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最後の祈り
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最後の祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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登場人物の名前(真里亜、優里亜、由亜など)が似ているので読むのに疲れる。スムーズにストレスなく読みたいのに。 | ||||
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著者らしい作品で、繊細かつ巧みな物語構成が為されていると思う。 しかし、違和感を抱くところが多く、どこかで軌道修正がされると期待して読み進めたが、繊細かつ巧みさを最後まで感じたものの、違和感も最後まで解消されなかった。 違和感の理由は大きく2つあったと思う。 1つは、凶悪犯の来歴・犯行の理由についても物語られるが、被害者が負った大きな不条理に対して、まったくバランスが取れていなかった。作者の近刊である「罪の境界」では、犯人の物語も深く突き詰められ、社会の抱える課題として提示され、最終的に「罪の境界」が深く問われたように思ったが、本作では、不条理さがそのまま残された。本作では、力点が別のところに引っ張られ、小説全体としてのバランスを欠いていたと思う。 2つめは、生死を受けとめる職業意識についての違和感がぬぐい切れなかった。教誨師あるいは宗教家、牧師などは、人の生死を常に深く見つめ、医師や看護師、緩和ケアにあたるその他の職業人などとともに心の構えを様々な形で強固に養っているものと思うが、この小説では、物語を興味深くするためか、一般受けするようにか、とにかく共感できなかった。刑務官には、どのような職業的訓練が行われているか、知るところでは無く想像もできないが、日本の死刑執行の課題は、この本が本来担うテーマなのだろうかと思った。場面の描き方自体や刑務官の物語を含んでいたこと自体は、この小説を読み応えのあるものにしていたと思うが、残念な気持ちで読み終えた。 | ||||
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