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(短編集)

ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集



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【この小説が収録されている参考書籍】
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫)

ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集の評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

心が暖まる

トリックの美しさを改めて教えてくれる短編傑作集、ミステリーの教科書だな。
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫)Amazon書評・レビュー:ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫)より
4594095291
No.2:
(4pt)

まあまあ面白かったです

バラエティーに富んだ短編集で、突出した作品はないものの、総じて水準を超えていると思います。

罪を犯した男の贖罪や救済を描いた「マニング氏の金の木」

ギャング対ミステリマニアの老嬢のコメディ「極悪と老嬢」

スパイ対スパイ「真夜中の訪問者」

オーソドックスな本格ミステリ「天からの一撃」

チェスタトンの「ムーンクレサントの奇跡」を思わせる不可能状況「ガラスの橋」

いわゆる奇妙な味「住所変更」

ヒッチコックの「バルカン超特急」を思わせる「消えた乗客」

ミステリ風味の西部劇「非情な男」

一捻りしたホームズパスティーシュ「一つの足跡の冒険」

クイーンへのオマージュに満ちたダイイングメッセージ物「三匹の盲ネズミの謎」

以上10編。なかなか楽しめました。
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫)Amazon書評・レビュー:ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫)より
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No.1:
(4pt)

アメリカのミステリ短篇作家の職人芸、その旨味は、なかなかのものでした。

アメリカの短篇ミステリ作家ロバート・アーサー(1909ー1969)10の短篇を収めた作品集。オー・ヘンリー風の短篇から不可能犯罪もののミステリ短篇、ジュヴナイルの作品まで、ヴァラエティーに富んだ短篇小説あれこれを読むことができました。
どかん!と来る作品はなかったけれど、センスのいい短篇の旨味を感じることはできたかな。

なかでも印象に残ったのは、「ガラスの橋」「住所変更」「一つの足跡の冒険」の三つの短篇。
表題作にもなっている「ガラスの橋」は、トリックが幻想的で美しいと思いました。
「住所変更」は、話の途中で「こう来るだろうな」ってオチは見当がついてしまうんだけど、からっとした風味が良かったな。
「一つの足跡の冒険」は、本作品集で一番気に入った短篇です。シェイクスピアのある作品とダブらせるところ(253頁の後半、その記述あり)、「洒落てんなあ。上手いもんだなあ」って思いました。

収録短篇ならびに(作品初出年)は、以下のとおり。
⚰️ マニング氏の金の木(1958年)
⚰️ 極悪と老嬢(1960年)
⚰️ 真夜中の訪問者(1939年)
⚰️ 天からの一撃(1936年)
⚰️ ガラスの橋(1957年)
⚰️ 住所変更(1952年)
⚰️ 消えた乗客(1952年)
⚰️ 非情な男(1940年)
⚰️ 一つの足跡の冒険(1948年)
⚰️ 三匹の盲(めしい)ネズミの謎(1963年)

本書は、著者による自選短篇集『MYSTERY
AND MORE MYSTERY 』(1966年)の全訳です。
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫)Amazon書評・レビュー:ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫)より
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