明白にさせていく過程である。 このような作品を創出するとは。 あらためて感動。 こんな話をどうして作れたのか。 最期まで、丁寧に日本語が綴られている。 医療業界の現実を見事に描ききっている。 ああ、凄い。宝島社の文庫本2冊にわけるサービス精神にも感服。立派。 | ||||
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ここまで、たくさん書かれていると、 恐れ多いものがありますので端的に。 映画を見てから 読んだのが大失敗。 犯人わかるわ、 持って行きかたわかるわ、で散々。 「映画見てからでも面白い」かと 思ったのですが、ミステリーは別ですね。 やられてしまいました・・・。 | ||||
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「ブラックペアン1999」の後に読みました。 愚痴外来と呼ばれる不定愁訴外来(素人にはあまり聞き慣れない科) の医師田口公平がなぜか、勤務先東城大学付属病院の 花形医療であるバチスタ手術の術中死の調査を任命され その謎を解き明かしていく。 いわゆるMedical detective storyです。 そこには、ブラックペアンで登場した高階医師も登場します。 びっくりする位重鎮となって・・・。 上巻は、その渦中の人々への聞き取り調査を、 人の話を聴くプロである、田口医師が行っていくのですが・・・ その掘り方がちょっと物足りない。 人物の性格や背景もそれとなく織り込まれているのですが、 関連者の紹介レベルで終わってしまっている気がします。 | ||||
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最初の20ページは、まま苦痛に似た感覚を覚えるかもしれない。 でも、その20ページが読めれば、後はかなりリズム感もあって、読みやすい作品に仕上がっていると思います。 | ||||
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連続殺人事件解決の一端を担う厚生労働省役人の白鳥が、上巻の最後で満を持して登場? つまり、前半部分にあたるこの上巻では、院長から特命捜査の依頼を受けた、不定愁訴外 来の万年講師田口センセイおよびバチスタチームの個々人のディテールが丁寧に描かれて いる。 まるで、自分が田口センセイに付き添って聞き込みをしてる感覚!! このまま白鳥さんが登場するまでは、ひょっとしたら患者は偶然に手術中に亡くなってし まったのかも・・・と単純に思ってしまったバカな私(笑) いやいや〜それじゃあ面白くならないなぁ、と考えながら?あっという間に読了。 下巻にこんなどんでん返しがあるなんて思いもよらなかった〜!! そう、これはれっきとした殺人事件だったんですね・・・。 | ||||
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面白かった。一気に読み終えました。 まるでマンガのように登場人物のキャラが立っていた。 特に厚生労働省の白鳥がいい味だしてました。 笑えて興奮するエンターテイメント・ミステリーでした | ||||
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ベストセラーになるのもうなずける、最高のエンターテインメント小説です。ミステリーとしての質はイマイチですが、それを補って余りうる展開の面白さと、魅力的な登場人物たちにやられました。田口&白鳥コンビはお見事です。 こういうタイプのミステリ作家は、きっとこれまでにはいませんでしたよね。本格派でもなく社会派でもなく、また重すぎず軽すぎず、なんともいえない絶妙な立ち位置をキープ。そして圧倒的なリーダビリティで、読者を飽きさせることなく一気に最後まで読み切らせる文章力。久しぶりの天才肌の新人だと思います。 #石田衣良がミステリを書くとこんな感じになるのかなあ。 あまりにサクサク読めちゃうので、ちょっとバカっぽい小説に思えてしまうところはご愛敬。誰が読んでも確実に楽しめる小説なので、万人にオススメです。逆に言うと、コアなファンが付くような強烈な小説にはなり得ない感じですかねえ。。 それにしても、なんでこの薄さで上下巻2冊組にするかな。正直そこだけが不満です。 | ||||
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