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ハンティング・タイム
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ハンティング・タイムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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残念な本。どんでん返しどころか、山も谷もない平坦な道を歩くような本。かつて、ジェフリーの本を読むと興奮して読み終わったが、この本はどんでん返し20回と書かれていても、まったく返っていない。最後にどんなどんでん返しが来るかと思って、読み続けたが、予想通りというより、予想以下の本でした。 | ||||
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ディーヴァーの主力シリーズのリンカーン・ライムが、全身麻痺で動けないヒーロー(現代版アームチェア・ディテクティヴ)であるのに対し、近年になって登場したコルター・ショウはひとところに落ち着くことのない動く探偵である。初期シリーズであるジョン・ペラムに似ているが、そちらはロケ・ハンターという職業で、本シリーズ同様、米国内のあちこちに活躍の舞台を移していた。作者としてはペラムの進化型として、コルター・ショウのようなひとところに定住しない放浪型主人公を新たに生み出したのではないだろうか。 当初三部完結と言われた本シリーズの三作目タイトルも『ファイナル・ツイスト』であり、内容的にもコルター・ショウの父や兄との関わりを軸に置いた作品であったこともあったことから、四作目の本書の登場は嬉しいサプライズであった。ショウの出生から父による特殊教育、兄との関係など、プライベイトな側面までもが明らかにされた『ファイナル・ツイスト』だったが、この『ハンティング・タイム』は、そうしたコルター・ショウが過去の因縁から放たれて、またも自由に仕事を請け負い、新たな土地フェリントン(架空?)を舞台にその個性的な活躍を見せてくれる、まさに超の付くほどのエンタメ作品である。 ページを開いたら、止まらなくなる面白さは、そもそもディーヴァーの得手とするところだが、本作は近年のディーヴァー作品の中でもちょっと群を抜いたページターナーぶりを発揮しているように思う。それというのも、いつも追跡の側に立つコルター・ショウが、本作では命を狙われる母と娘を守るというガードマンの役割に追われる。彼らを追うのは、三年間の刑期を終えて娑婆に出て来たばかりの元夫であり父であり元刑事でもあるけっこう凄腕のジョン・メリットという不気味なキャラクターで、その複雑な人物造形は、本作の肝であるかもしれない。ジョンの他、二人組の残忍な殺し屋の追跡も受けることとなり、八方ふさがりのショーと母娘の逃避行は、母と娘と、父(追跡者)との愛憎の軋轢なども重奏的に加わって、実に読みごたえがある。 今回はのっけからの逃走・追跡劇。しかも劇中、どんどん加わってゆく新たなキャラや、見た目通りではないキャラクター像と、思っていた通りではない数多くの真相により、読み手を嘲笑う如き騙しのテクニックを駆使しつつ、どのページも相当なノンストップ・アクションで終始している。「ドンデン返し20回超え(小社調べ)」との帯の宣伝文句が告げるように、ディーヴァーの最も得意とするところの作品である。アクションシーンも多いが、全体を締める緊張感がたまらない。久々に凄まじいまでのページターナー作品に出くわした思いである。 | ||||
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『コルター・ショウ』シリーズ4作目(3部作だったはずなので、番外編か)。このシリーズはおもしろいので全巻読んでいる。 ただ…今回の内容紹介売り込み文では「どんでん返し」「二重底三重底」「大逆転」がいつも以上に並んでいる。そのためそれがインプットされて読んでいる間じゅう構えてしまい、最後の最後までさらに何かあるのではないかと期待してしまった。 ディーヴァーの著作はどんでん返しが売りだ。 売り込み文でこんなにしつこく記載するのはどうだろうか?ある意味ネタバレではないか? 本書自体はおもしろかったし不満はない。見事だ。ただ、不意打ちの方がもっと楽しめた。 まあ、自分のようなタイプは内容紹介をあまり根詰めて読まない方がいいのだろう。 | ||||
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面白いですねぇ。 新作が楽しみです早めの出版をお願い致します。 | ||||
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このシリーズも今度こそ面白いかなと期待して読んだが、相変わらず子供向け冒険小説、次はもう読まない。 買った本じゃなくて図書館から借りた本であることがせめてもの救い。 | ||||
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こっちのシリーズはいいかなーとか思いながら、読み始まったら結局一気しちゃうんだよねー 良識的かつ理性的で頭良くて身体も利く危なげない優等生主人公だから、読んでて高揚感湧く部分が余りないんだが「これ、覚えとこ」部分が多いのが楽しい 今回は「窓を割るなら鉄フライパン」を覚えた。下枠破片を叩き潰すのを横着しないが注意事項ね 多分それを必要とする事態には一生遭遇しないんだけどさ こうも翻弄されたらどっち役をやっても自分だったら「誰も信じられない」の疑心暗鬼で自滅一直線だな… 楽しく読みました 一番高揚したのが「訳者あとがき」。読者って勝手でごめんなさい。の気持ちはあるんだよ | ||||
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非常にいいというタイトル通りの美本でした。 | ||||
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ドンデン返しのために必要な伏線を敷いているのだろうけど、日本人にとっては情緒も共感も感じられない前半(というか2/3位)が長い。 まぁ、シリーズものなのでこういうものなのかもしれませんが。 | ||||
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時系列や登場人物をいち早く把握して、物語の世界に入っていく楽しさを味わってみて。 | ||||
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「真夜中の密室 リンカーン・ライム」(2022/9月)以来のディーヴァーの新しい翻訳。懸賞金ハンター、コルター・ショウ・シリーズとしては、「ファイナル・ツイスト」(2022/6月)に続く第四作。 舞台は米国、中西部のどこかであってどこかではない場所。オハイオ?インディアナ?ミシガン?架空の(?)都市、フェリントン。 或る背景があって何者かに追われることになる母・アリソンと娘・ハンナ。アリソンは、「携帯型」原子炉の鍵を握る部品を発明したスーパーな技術者。何故逃亡するのか?追跡するは、アリソンが勤めるハーマン・エナジー社に雇われたコルター・ショウ。一方、そこに二組の追っ手の存在がありました。アリソンの元夫であり、元市警察刑事のジョン・メリットと殺し屋コンビ、モールとデズモンド。その四組の視点から数多くの"何故"が語られながら、今更のことではありますが、キレのいい場面展開とサスペンスフルなカットバックが駆使され、ディーヴァー節全開の正に「正真正銘のページ・ターナー」を満喫することができました。刈り取られるべき伏線はたわわに実り、初秋の一日、すべてが一斉に刈り取られていきます。その爽快感。 ショウがアリソンとハンナに辿り着くまでの前半は、まるでロード・ノヴェルのようでした。私事ながら、エイモア・トールズの「リンカーン・ハイウェイ」を並行して読んでいる関係上(笑)、過去、現在を問わず米国を横切るハイウェイから見る光景が混じり合い、いささか混乱することにもなりました。 後半は、サヴァイバリストとしてのショウ+若きハンナの丁々発止の掛け合いがこのオーセンティックなスリラーに「良きもの」を与えてくれています。タイトルの由来もしっかりと説明されていますが、それを話すことはできません(笑)。そして、ジェフリー・ディーヴァーにしてはとてもパセティックな(私がパセティックと言う時は、単純に「泣き」があるということです(笑))エンディングも用意されています。 スリラーのレビューなどしなくとも良いならそれに越したことはありませんね。何も語る必要はありません。 スリラーの読み手のルールは? 面白ければ面白いほど、「できれば何も語るべからず」 □「ハンティング・タイム コルター・ショウ "Hunting Time"」(ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋) 2023/9/27。 | ||||
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