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ハンティング・タイム



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【この小説が収録されている参考書籍】
ハンティング・タイム

ハンティング・タイムの評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

最も「らしくない人物」が犯人の確率は? 85%?

三部作で終わるはずだった懸賞金ハンター「コルター・ショウ」シリーズの第4弾。人探しが仕事のショウが命を狙われた母娘を追いかけ、安全を守りながら逃亡を助けるという、前3作とは異なる役割を果たすアクション・サスペンスである。
原子力関係の優秀な技術者・アリソンはDVに耐えかねて告発して刑務所に送り込んだ元夫のジョンが早期釈放され、復讐のために自分の命を狙っていると知り、娘・ハンナと一緒に姿を消した。元刑事だったジョンが自分の捜査技術やコネを駆使して追いかけているのを憂慮したアリソンの雇い主はショウに、母娘の行方を探し、保護してほしいと依頼してきた。しかし、頭脳明晰なアリソンは逃亡者としても優秀で、ショウは容易には追い付けなかった。さらに、ジョンが関係する犯罪組織からも二人組の殺し屋が派遣され、アリソン母娘の逃避行は追いつ追われつの厳しいものとなる…。
帯に「ドンデン返し20回超え。すべては見かけどおりではないのだ」とある通り、読者を欺き、驚かせようというディーヴァーの意欲、熱量は半端ではない。とはいえ、この程度のドンデン返しはディーヴァーのファンなら想定内ではあるのだが。物語の最後の大逆転も、どこかで読んだことがあるレベルで強烈なインパクトは無い。ただ、クライマックスに至るストーリーはこれまでのシリーズ三部作より面白い。
ディーヴァーのファンはもちろん、ディーヴァーは初めてという方にもオススメできる、よく出来たエンタメ作品である。

iisan
927253Y1

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