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ちぎれた鎖と光の切れ端
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ちぎれた鎖と光の切れ端の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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「此の世の果ての殺人」で筆力を見せつけた作者なので、本作も非常にスムーズに世界に入り込むことができた。展開もスピーディーで、2部構成にしている点も面白かった。メインとしては連続殺人のミステリーだが、本作はそこに収まらない人間模様を丁寧に描き出しており、様々な角度での要素をちりばめながらも全体してはまとまりを失わない名作だった。長編ではあるが、あっという間に読了してしまった。 | ||||
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まさに令和に現れた和製クリスティ。 寝不足あるいは休憩丸潰れ覚悟で手にすべし! 読み終えて即、同僚に贈った程、薦めたくなる書。 | ||||
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犯行が行われるまでの過程で伏線があるものの、途中読み進めるまでどこにつながるのかを楽しめる作品でした。 ストーリー構成がしっかりと描かれており、1部、2部で性格な繋がりを見事に描写することで起きた全てがつながっていく仕上がりになっています。 1部はクローズミステリーから始まり、動機は?なぜ犯行が?など色々考えさせられます。 ミステリー小説の観点を少し違う方向から見てみると、作品に違和感がなく、納得することができます。 2部に突入し違うストーリーを思わせながら、少しづつ繋がりが見えてくる面白さがあり 物語の核心はあえて最初から語るのではなく、2部に端々に散りばめられており、読者の想像を駆り立てる、そんな構成になっています。 生真面目にミステリー小説を読んできた方は少し違和感を感じるかと思います。 何がしたいの?結局何がやりたかったの?や実行に起こす動機が少し軽薄と感じる部分がありますが それも含めて、この本の良さだと理解できます。 最後まで読んでみると、憎愛による犯行だとわかります。 | ||||
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評価わかれてるみたいだけど私は好き 中だるみはしてるけれど、最後のスピード感はよかった。 | ||||
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二部構成の妙を楽しみましたが、タイトルはいまひとつ | ||||
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デビュー作である前作は変化球的な本格だったが、今回は”絶海の孤島モノ”ということで王道中の王道。 7人のグループ内で起きる連続殺人、果たしてその正体、動機は? …と思って読むと、なんとひと段落して第2部となり、数年後の別場所、別のキャラで話が始まる。 ところが徐々に話は結びつき、2部を読んで物語の背景が分かるという凝った設定で、本格物で2部作と言うのは初めてでは? しかも1部は男性主観、2部は女性主観とどこまでも練りに練ってあって、前作をはるかにしのぐ完成度。 今回は舞台は九州天草と大阪。 この宿、似たような施設が実際にあるのもリアル。 | ||||
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受賞作よりも面白いのは間違いないが、もっとゲーム性に徹したほうが良いと思う。登場人物のくだらない心情を書き込むのは、今より年を取って、変化球投手になってからでも遅くはない。若いうちは豪速球一本やりで行ってほしい。夕木春央先生のように。それで充分通用するはず。それだけの才能があるのは作品を読めば分かるので。御大東野圭吾先生もそうしている。ただし、マニアは豪速球を好むが、世間は変化球を好むのが難しいところ。個人的には、変化球投手になってからの東野作品は好きではないが。 | ||||
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乱歩賞後の第二作、期待を遥かに超えた傑作! 前半、後半で舞台も展開もガラリと変わりながら、終局で明らかになる苦い連鎖に釘づけ。 前作でも感じたことだが、映像化したいと感じた読者も多いのでは? | ||||
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「第一部」は「絶望編」です。絶海の孤島、携帯は通じない、個室、迎えや警察は来られない、限られた登場人物、過去の因縁、どす黒い復讐心など完全な「密封空間」を構成しています。動機は?犯人は?順番は?と謎は深まるばかりですが、読者としては謙虚にメモを取りながら読み進めるとミステリの鉄則である「思い込み」「錯誤」「入れ替わり」「顔を潰された遺体」「小道具」「くせ」「習慣」など意外と古典的なヒントが存在しています。 普通、殺人事件が起こると恐怖から逃れるために共通スペースに全員が集合するのですがそうはならずに個室にこもってしまうという「追い詰められる側の心理戦」も新鮮でした。 うって変わって「第二部」は「希望編」になります。第一部だけでもほぼ完結していますが、さらに別線から個性の強い人物を連れてくることで意外な展開がうまれます。警察の介入により一気に話は進展して圧倒的なクライマックスを迎えます。そして明日につながる光明も見えました。組織の壁につきあたりながらも突き進む女性刑事が実は主人公かもしれません。 | ||||
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昔からよくあるミステリーの定番、孤島での密室連続殺人と聞くとありそうな結末を想像しながら読みました。しかし、思いもしない展開に夜も更けるのも忘れ一気読みしました。 定番の場面設定でもまだこんなトリック設定があったとは……。乱歩賞後の新作でここまで書けるとは恐ろしい新人です。前作に比べ、文章も老獪になり、警察機構の取材も緻密です。 ただし、連続殺人の起こるシーンが淡々として恐怖感が感じられないのが残念! これはミステリーの宿命であまり根拠のない殺人を描くため、そうなるのかもしれませんが・・・・・・!? | ||||
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