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板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh
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板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Goghの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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棟方志功氏の伝記ですね。 いかに生まれ、育ち、素晴らしい作品群を生み出したか 勉強になりました 楽しかったです 同時に、こうはなれなかった芸術家達もたくさんいらっしゃいますよね 成功者と、成功しなかった方々の違いにも思いを馳せました | ||||
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妻の、津軽弁の一人称でかたられており、味わい深い。 | ||||
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久しぶりに泣けました、泣けました、泣けました。 棟方志功の画集を買おうと思います。 | ||||
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青森市出身で幼い頃から棟方志功作品を見て育った者です。 自分の家族のことを読んでいるように嬉しく、沢山感動しました!素晴らしかったです! 私は現在40代中盤ですので、昭和後期の生まれです。 しかし、自分の親や祖父母の暮らした青森の様子は、志功さんの家庭環境の様子に近かったです。 青森は産業もそれほど無い地域ですし、寒さが厳しい冬はただ粛々と雪と共存するより他無い地でした。 その辛さや侘しさが分かるがゆえに、志功さんの苦悩・転機、 そして”世界のムナカタ”として展開していった成功への道は、涙の連続でした。 特に、偶然が結んだ、柳宗悦さんとの出会いのシーンは、ただただドラマチックでした! 芸術作品や芸術家は、一人で作ることができるものではない。 支える人、認め拡げる人がいるから成り立つのだ、と痛感しました。 激しい津軽弁の方言描写は、青森出身者の自分にとっても、ディティールまでリアル100%でした! よく言語化できたものだと、尊敬致します! 是非、原田さんのこの作品で映像化した棟方志功が見たいです!できれば朝ドラで! | ||||
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チヤさんの視点で志功の足跡を振り返るノンフィクション風のフィクション。朝ドラみたいな展開。方言部分を読むのがややめんどうなところもあるが、作者の得意分野であり筆が走っているなーと思いました。 | ||||
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●日本を愛したゴッホ。そのゴッホを愛した著者が描く棟方志功の物語。彼もまたゴッホに憧れ崇拝 した。豊かな想像力と鋭い感受性はまさにゴッホに比肩するほど・・・。 生前は全く評価されなかったゴッホに比べ、棟方志功の僥倖は何に起因しているのだろうか?著者 の描く棟方とチヤの人間像から容易に推し測ることが出来た。彼の溢れるほどのエネルギーと純朴で 前向きな姿勢、それに夫を献身的に支える妻の覚悟が伝わってくる。 津軽弁のあたたかな響きと相まって、全編を通し〈ひまわり〉のような明るさが滲み出ていました。 | ||||
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昨秋、東京国立近代美術館の展覧会でホンモノを見る機会を得ました。生命の躍動感がすごい迫力。まだ何者でもなかった若い頃に同人誌の口絵のひまわりを見て「わだば(日本の)ゴッホになる」といった棟方志功の言葉が鮮烈で強烈です。 この本は棟方志功本人というよりも奥様のチヤが主人公なのかな。棟方志功とチヤの愛情物語に10数ページに一回は泣いてしまう原田マハさんの筆致が見事です。 | ||||
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マハさんの絵画にまつわる本は殆ど全て読んでいます。上下巻に分かれた大作も良いですが、このくらいの読みやすいボリュームで日本の芸術家にまつわる作品はとても良いと思いました。どんどん引き込まれ、あっという間に完読です。 恥ずかしながら棟方志功についてねぶたを彷彿とさせる作風くらいしか知りませんでしたが、本人の人間性も大胆で繊細でとても感動しました。ぜひ多くの方に読んで頂きたいです。 | ||||
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棟方志功の懸命な生き様がよくわかった。 とても家族思いで優しくて強い人だと知りました。奥さんの献身愛も素晴らしい。 | ||||
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中身の構成もとても読み進めやすかった。 棟方ファンでもありこれは読んでみたいと購入したが、期待にたがわず素晴らしい内容でした。 装丁もファンとしては、やはりこれでしょう!というもので、とっても満足のいく買い物でした。 手元に置けることが出来て良かったです。 | ||||
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すごくよかった。 棟方志功の妻の視点からの小説なのだが、棟方志功を支え続ける純粋な目で彼を追い続けるチヤに自身も引き込まれて読んでしまう。 こんな夫婦関係、いや、人間としての関係性にとても憧れる。強烈な個性にはサポートがいるんだ。 近年棟方志功の作品を見る機会が多々あったのでそれも思い起こしながら堪能。 全然棟方志功を知らない人も興味を持つ切っ掛けになる作品だと思う。 | ||||
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リーチ先生、たゆたえど沈まず、リボルバー…… 美術、芸術をベースにしたこの作家の小説はいつも感動をくれる。今回読んだ作品も裏切らなかった。 青森の貧しい一青年が、世界のムナカタに上り詰めるまでの道のりを、妻の目を通して描いている。何度胸が熱くなったことだろう。 決して文章は上手くはないと思うのだが、引きつけられる何かがある。それは何だろうか。 | ||||
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今までどうしてこのような作品がなかったのか。素晴らしい。ただ感動した。 | ||||
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棟方志功の物語、良かったです。 | ||||
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最後は感動です涙してしまいました | ||||
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活き活きとした表現で、読み易い。友人たちの間に回して読んだが、大好評だった。 | ||||
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作品の流れに乗って一気に読み切れる逸品 | ||||
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楽しみに待っていました。棟方志功の話だとの事でマハさんがどのようなストーリーを展開するのかワクワクしながら読もうと思います | ||||
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どんな名作の決して一人ではできないという事がわかる作品でした。 | ||||
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先日、万城目学「八月の御所グラウンド」(文藝春秋)を読み終えて、その感想は、「万城目学は、『鹿男あをによし』(幻冬社文庫)や『プリンセス・トヨトミ』(文春文庫)で、直木賞をもらうべきだったなあ」というものであった。決して悪い作品ではないが、私には、随分昔に読んだ『鹿男あをによし』や『プリンセス・トヨトミ』の方が、遥かに傑作に思えたのである。 原田マハも、何度も直木賞候補になっている。Wikipediaで確認したところ、以下の4作であった。 2012年上期 第147回直木賞候補:『楽園のカンヴァス』 2013年上期 第149回直木賞候補:『ジヴェルニーの食卓』 2016年上期 第155回直木賞候補:『暗幕のゲルニカ』 2019年上期 第161回直木賞候補:『美しき愚かものたちのタブロー』 これらはいずれも、原田マハのアート小説と呼ばれるジャンルである。美術好きゆえ、私は、『楽園のカンヴァス』(新潮文庫)に感動して以来、彼女のアート小説に長年付き合ってきた。ただ、ちょっと、文章や人物の造形が甘ったるい感じがしていた。 しかし、この棟方志功を、妻のチヤから描いた本作は、文章というか、文体がきびきびしていて、かつ伸びやかに感じる。人物もいきいきしている。多くを省略して、饒舌ではない。甘ったるさも、さほど感じない。 また、バーナード・リーチを描いた「リーチ先生」(集英社文庫)で、民藝の分野をいったん描いたせいか、柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司らの描き方、民藝運動の説明の仕方が実に洗練されている。棟方志功の作品について的確に丁寧に描いており、昨秋、東京国立近代美術館で開かれた棟方志功展の図録を開きながら、陶然としてしまう。そして、何より話が面白くて、引き込まれてしまう。笑いも涙もある。傑作である。 だから、私は、この機を逃さずに、万城目学の受賞に抱いた違和感を感じないように、この作品で、原田マハにいよいよ直木賞を取ってほしいと、一ファンとして願っている。私の評価は☆5つとしたが、☆5つを上回る価値があった。これは私の書いた64番目のレビューである。2024年3月27日読了。 | ||||
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