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悪逆
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悪逆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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黒川さんらしい犯罪サスペンスで、警察側の登場人物もすごくいいし、スターがいるわけでもなく淡々と犯人を追い詰めるのもいい。特に玉川刑事はすごくよかった。長いのに一気に読めるし面白かったんだけど、犯人がというか、犯行の動機がわからんというか。いわゆる犯人探しのミステリーじゃないから動機とかどうでもいいともいえるけど、こんな理由で連続殺人とかそこがいまいち納得いかない。 | ||||
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黒川さんが書く、非道。場所を変え次々と犯罪が行われる。 すぐには成果のでない捜査を坦々とこなし、けれども情報の片鱗から犯人と思しき人物を浮かび上がらせていくバディものでもある。 たーやんは伸ちゃんのようなベテラン刑事になっていくんだろうなぁ。次は、たーやんの素敵な彼女を登場させてほしい。 | ||||
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良く調べて書いている。今どき。の事件理解。進む、 | ||||
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本は期待通り良かったです! 置き配は利用しないにしてるのにピンポンと鳴ったのですぐにインターフォンで返事をして玄関に出たらドアから少し離れた所に置かれており配達人は何処にも居ませんでした 凄く感じ悪いし腹が立ちました 絶対に置き配はしないでください 配達条件として保存してるので必ず守ってください!! | ||||
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かなり良いですね、期待通り‼️ 展開も、目線が多くて臨場感があります、 次にまた期待してしまいます | ||||
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著者の作品は疫病神シリーズは大好きですべて読んでいるが、それ以外は本作が初めてなので、どのような内容か期待して手に取った。 主人公は大阪府警本部の館野と箕輪北署の玉川という二人の刑事で、連続する強盗殺人事件に二人でコンビを組んで捜査にあたる姿が描かれる。 被害者は何れも金持ちだが、その金は相当あくどい手段で蓄財したものであり、タイトルの悪逆は残忍な犯行を繰り返す犯人だけでなく、被害者もさしているのではと思った。 著者の特徴かも知れないが、物語は主人公二人の軽妙な大阪弁の会話によりどんどん進行していくため、残忍な事件にも拘わらずあまり暗さがなく、どんどん内容に引き込まれていった。 最初は金目当てかと思った事件が途中で意外な展開を見せ、そして最後まで結末が見えないため、一気読みしてしまう面白さであった。 | ||||
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黒川博行らしい会話と展開の無駄のなさで読み応えあるのに、読みやすい。 完全犯罪に思われている事件への解決へ向かうアプローチも、特別な出来事が起きるのではなく、地道な展開であるのも丁寧な展開で良い。 主役の刑事2人の人となりも段々と伝わってくるテクニックも上手く引き込まれていく。 このキャラを生かして、他のシリーズのように続かないかな。 | ||||
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やっぱり黒川先生の作品はオモシロイ さらっとほぼ一気読み出来ました! | ||||
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初めに断っておくが私は数十年来の著者の大ファンであり、新刊本はすべてハードカヴァーで買い求めている。だからあえてこの作品には苦言を呈したい。この作品はパート2がなくてはならない。超一流の偽造屋がたかが女のために客の情報を漏らすなどということはあり得ない。作者はパート2を執筆する体力が自分に残っていないと判断してこんな幕切れを用意したのだろうか。とても残念だ。 | ||||
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街中を張り巡らされた防犯カメラをかいくぐり、元警官の共謀犯が犯罪を重ねる。 警察はどのようにして追い込むのか?緊張の場面が続く物語 | ||||
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登場人物のキャラも立っていて面白いのですが、あまり個人のディテールに拘泥しないバランスの良さが心地よく、一気読みでした | ||||
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タイトルの『悪逆』って何だろうと思って検索したところ ”人道に外れた、ひどい悪事・悪行” と出て きました。殺害された3人の ”悪人” と、本書の舞台回しと言える ”犯人(犯罪者)” はみな、人の道 に外れたことをして欲望を満たしてきた「悪」なんだけれど、この小説を読んでいて、嫌悪感を感じる ことはありませんでした。とりわけ主人公ともいえる ”犯人” が ”悪人” を殺害する描写は、感情を 排した無駄の無いもので、色彩のない乾いた雰囲気を醸し出しています。 この小説をサスペンスと評することには違和感を覚えます。なぜなら、読者である私たちは早い段階 から ”犯人” を知り、犯行の手口もわかる筋書きになっているからです。かといって、犯行の動機を 最後に発見して驚くという類のものでもありません。 こう書くと何が面白いのだろうと感じるかもしれませんが、600ページ近くある長編にもかかわらず、 最後まで一気に読みたくなるのは、筆者のストリーテリングと表現の力量に他なりません。 答えの八割を知る読者がこの小説に惹きつけられるのは、もう一方の主役である二人の刑事の掛け 合いや、聞き込みで口を割らせる”手口”の妙、そしてなにより、彼らが白紙の状態から、「十中八九 は無駄足になる」ことを知りながら、残りの1~2割の可能性にかけて労を惜しまず、丹念に調査を 進めていく姿に職人を感じるところにあるのかもしれません。 ”犯人” は絶対に誰の仕業なのかわからない完璧な ”犯行” を重ねていきます。そこを「隙はないけど、 綻びはある」という針に糸を通すような手がかりから、”犯人” を割り出すことに成功します。 本書の400ページあたりまでは犯人捜しの過程を、刑事と同じ気持ちになりながらジグソーパズルの ように解いていきます。 後半の200ページ弱は ”犯人” を捕まえる過程が描かれています。 ハードボイルド小説の特徴といえばそれまでですが、ここには主人公たちの心情の吐露や、ちょっと した感情の表出も書かれていません。舞台である大阪、そして大阪人というと、お笑いであり、うさ んくささであり、浪花節であったりと「感情」に焦点を当てた見方をされることが多いですが、大阪 生まれで大阪育ちの私からすると、この小説に出てくる二人の刑事のやり取りにこそ、大阪人の会話 や気性の本質が濃縮されているように感じました。 タイトルで「悪」を意識させておいて、本当は人間の善悪を超えた向こう側にある、ほっこりとした 灯りを描こうとしているのだと私は受け取りました。 なんでそんな仮説を立てられるのか?ですが、私が生まれ育ったのは、大阪の中でも、この本の主たる 舞台になっている「阿倍野」だから、かもしれません。 | ||||
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黒川博行のダークな作品が好きだ。善人はまず出てこないし、悪い奴らばかり。正義の味方の警察官でさえ、癖のある連中だがそれが堪らなく魅力的。 上方漫才のようなテンポの良い会話劇が、作品のダークさを和らげる。 ノンフィクションでは表現できない、リアルな現実に興味があれば必読。士業の方は、自分を守る為にも読んだ方がいい。 | ||||
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テンポの良さは流石だけど、普通の警察モノって感じ。 | ||||
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詳細な下調べで臨場感があり、テンポも良く読み疲れない黒川作品らしい作品でした。 | ||||
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冒頭の登場人物一覧を見て、群像小説かと思ったが、主人公が獲物を追い詰めるハンタースタイルのミステリだった。 善玉悪玉、両者の主役の描き方も過不足なく、行動と思考と会話のバランスが絶妙で、物語の推進力が凄い。 犯罪の手際も、ハリウッド映画的なヴィジュアル展開がなされていて、日本離れしているところも楽しめる。 それでいて質実剛健。ご都合主義的なモチーフ、例えばハッキングなどは出てこないので白けるところもなかった。 主役の刑事たちのプライベートを実際に描写することなく、会話文中に散りばめて人間臭さを出しているのもいい。でもこれはこの著者のトレードマークらしいですね。 そして鋭利な幕引きと、エピローグ的な団欒の最後の一文、これがまた切れ味がよくて格好良かった。 | ||||
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周到に準備して家を出て、悪い奴を手際よく殺して帰ってくるプロセスを犯人の視点でとらえた記述が新鮮で、臨場感があった。完全犯罪に見えたが、わずかな綻びを刑事は見逃さなかった。犯人は徐々に追い詰められていく。スリルある展開だった。 オレ詐欺やマルチ商法が「腐れ」なのはわかりやすいが、過払金の業者、広告代理店、宗教法人など「羊の皮をかぶった狼たち」の悪どさや、道具屋や情報屋など犯罪の脇役?たちの仕事ぶりがわかりやすく描かれていた。 犯人や警察官の食事が美味しそうなのはいつもどおり。近畿圏の実在の地名、駅、道路などがひんぱんに出てくる。しかし配置されているファミレス、コンビニ、銀行、学校、商店、郵便局などはビミョーにフィクション。そのあたりをGoogleマップでチェックするのも楽しかった。 | ||||
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いつも通りしっかり読ませるし、悪役も本当に悪いやつ。 あっコイツやんと思わせるモデルもいるし。 しかし主役のバディが交わす会話も今までの小説で出てきたなあ。 1人称のハードボイルドでも書いてみたらどうだろう、、。 | ||||
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黒川博行を楽しみなさい。 疫病神シリーズが一番のお気に入りですが 他の作品でも作者のスタンスは維持されて います。 コイントスや映画狂は勿論、一般社会から はみ出した、いやはみ出された刑事達の 活躍が妙に人間くさくて読み飽きません。活躍と言う言葉は似合わないかな? | ||||
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人道に外れた裁かれぬ「悪逆」を制するのは”正義”なのか。 巨悪を根絶する。 跡を残さない巧妙な手口。 ダークヒーローなのか。 方や、最新の情報手段を活用しつつ、行動は、勘と経験がモノをいう、いぶし銀スタイル。 完璧さには必ず小さな綻びがある。 これは警察小説。 | ||||
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