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案山子の村の殺人
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案山子の村の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ミステリファンにはたまらないシチュエーション。登場人物は魅力があり、伏線回収も綺麗だった。ただ・・殺人に至る動機が・・。ヒントはあったものの、この動機で人を殺す?動機から犯人を当てるのは困難かな・・。後は簡単でいいから村の地図があればもっと良かった。 | ||||
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二度までも繰り出される読者への挑戦。 隙のない論理構成と清々しい謎解き。 従兄弟同士でミステリ作家という設定もニクイ。 しばらくは目が離せぬシリーズになりそうだ。 | ||||
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案山子が多い村で起きた殺人事件を、旅行に来ていた共同作家でもある従兄が謎解きをする。 限界集落が舞台で、ゆる~いクローズドサークル設定で、多彩な村の人物描写も丁寧だし、語り口もスムーズ。 何よりうれしいのは”読者への挑戦”(しかも2回!)もあり、論理的な謎解きが楽しめる。 意外性には少し欠けるが、金田一的な設定ながら旅情も仄かにあり、楽しく読めた。 | ||||
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メタ・ミステリを読むことになるのか?という一抹の不安。「推理作家はふたりいる」という一章のタイトルとエラリー・クィーンへの言及があって、またミステリ・アカデミーの中だけで展開される荒唐無稽なストーリーを読むことになるのか?という不安。読む前はこれらの私自身の浅薄な思い込みがありましたが、違っていました。 探偵は、大学生でありながら推理小説家でもある二人。宇月理久と篠倉真舟。二人のペンネームは、「楠谷佑」。ワトソン役は理久。ホームズは、真舟。大学の友人、秀島に誘われて、秩父の山奥にある<宵待村>の旅館に執筆を兼ねて滞在することになった二人。その旅館は秀島の実家でもあり、その場所は一年前の二月に大学生が高所から転落し、遺体で見つかった村でもありました。そして、行ってみるとそこは夥しい数の<案山子>が立つ<案山子の村>でした。 二つの酒蔵物語、宵待村縁起がバックグラウンドで語られる中、新雪が降った早朝、宵待神社の見晴らし台から群がる烏と横たわる死体が発見されます。その遺体の眉間にはクロスボウから放たれた銀色の矢が突き刺さっていました。 誰が、どんな手を使って、何故殺害されることになったのか?パズラーですから書けるのはここまででしょう(笑)。 クローズド・サークル、散りばめられた伏線とミスディレクション。そして、このパズラーには85%を超えたあたりでご丁寧に(笑)、二つの<読者への挑戦状>が用意されています。 納得できる<How-Done-It>。悲しみに裏打ちされた、これも納得できる<Why-Done-It>。そして、最後に残された<Who-Done-It>へと辿り着く巧緻で美しいロジックを最後まで楽しむことができました。まるでエラリー・クィーンを読んだ時のような極めつけの謎解きも用意されていますが、それもここでは語ることはできません。 秀れたパズラーだと思います。 □「案山子山の村の殺人(ミステリ・フロンティア)」(楠谷佑 東京創元社) 2023/12/01。 | ||||
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