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わたしの名前を消さないでの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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| ニューヨークにきた若い女性が殺され・・・というお話。 最初は典型的なサイコ・スリラーかと思って読んでいましたが、途中から意外な展開になります。殺された女性の精神だけ残り、その精神(或いは霊魂)が語りてになって、自分の殺人事件の顛末を語り・・・という風に話しが進んでいきます。 最初に読んだ際、著者のやりたい事の意味が把握できず、なんの小説だか判らない感じで、最後まで読んでもいまいち理解しずらかったです。 牽強付会に意味を見出すと、殺された被害者が、自分が存在していて、それが抹消されても、自分が存在した事を忘れてもらいたくない、自分がかつて存在していた事を、自己主張したいという作品かと思いました。 訳者あとがきで、一年かかって書いた作品が全く評価されずに出版もできなかった事がショックだったらしいですが、その体験(折角苦労して書いた作品が評価されずに認められない事)が反映された作品かもしれません。 いろいろな小説の賞の候補になったり、受賞したりもしたらしいですが、良くできた作品だとは思いますが、そこまで高い評価が妥当か疑問に思ったのも真実でした(すいません)。 でも、少し前に読んだ、クレア・ノースという方の「ホープは突然現れる」という作品でも存在感がない為に苦悩する主人公の精神的葛藤を描いた作品で、最近の自殺の理由で、人望がないのが嫌で、という理由が多いので、存在感がなく認知してもらえない事が苦悩になっている人が増えているそうなので、そういう人の問題を提起した作品として意味はあると思います。 自己の存在を認めてもらいたい苦悩を扱ったと思われる、異色サスペンス。機会があったら是非。 | ||||
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