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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 41~60 3/12ページ
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≪もう1人の主人公≫とでも言うべき変人・白鳥が、満を持して登場する下巻。 ありとあらゆるキャラクターが紙面狭しと暴れ回り、人間ドラマの大きな渦を形成します。 その迸るような魅力、煮えたぎるような情熱。名場面の怒濤の連続。 犯人の動機や思想は警句として鳴り響き、考えさせられることも多いです。 | ||||
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上巻もなかなかの面白さですが、下巻に入ってからの圧倒的な加速感が最高です。 映画も見たくなりました。 | ||||
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大学病院を舞台にした医療モノです。 バチスタってなに?からだったのですが、心臓移植の代替手術「左心室縮小形成術」の創始者R.バスチタ博士の名前を冠したのが「バスチタ手術」だそうです。 そのバチスタ手術は難易度が高いにもかかわらず、桐生医師率いるバチスタ手術のための外科チーム、「チーム・バチスタ」は、連戦連勝から「チーム・バチスタの奇跡」とまで言われていた。 しかしその連勝記録も術中死によって途切れる、しかも3例も続けて。 連勝がなぜ、連敗に。。。 そこで術中死は、医療過誤(医療ミス)?単なる不運?それとも意図された殺人? いきなり病院内のリスクマネジメント委員会を動かすとコトが大きくなるので、病院長から予備調査を依頼されたのが、本作で中心人物となる田口講師。 関係者への予備調査を開始していきます。 調査の一環として次のバチスタ手術に立ち会った田口講師。 桐生医師の手技の素晴らしさに驚く、結果手術は成功し、事故は起きなかった。。。 念のため、次の手術も立ち会うことになったのだが、その手術で術中死が起きた。 一部始終を見ていたにもかかわらず起きてしまった術中死。 もう自分の手に負えないと感じた田口講師。 そこへ、もう1人の中心人物、厚生労働省の役人・白鳥が登場となり、術中死のさらなる調査進んでいきます。 専門用語などが多いのですが、自分の知らない領域の話を知る機会となったし、登場人物1人1人の個性があって非常に楽しめました。 さすが第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作品だけあります。 | ||||
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小説家デビュー作だけあって表現にぎこちないところもあるけれど、文章は読みやすくかつストーリーも面白いです。 主人公は東城大学医学部付属病院の万年窓際講師にして、権力争いの枠外の不定愁訴外来のポストにおさまっている田口公平医師。 同じ東城大で驚異の成功率を誇る天才外科“バチスタ”チームで原因不明の“連続術中死”が発生。 いわば「はみだしている」彼の元に“バチスタ”チームの内部調査の依頼が降ってきた。 ストーリーもさることながら、田口医師の学閥から離れたアウトロー的なキャラクターも魅力的。 枠外の彼が、彼流のやり方で原因を追及していく。 “連続術中死”の原因は何なのか。上巻では、まだ謎は謎のまま下巻へ−。 | ||||
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海堂尊さんによる医療を舞台にした小説。 心臓手術であるバチスタ手術での連続術死の原因を探る内容。 もちろん医学的知識がなくとも楽しめるように書かれている。 作品の特徴として聞き取り調査が多く行われ、そこで登場人物たちの魅力に引き込まれる。 ただ途中から登場する白鳥は何だか現実感がないため親しみが持てない。 (小説なのだからある意味当然か・・) 小説の題材として医療現場を取り上げるのは斬新だ。医師としての経験があるからこそ 病院内部を舞台に大胆に描く事が可能だったのだろう。 | ||||
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病院内で起こる不審な術死の調査を命じられた医師と それを取り巻く病院内の出来事やその後の展開を描く。 とにかくスリリングで興味深い。 大学病院という組織の問題点やそこで働く人間の内面を 的確に表現している部分もあり 組織で働く社会人として胸に手を当てさせてくれる 記載もいくつかあった。 うる覚えだが、「医師は患者の命を救うのが目的で働いているのではなく 自分や組織を守るために働いているだけ」といった部分は 単純に的を得ていて面白かった。 機会があれば映画も観てみたい。 | ||||
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ストーリーの展開の仕方は、アガサ・クリスティの エルキュール・ポワロが探偵役の有名なミステリーを 想起させる。 「アリアドネの弾丸」もそうなのだが、古典ミステリーに 対するオマージュとなっている作品は、とてもおもしろい と思う。 | ||||
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たまたま観た某TV番組に著者が出演しており、小説を執筆することになった動機に ついて語っていた。著者は長年にわたって病理医をつとめてきたが、医療の現場で 死因を検証しないことに疑問を持っていた。かりに医師が凶意を持って、患者を死に いたらしめたとしても、おそらくそれは誰にも気づかれることなく処理されることだろう。 完全犯罪が可能なのである。それでいいのだろうか?という問題意識があったらしい。 著者の問題提起は講談社ブルーバックス「死因不明社会」で更に明らかにされている。 日本での解剖率はわずか2%にすぎない。我が国の風土が解剖を嫌う上、強制力を 伴った制度が存在しないからだ。犯罪を別としても、医療ミスによる死も明らかになる ことはない。その解決策として彼は専門であるAi画像診断の普及を唱えているのだが、 関心のあるかたは是非「死因不明社会」を読まれるといいだろう。本作はその問題に ついて万人に関心を持ってもらうためのエンターテイメントとして結実させたもの。その 意味では本作が大ヒットとなったことは大いなる意味があったといえる。(下巻に続く) | ||||
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ドラマ・映画を観た後に、原作はどうだったのか気になったので購入して読みました。詳しくはコチラ↓にレポートしてあります。http://blog.e-onlineservice.com/1/665.html3つの中では、ドラマ版が一番ハラハラしましたね。 | ||||
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人から話を引き出す所は面白かった。しかし、ああいう結末ではないほうが良かったなぁ。 | ||||
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デビュー作であり大ヒット作。医療現場の描写がリアル、登場人物のキャラクター設定がメリハリがあって読みやすい。バチスタ手術の天才チームに原因不明の連続する手術失敗。医療ミスなのか殺人事件なのか。殺人だとすれば誰が……。上下巻ともに250ページほどなので、上巻だけなら1日で一気に読めます。そして一気に下巻も手にするでしょう。とにかく読みやすく面白かったです。 | ||||
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評価の低いレビューも納得できますが、十分楽しんで読むことが出来ました。 原作よりも映画を先に見て、竹内結子さんの田口先生にがっかりしたのですが、原作の田口先生のキャラが良すぎてすっかりハマってしまいました。(ただの中年好きだからかもしれませんが・・・) それに犯人がとても魅力的!ミステリーとしては犯行の動機がいまいちという意見もありますが、犯人の気持ち、その瞬間の感覚が手に取るようにわかりゾクゾクしました。 特に好きな場面は、田口先生が犯人に小児症例で術死がなかった理由を訊ねるところです。淡々と答える犯人が最高でした。(でもあのヒトがああなってしまったのは、犬の件が原因だと思いたいですが) | ||||
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過労で壊れちゃった医師、とか医師のだれもAIを知らないという設定に何よ、それというつっこみを入れたくはなりましたが、強烈なキャラクターと早い展開でなかなか楽しめる1冊です。ページーターナーといわれる作家の翻訳物を上下で2千円近くも出して、スカだったという過去を思い返せば、よい買い物をしたと思います。毎日がハラハラドキドキ、アドレナリンがドバーッの生活とは対極にいる私にとっては、苦笑いで終わる作品でした。 | ||||
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連戦連勝だったバチスタチームに突如として術中死が続きます.これは単なる不運か,医療事故か,はたまた殺人か.前半では田口の調査を通して,登場人物の人間関係を描き,後半は白鳥の調査を通して一気に話を展開します.話の展開もはやく,思わずどんどん読み進んでいってしまいます. 著者は病院の勤務医ですので,さすがに手術の様子などはリアルです.ただ,肝心のミステリー部分はかなり専門的な話ですので,素人が謎解きできるようなものではなかったのが残念です.ミステリーはやはり自分なりの仮説を立てながら読みたいものです. エンターテイメントとしてはよいできだと思います.シリーズものとして続いていますので,今後の展開が楽しみです. | ||||
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大変面白いです。是非読んでください! 何と言っても、『読後感のさわやかさ』 これがすばらしい!! ミステリーなので、ストーリーは真相解明に向かって盛り上がり、解明で『ドカン!』とすっきり終わる。 ここまでは普通のミステリーなのですが、この小説がすごいのは その後の後日談とも言うべきエピローグが秀逸で、『ドカン!』の 解明後から更に、終末に向かって盛り上がるんですよ!! で最後、さわやかに桜が散って終わる。 もー最高です。 この作者の語感というか、言葉の使い方は本当にすばらしいですね。 医師作家の方の小説はどれもきれいでさわやかな気がします。 文庫だと上下2巻に分かれていて、上巻は状況説明に多くを割かれている為少々退屈です。 が、下巻に入って真相に迫るところからグイグイ引き付けられていって、最後の終わりでは心地の良いカタルシスが得られます。 ですので、がんばって最後まで読んでみて下さい。 山登りをした後の様な心地良さが得られる筈です。 | ||||
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一般ミステリとしても秀作ですが,医療知識が少しでもあると,より楽しめます。説明しすぎのきらいはありますが・・・ 「田口先生,なんでそんなことまで知らないの?」が満載。 上下巻を一気読み。というより,上下巻にする意味は?? | ||||
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医学用語が多くて少し読みづらいのですが、ストーリー展開は非常に分かりやすく 楽しめました。犯人の動機が今ひとつだったのが残念・・・なので星が1つ減りました。 多数の声に応えてシリーズ化して欲しいですね。続編が出たら必ず読みます。 | ||||
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映画化されるということで、本屋で山積みされるようになる前から気になっていたが、手術ものなので敬遠していた。 でも読んでみると、ものすごくテンポもよくて、キャラクターも立っていて、とっても面白いミステリーだ。田口と白鳥のコンビも対照的な二人で、とっても魅力的だ。 映画では、田口が竹内結子、白鳥が阿部寛だが、ちょっとイメージが合わないなぁ。 | ||||
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評判の本なので、読んでみました。 第一部までは、複雑な医療小説を 読んでいる感じでしたが、 第二部のアクティブフェーズになってから 面白くなりました。 第一部の記述も、第二部以降の展開に 重要な背景となっています。 特に登場人物が魅力的に描かれている と感じました。 | ||||
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全3部からなる作品であり、それぞれが大きく異なる顔を見せる秀作。 1部はまじめな医療物。拡張型心筋症に有効な治療法は心臓移植。しかし日本では、保険対象外であり、ドナーが少なく、そもそも15歳未満の子供への移植は法律で認められていない。そこで、心臓移植に代わる拡張型心筋症の治療方法として、バチスタ手術が注目されている。この手術は拡張した心臓の一部(変性部位)を切り取ってしまうという大胆な手術法であり、そのため高度な技術が必要である。この手術を26例連続で成功したのが、桐生率いるチーム・バチスタであった。しかし、27例目の術死をかわきりに、29、30、31例と術死が頻発する。このことに懸念を持った高階病院長が、万年講師の田口に術死の原因究明の調査を依頼するのであった。。という感じ。国内の医療問題への言及やトレンドである手術方法、大学病院の文化などをおりまぜ、なかなかのまじめっぷり。「はーちみつ・きんかん・のどーあめ」のリフレインなど、田口の一言がたまに笑いを誘う程度である。 一転、2部になると心理戦モノへすさまじい変貌振り。2部から登場する白鳥の存在が、この作品を単なる医療物に終わらせない。歯に衣着せぬ物言いといい、その生い立ちや人物像といい、なにからなにまで規格外。強烈なキャラクターである。「砂漠」の西嶋といい勝負である。それでいて、応用心理学、アクティブ・フェーズ、パッシヴ・フェーズ、スネイル・トーク、セルフ・ポートレートなどの専門用語が、おいらの中の無駄な知識欲をそそる。 3部では、医者とは、命とは、そして人間とは、というテーマへのある種の答えも垣間見え、締めとしてふさわしい終わり方であった。 この作品は、「このミステリーがすごい!大賞」の第4回大賞作品である。そう、実はこの作品はミステリでもある。手術室という密室で起こった死は、はたして医療事故なのか、殺人なのか。ミステリとしても十分おもしろい作品だ。そして、ぜひ、白鳥の部下である姫宮(あだ名が氷姫)が主人公のスピンオフも読んでみたいものである。 | ||||
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