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のち更に咲く
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のち更に咲くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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主人公は藤原氏の傍流の小紅という娘である。小紅の一族は祖父の時代は高い地位を占めていたが、藤原道長の一族との勢力争いに敗れ、更には父や兄が事件を引き起こしたため、現在はその汚名に耐えながら、良い結婚相手も見つからず、藤原道長長邸で働く女房として生活している。 ところが都を暗躍する盗賊の首魁が、亡くなったはずの兄ではないかとの疑いが持ち上がったところから、にわかに小紅の周囲が動き出し、藤原道長の栄華を転覆させようとする盗賊集団の陰謀に巻き込まれていく。 最近の大河ドラマが紫式部を主人公にした本書と同時代が舞台であったこともあり、同じ平安貴族の世界にすんなり入っていくことができたが、本書では傍流の藤原氏の悲哀が描かれている点が興味深かった。そして、主人公の小紅やその兄で藤原道長に仕える藤原保昌といった登場人物が、懸命に生きる姿に共感した。 全体として平安貴族の生活の匂いまで肌で感じることが出来るよい作品だと思った。 | ||||
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大河ドラマの ひかる君 が話題になっているのでその番外品とでもいうような作品と思い、又澤田瞳子氏の作品だからと購入しました。実際にも盗賊騒ぎはあったものと思いますのでフィクションとして楽しく読みました。紫式部とはあまり関係なかったようですが、時代考証などは流石だと思います。 | ||||
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この著者の作品ではいつも末尾に参考文献が列記されているのですが、今放映中の大河ドラマと併せて読むと、どこがフィクションなのかと思ってしまうくらい重厚な作品 | ||||
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少し長過ぎる。 | ||||
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紫式部や和泉式部も登場する中で藤原道長邸が舞台の平安朝サスペンス。ユニークな時代背景をもとにした 傑作。 | ||||
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源氏物語を彷彿させるストーリーは平安ロマンあふれるミステリー。 左大臣、藤原道長の居所、土御門殿が舞台。 道長四天王と称された藤原保昌の末妹、宮仕えする女房の小紅が繰り広げる。 小紅の兄で盗賊となった保輔にまつわる謎を解明していく。 ”小さくとも鮮やかな花は咲き続けている”と。 | ||||
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澤田瞳子氏は直木賞候補になった「火定」(2017年)以来「推し」活中の作家である。母親は時代小説家の澤田ふじ子さんで、「古代史はやめなさい。売れないよ」と忠告されたが、「おもしろいものを書けばいいんでしょ」と我が道を進んできたという(出典は朝日新聞)。「のち更に咲く」は初版だったのであまり売れてないのかもしれない。「光る君へ」に便乗したような作品だがこれがなかなか面白い。推理小説ではないが物語論をやっている習い性となりついつい先読みしてしまうのですが、ラスト2ページで思わず「へーっ」と言ってしまった。これは「光る君へ」のその後にパクられるかも。キーワードは作中繰り返される「それでもなお」(「星落ちて、なお」以来のモチーフか)。「人はいかなる出来事に遭遇しても、生き続けねばならない」は重く残った。 | ||||
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