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皆勤の徒
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皆勤の徒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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つまらん。解説読まんと何も判らん。解説を読んだ後に2回、3回読めば、もう少し判断変わるかも知れないが。そんなに暇じゃない。 | ||||
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かつて椎名誠の作品を読んだ時の衝撃。いや、それ以上だ。文字のすべてが異形の匂いを立ち昇らせており、ページをめくるたびに、自分自身がその作中の生き物であるかのような錯覚を覚える。まさに天才の業。 | ||||
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造語ばかりでとにかく読みづらい。 そして内容もつまらない。 結末もよく分からない。 SFならそんな珍しく無いような話をダラダラと造語で綴る睡眠導入小説。 | ||||
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「魔書」の金字塔です。 何度も読んで、1冊目はボロボロになってしまいました。 「なんだこれ?」魔可不思議な生き物達に脳が釘づけされる。 そして容量が少ない脳に新しい世界が書きこまれていく。 読む度にそれが繰り返され、快感になっていく。 まさに「魔書」。100年に1冊の稀代の名作。 最大級の賛辞を贈ります。読まずに死ねるか! | ||||
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[以下の漢字の誤記は、本作の内容の真似です] これが賞を呪賞したものである事には納篤させられるる労搾ですが、全く楽しめません。 若い方なら、毒書の”体力”をつけるために、蝶戦するのも良しですが、 既に、”毒書”体力の落ちた中腔年の方々には、悪い事は言いません。 椰・芽・屠・袈 | ||||
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甲殻類のような鎧を背負い,知性を持つ巨大な軟体動物,妖怪としか思えない奇怪な風貌の生命体,知性を持つ昆虫,臓器が降る世界,城と城の結婚・・・・怪奇譚としか思えない異形の世界が展開する短編4編。 おぞましい世界観の上に,難解な造語が飛び交い,正直,最初はとっつきにくかったのですが・・・・読み進むうちにはまってしまいました。 難解な造語を多用しているのに,社長と取締役という日常的な用語が出てきたりします。しかも,社長と対立している勢力は「外回り」と呼ばれています。人間の外形をした部下は霊長類ならぬ「隷重類」(奴隷の意味なのでしょうね)と命名され,トラブルを起こして本体から切り離された個体は,社団法人ならぬ「遮断胞人」と命名されるなど,現実とはあまりにもかけ離れた異世界なのに,日常のサラリーマン社会を思わせる用語が織り交ぜられ,現実と非現実が交錯します。4つの短編それぞれは,時代は異なるものの,同一の世界を描いており,前篇を読むと,関連性がわかります。 まさしく「異形」そのもので,どうしたらこんなストーリーが思いつくのか,それだけでも驚きなのですが,この異形の世界が実は・・・・というオチが最高の驚きです。 一見すると難解で,それだけに敬遠してしまう人も多いと思うのですが,巻末に,全編を通した世界観が丁寧に解説されていますので,場合によっては,そこを読んでから,本編を読むと良いかもしれません。 いずれにしても,他に類を見ない独創性や,構築された異形の世界の完成度の高さという点で,最高傑作であることは間違いありません。怖いもの見たさ,あるいは騙されたと思って読んでみてください。 | ||||
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最初はちんぷんかんぷんで、とりあえず最後まで読めと言われて読む。そして、解説読んでからの2回目を読んでみました。まぁ、読みにくいですが、気付けば慣れてページを送る自分がいました。言葉遊びにニヤつきながら、また時間をおいて読み返そうと思う。表題作が好み | ||||
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表題作は訳がわかんないながらもサラリーマン生活の長い私にはユーモラスな話に思えた。社長が現場で排泄しちゃった物の後始末とか、高度な風刺かな、とも思いながら読んだ。 二作目の「洞の街」は冒頭宮沢賢治風なのかなと読み始めたが、そうでもなかった。 「天降り(あまくだり)」で主人公が苦境に立たされるあたり、やっぱり風刺かな、とも思ったが天降りがこの世界では必要な現象らしいので、風刺ってわけでもないんだろう。 一番面白かったのが「泥海の浮き城」。ハードボイルドっぽい展開だが、これを読んでいて私は人生で初めて自分が人間以外の生物になったような気持ちになった。 複雑で異質、極めて濃密な世界ではあるが、映像化できないことはないと思う。ただ自分が異生物になる感覚は文字で読んで感情移入することでしか経験できない。小説の凄さを思い知った。 映像化ということで言えば最後の「百々似隊商」が一番向いてるか。キャラクター豊富でアクションも派手だし、ストーリーが世界観と結びついてるし。何より泣かせどころがある。 今回紙の本で読んだけど、電子書籍版で持ち歩いて時々読み返したいような作品。 いやぁ、SFってこんなところまで行けるんですね。 | ||||
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一度では理解できないくらい読むのが大変な小説なのになぜこれほど読むのが快感なのか。例えるならハードSFの「黒死館」か。 | ||||
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「……感」に何を入れるか? 不快感? 嘔吐感? 粘液のぬくもり感? | ||||
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最初の短編「皆勤の徒」で、異形の世界に圧倒される。このカリカチュアライズされた近代文明の残滓は何だ。 人間のまねごとをしているこの不思議な生き物は何だ。 「泥海の浮き城」に至っては、昆虫型の生物を中心に探偵もの。難易度が高すぎる。 自閉しかかった文学かと、やや心が折れかけた。 しかし「百々似隊商」で、ほぼこの世界の成り立ちがわかる。 サイバーパンクSFの部類に入る作品だともいえる。 ラストのキーワードはラザニア。 | ||||
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普段は翻訳SFばかり読んでいます。話題になったものは日本のものも読みますが、今まで当たったと思ったものなし。 しかし、この作品はすごいです。読むこと自体が快感になる作品は久しぶりです。 立て続けに5回繰り返し読みました。無人島にでも持っていけそうです。 このシリーズがもっとあればぜひ読みたいですが、謎のバランスから考えるとこの1冊でちょうどいいのでしょうか。 | ||||
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描写は複雑にして怪奇、精細な描写にも関わらずイメージは漠然として捉えどころがない。作者自らの手による挿絵が、想像を助ける唯一の手掛かり。 見知った単語が別の字を当てられ、まったく違う意味として描写される:例えば、「遮断胞人(しゃだんほうじん)」「冥棘(めいし)」「塵脈(じんみゃく)」など。また知った単語もそのままの意味とは限らず、既知の言語に未知の言語を重ね書きされながら多重に重なった世界を読んでいると、行間から混沌とした世界が臓器と共ににゅるりと吐き出されて脳内を埋め尽くす。 帯に「世界水準のSF」とあるが、まったく同意ながら描写があまりに高度な日本語ローカライズの上に成立しているために他言語への翻訳がほとんど不可能ではないかと思われ、そのことが残念でならない。 | ||||
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