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永遠と横道世之介



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永遠と横道世之介の評価: 4.19/5点 レビュー 191件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全155件 81~100 5/8ページ
No.75:
(4pt)

いい奴だなぁ

横道世之介 面白かった。
自分に正直な奴って、こんなに好ましいんだ。
久しぶりに肩の抜ける楽しい小説を読んだ気がします。
いい奴だなぁ。
読み終えたのが無性にさみしいです。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
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No.74:
(5pt)

軽くて面白い!

読んだ後に、タイムリーに映画版を見る事が出来ました。
やはり映画は、詳細をかなりはしょっているので本の方が面白いです。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
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No.73:
(4pt)

とてもほっこりする話

吉田修一さん特有の書き方なのか、各登場人物の視点や時間軸を切り替えながらストーリーが進んでいく。伏線のストーリーがうまく重なりながら繋がっていく。
話自体はとてもほっこりする話でした。悪人とは全然違う雰囲気です。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.72:
(5pt)

好きだなあ

あんまり人情物とか好きじゃありません。青春物もちょっと苦手です。でも吉田修一さんの書く青年は好きだなぁ。
どこにでもいそうで、ちょっとたよりなくて、自然体で、とてもかわいい。なぜかわいいかわからないけど、かわいいです。
普通だけどなんかただの普通じゃない、私みたいなへそ曲がりの青春苦手でも、読んでいてとても楽しい本です。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
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No.71:
(5pt)

そこに、青春があった..........。.感涙!

何気ない青春の1ページ。

横道世之介の青春期と重なる私は、共感できる時代背景があり、
楽しく読めました。

爽やかなる主人公と不思議な彼女祥子ちゃんと、周りの温かい
人々。

ラストは悲しいものの、爽やかに生き抜いた世之介に、
感涙。

久々の青春ものでしたが、本当に良かった!
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.70:
(5pt)

こんなモッサイ奴いるいる私のとなりにも、でも

東京の大学生になったばかりの田舎者で、都会人からみたら鈍くてもっさりした馬鹿なヤツ。そんなどこにでも必ずはひとりはいるような横道世之介が主人公である。80年代のある年、入学からの1年間に世之介が関わったさまざまな人たちと、20年の時を経て今の彼らの中で世之介がどう生き続けているのかが描かれている。描かれ方のタッチは一見するととてもさらりとして軽やかだ。

 だが、油断してはならない。世之介は、実は並みじゃない鋭敏な感性と侮りがたい強い意志とを持ちあわせた、鈍感でも馬鹿でもない男なのだ。しっかりと読み込んだ読者は、元カノの祥子ちゃんと一緒にそれを思い知らされることになる。しかも、今さら気づいても取り返しがつかない後になってから。世之介と過ごした、ほんとうに何気ない日々は、実は何気ないようでいてかけがえのない何ものかであったのだ。はらりと流れてしまう涙は、しっかり読みこんだことのご褒美でもあり、同時に、若き日とその後の人生の中で、何か何気ない大切なものを置き去りにしてきてしまった多くの読者への、お仕置きでもあるかもしれない。

 20年前にはありふれた存在だった公衆電話、今はほとんど姿を消してしまった。消えたのは公衆電話だけじゃなくて、そこから始まる「たまたま」近くに来たから寄るとか、今居るから「暇なら」来いとかいうアポなしの気儘な付き合い方も昨今は姿を消しつつある。随時連絡可能な携帯とメールの出現で、予告なしの訪問・来訪ってのはめっきり減った。まあそれだけのことではあるが、「たまたま」から始まる無限の人間関係の広がりや、行動範囲の拡大の可能性も失われてしまったことが、世之介の間の抜けたずうずうしさに読みながら付き合っているとよくわかる。
 たまたま授業が終わった時隣だったから一緒に飯を食う、遊びに行く。教習所の申し込みさえ一緒にやっちゃう。相手の家に行く、そのまま何カ月も入り浸ったりまでする。こういう横道世之介流の人間関係は、何かの便利さと引き換えに今では失われてしまった気がする。
 ネタばらしは憚られるので詳しくは言えませんが、この物語は長崎が舞台のひとつになっている。長崎である限りは避けて通れないテーマも、軽さを装ったこの話の中で、これ以上切り詰めようのない極少の文字数でキリリと綴られている。あたかもそのエピソードが、はらはらと飛んでしまいそうな物語に、ぷすっと留めるために刺された1本のピンのように効いている。その1本がその後の世之介の人生にも、今日の私たちの誰もが、失ってしまった大切なものを想起させられたあるニュースにもシンクロしていく。初めて読む著者なのだが、かなりの手錬れであるのは間違いない。
 
 個人的には、「イタトマ」が出てきたのは懐かしかった。渋谷の公園通りや六本木の芋洗い坂にあったイタリアン・トマトは東京の今風カフェの走りだった。今は郊外の私鉄駅に「イタリアントマトJr」とかに姿と名を変えて存続していたり、秋田新幹線秋田駅とか山形新幹線山形駅とかの構内に屍をさらしている。都会のお洒落な空間であったかつての店を懐かしむのは、単なる個人的なノスタルジーでしかないかもしれない。だが、80年代のある日、公園通りのイタトマで「たまたま」隣の席に座り合わせた女子大生が、どういうわけか今の私の家内である。そのことを考え合わせると、世之介流の「たまたま」交友法が、今は失われてしまったことが、しみじみ寂しく思えてならない。
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No.69:
(5pt)

話の構成、タイミングのよさに感銘を受けた

本当になんでもない話です。
横道世之介青年が地元九州から上京し、それからの約1年の出来事と合間にそこから20年?後の話も入れながらの作品です
また作中の登場人物たち、その一人一人が愛しく、愛着の沸く読んでいて気持ちが晴れやかになる本でした

ぜひ読んでみてください
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No.68:
(5pt)

爽やかな余韻

「青春小説の金字塔」という帯に、まったく期待を抱かず読んだが、余韻にずっと浸っていたいような心に残る作品だった。
私は35歳なのですが、この歳で読んだからこそ、たくさんの共感があったのかもしれない。
新しい出会いの面白さや、過去を懐かしむことの幸せを思い出させてくれる作品だった。
ラストをどうとるかは人それぞれだろうけど、読後感はかなり良し。お薦めしたい、一冊です。
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No.67:
(4pt)

80年代を謳歌した人々へ

80年代を謳歌した読者への贈り物だと思いました。当時を偲ばせる時事ネタ満載で、どこかおっとりした嫌味のない主人公は、さしずめその案内役でしょうか。彼が狂乱の時代をひょうひょうとマイペースで駆け抜ける様子には、同志のような哀切の念が残ります。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
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No.66:
(4pt)

いい加減な世之介が何ともいい感じです

どこにでもいそうで、そうそういないんじゃないかなぁ、世之介みたいな人。
 時々どうしょうもないんだけれども、基本優しくて、人情に厚い。
 傍にいても、邪魔にならないというか、むしろ、ホッとさせてくれる人。
 確かに「生産性のない」ような小説だけれども、そこが、きっとこの小説の良さです。
 だからこそ代々木駅でのエピソードは必要なかったと思うのです。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.65:
(5pt)

サンバサークルって!?

ひまで。バイトして、講義出て居眠りして。
わかる。こんな奴いた気がする。
いいやつで。ホントに気のいい奴で。
特に取柄はないんだけど、俺はお前の味方だからなって言いたくなるやつ。

世之介、本の中だけど、俺もお前に会えてよかったよ。

吉田修一も、つまらない理由で別れた場面は、あんまり切なくて書けなかったんだな。
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No.64:
(5pt)

いつの時代にも

いつの自分も変わらない人生のイチページなんですね。暖かかったです
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No.63:
(5pt)

もったいない

ひさしぶりに、読み終わるのがもったいない作品に出合いました。
ほっこり、あったまり、読後感サイコウです。
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No.62:
(5pt)

名前のインパクト

横道世之介という題名のインパクトがいいです。さすが、吉田修一さん。
そして、登場人物たちの個性、それぞれ違っているけど、みんないい人、爽やか、一生懸命。
日頃の疲れを癒し、優しい気持ちにさせてくれる小説でした。
気持ちが落ち込んだ時、自分が嫌になりそうな時、もう一度開いてみようかなと思える読後感でした。
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No.61:
(4pt)

時代を超えて愛される名著。

映画がとても良かったので読んでみました。
淡々と、それでいて軽快な文体で読みやすかったです。

18歳の青年が大学で過ごした1年間についての作品で、時代設定はバブル前後でしょうか。
私自身まだ生まれていない時代ですが、そんなことは関係無く楽しめました。

なぜなら、作中で描かれる出会い、友情、恋、成長、葛藤、別れ、そして再会は"イイ意味で"とてもありふれたモノで、
登場する人物もどこかで会ったことのあるようなキャラクターばかりです。

20歳を過ぎている方であれば、若かりし頃の青春時代を追体験できる小説なのではないでしょうか。
年齢層や性別に関係なく、時代を超えて読まれるであろう良作だと思います。

結末はちょっと泣けますが、読了後は「よし、明日も頑張ろう!」と爽快な気分にさせられました。
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No.60:
(5pt)

笑顔になれる

あ〜こんな人に出会えたらと…くすっと笑ってしまう作品です。是非読んでみて下さい。きっとお気に入りの一冊になります。
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No.59:
(4pt)

主人公に入り込めちゃった

新聞連載の購読を逸したのと、電子版への期待で購入した。
今時の若者の思いや行動も抵抗なく共有出来たのは何故か?
良くわからないが、淡々と読了した。「自然」だからか?
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.58:
(5pt)

本の感想

青春時代の恋愛わ感じさせ、とてもよかった。映画もみました、昨日、保存用として本屋で本も買いました。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
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No.57:
(5pt)

あまりに小説的な

読みはじめた時には、主人公にリアリティが感じられなかったし、懐古的なヌルい青春小説なのかと思いましたが、挿入された断章を読んだ瞬間、全て氷解。リアリティがないことにこそ重要な意味があった。主人公の不在。使い古された技法を見事に反転させて、物語を遥かな高みに昇華させている。これぞ小説。どこにもいない誰かは、それぞれの人の中に生きている。こんなにも舌触りがいいのに、重く普遍的な主題を描き切っている。最近の日本の小説はすごいですね。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.56:
(5pt)

こころ温まる作品です。

大学生の何気ない1年を描いた小説ですが、気付くとすーっとその世界に吸い込まれていました。構成がとても自然で、流れがあって、まるで自分までその世界にいるような錯覚を持ちました。ありふれた日常でも、ドラマがあり、友情や恋愛があって、その時は「つまらない」とか「やることないなー」って思っていても、振り返ってみるとまずまず充実していたりする。特別じゃなくてもいいんだねってほっこり教えてくれる作品です。つまらない大学生活を送っている大学生や、これからの大学生活に希望で一杯の高校生に特にオススメです。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
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