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強運の持ち主



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【この小説が収録されている参考書籍】
強運の持ち主
強運の持ち主 (文春文庫)

強運の持ち主の評価: 4.11/5点 レビュー 74件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61~74 4/4ページ
No.14:
(5pt)

ルイーズ瀬尾

瀬尾さんは読者への寄り添い方がうまいと思う。
ちょうど占いの話なので占いの話とかけると、よく当たる占いとは言ってる内容が3つ当たればよく当たると人は信じるらしいです。
逆に考えれば数うちゃ当たるです。
瀬尾さんもこれと同じで、おおよそ共通点らしい共通点は見つからない物語でも、動作や考え方など目に浮かぶ描写で「わかるなあ」ってのが積み重なって引きこまれてるんです、しかも自然に。
「いいじゃん、気分よく帰ってもらえれば」というルイーズ の言葉まんまなんですよね。
もちろんここでは読んで満たされるって意味でってことですけどね。
強運の持ち主Amazon書評・レビュー:強運の持ち主より
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No.13:
(4pt)

占い師ルイーズ

表紙が可愛くて、なにげに手にした本でした。
今まで何冊も瀬尾作品を読みましたが、今のところ一番好きです。
会社を辞めて占い師になったルイーズ吉田の話なのだが、4つの話はどれもホロリとさせられた。
それぞれのタイトルも良い。このルイーズが真面目だったり、直感だったりするが、それがまた良い。
占い師という設定にしたことで、話がおもしろくもあり、ホロリとさせる要因かもしれない。
ルイーズと同棲している通彦の今後も気になる。
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No.12:
(4pt)

占い師が主役

瀬尾さんのお話は、どの作品も読みやすく好きです。
そして、どの作品にも家族の話が出てきます。今回も占いで、家族の問題を解決する、温かいお話が含まれていました。
「幸福な食卓」や「卵の緒」などと比べると、キャラクターは弱い気がしたので、☆は4つになります。
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No.11:
(4pt)

そう難しくもなく

瀬尾さんの本は読みやすくて、私のお気に入り。文章もわかりやすいし、難しい事はあんまり感じない。なんか妙な生活感を、たとえば鍋の残りにマカロニを入れるとか、買い物にジャスコが出てきたり、その辺に親近感を感じるような気がする(でも、鍋の残りにマカロニは入れないけど) 読みやすいのにキャラクターの輪郭はしっかりしていて、それぞれの登場人物がきちんと味出してると思う。八丁味噌をなめちゃうジュリア青柳・・・?だっけ?ちょっと不気味で面白い。連ドラにしてもいいかもしれない。マンガになっても面白いかもね。
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No.10:
(5pt)

易者という名のコンサルタント

占い師に次々に自分の事を言い当てられて驚く人がいるが、実はその前に

占われる側が占い師にかなりの情報を引き出されているか、よくよく考えると

誰にでも当てはまりそうな事を言っていたりしている事が多い。

 本文の中でも、主人公のルイーズ吉田(本名:幸子)が『20分¥3,000の占いに

金を出すのではなく、姓名判断や四柱推命の本を買って読んだ方がよっぽど

良いのに…』という旨のくだりがあるが、たとえ占いの結果が同じだったと

しても何万人、下手したら百万人以上の人々に向けて書かれた本よりも、

自分ひとりだけに語って貰う事の方が格段に信憑性が高く感じる(あくまで

『感じる』)のだろうし、易者は全くの第三者なので客観的にモノを見る事が

出来るので頼る人がいるのだという事に気付かされる。

 占いというのは自分自身の願望を叶えるためと言うより、自分の中にある

不安を取り除くためにあるのだと思う。だから私は今日も『めざましテレビ』の

6時59分の占いを観てしまうのだろう。
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No.9:
(4pt)

心が微妙に揺れる

四篇の、占い師ルイーズ主役の連作集。

一回3000円で占いを請け負う、商業的な占いの場での物語。

物語は穏やかに流れ、普通に悩み、普通に納得する。

今回の作品は、著者の他作品よりも、俗世間の事情の混入が多い。

著者の「天国はまだ遠く」「優しい音楽」などは素晴らしく透明な文章で、

爽やかな風にさらされるが如く、であったが、本書の読後感は少し違う。

確かに読後感は穏やか、かつ爽やかではあるが、

占い師として、多くの人間の運命を左右してきたのだ。

個人の運命が好転するも、悪くなるも、個人自身の事は、自分の意志で決断すべき事。

占いを参考にするという事も、個人の意志に含まれるが、それにしても、、、。

もし、ルイーズがこの仕事をしていなかったら、客には別の人生があったかも知れない。

そんな事が頭をよぎるから、100%の爽やかさを感じない。

しかし、ルイーズの最終場面での心境は興味深い。

何と、占いよりも、、、。

(結論は、本書を読むと分かる)

爽やかさとともに、ルイーズの心の微妙な揺れも見事に描かれる。

あくまで「微妙な」揺れだ。
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No.8:
(4pt)

占いと言うより

霊感も何のない、占い師ルイーズ吉田。

彼女の占いは、占いと言うより人生相談に近い。

適当に占って助言をしてやるだけで客は満足して帰っていく。

人付き合いのわずらわしさから始めた占い家業。

そんなんでいいんか?と思いつつ

彼女の占いに救われていく人も結構多いんだな。

4編のエピソードもほんわかしたものばかり。

だからものすごく気楽に読める。

これこそが「瀬尾まいこ」の持ち味なんじゃないかと思う。

肩肘張らずに気分良く読めて、読後感も爽やか。

しかし、強運の持ち主はいつその強運を発揮してくれるのだろうか?

続編希望ですね。
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No.7:
(4pt)

毎日何かが終わる

占いをあんまり信用してない主人公の占い師・ルイーズが、お客さんや見習いさんたちを通して自分の殻をやぶっていく。どっちがお客さんなのか、どっちが見習いさんなのかわからないところに笑ってしまいましたが、一緒に占いじゃないところで悩みを解決してくれそうなところがいいですよね。
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No.6:
(4pt)

心地よい「ゆるさ」

表紙のイラストもかわいい。

主人公が占い師っていう設定、珍しいなあ。

特に劇的なドラマ展開はないし、涙あふれる感動もなく、かつ嫌味がなく自然な感じです。ルイーズの恋人がいい感じ♪
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No.5:
(4pt)

安心して薦められる1冊

占い師を主人公に、職場でのエピソードが4編収められたこの本

日々の日常を優しい気持ちに替えてくれる短編集だ。

間違いがない1冊なので、多くの人へお勧めします。
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No.4:
(4pt)

平易な物語に隠された悪業

わかりやすく読みやすく、ストーリーも適度な起伏に富んでいる。若手占い師ルイーズ吉田が視点人物だ。彼女を中心に4つのエピソードで構成されている。

 ジュリエ青柳とか武田くんと違って霊感の全くないルイーズは、ビジネスライクにお仕事として占いをこなす。お客さんのちょっとした人生模様を、愛情ある応援歌のようなスタンスで描いている。

 だが、見方を変えるとルイーズはひどい女である。客としてきた男を手に入れようと、占いを使って様々な仕掛けで奪取している。しかも、人付き合いが嫌いで会社をやめた。結構我慢がなくて勝手である。その上、占いだって適当にやっている部分が多い。

 でも、読んでいてルイーズにはイヤミを感じない。こういう自分勝手なキャラクターのほうが、特別な才能に恵まれていないだけ読者として共感しやすいのだろうか。よく読むと、ルイーズも少しずつ成長しているのがわかる。
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No.3:
(4pt)

最高のマッチング

今回の本の主人公は占い師。
占いに頼る人って実は自分の中では答えは固まりつつあって、
その選択が正しいのか自信がないから、
背中を押してくれる言葉を求めに行くのかもしれない。

瀬尾まいこさんの作品はゆっくりとほんわかに流れ,
心に効くお薬のようなところがありますよね?
「優しく答えに導いてくれる」という部分で
占いと瀬尾さんの作品の持つ効能は似ている。
テーマに占いを選んだ瀬尾さんの選択は大正解です!

特に「ニベア」というお話はクスッと笑えるユーモアがあって、
じんわりいいお話。
収録作の中ではこれがいちばん好きです。
ルイーズがおしゃれなデートではなく、
恋人とダイエーに行くことに幸福を感じるエピソードも大好きでした。
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No.2:
(4pt)

幸せな気持ち

坊ちゃん文学賞を受賞した時から気になっていた作家さんで、タイトルに惹かれて購入しました。

「強運の持ち主」なんて、この本を読んだら自分も運が良くなりそうな気がしませんか?

内容は瀬尾さんらしい「ほんわか〜」とした感じで、お休み前に読むと気持ちよく眠りにつけました。
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No.1:
(5pt)

カタイあたまをヤワラカク…

瀬尾まいこの作品に出てくる人は、肩の力が抜けていて、でも生きる上で大切なことをきちんとわかっていて、読むと固まった頭をゆっくりとほぐしてくれる!大好きです。

 この作品も、上司と喧嘩して会社を半年で辞めた主人公が、直感を頼りに占いをしつつも、いろんなお客やアシスタントと出会い、大切なことに気付いたり、成長したりしていく。

 1年ぶりの待ちに待った新刊、とにかく読んでみてください!!少しこころが軽くなりますよ!
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