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最後の祈り
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最後の祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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読み始めてすぐに引き込まれ一気に読みました。 | ||||
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凄く深い。話し。好きな作家さん。 | ||||
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すごく面白くて一気に読んでとても考えさせられた 罪を憎んで人を憎まずがどんなに大変なことか でも最後は薬丸さんらしい終わり方だった 拘置所の職員が死刑囚に肩入れしすぎな気がしたけど実際のところはどうなんだろう | ||||
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色々な考え方ができる一冊。 集団で読んでそれぞれの意見を聞きたくなるような。 答えなんてないんだろう。 本人でさえ。 私が読んだ今、現実では京アニの裁判が行われていて、連日の報道がなされる中ですので重ねて考えてしまいました。 | ||||
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最後の言葉の意味がわからない。 何故,彼はあの言葉をあの人に伝えたかったのか? ネタバレになるからこれ以上かけませんが,誰か教えてください! | ||||
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最後の言葉にたどり着きたくてどどん読み進めてしまいます。教誨師として、殺された我が娘の復讐ために殺人犯に近づく下心は、誰もが闇を抱えて生きる人間そのもの。牧師とてただの罪人です。赦せるはずのない犯人の極刑まぎわの一言には言葉を失いました。わたしならどうするだろうか。深く考えさせられました。 | ||||
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登場人物の名前(真里亜、優里亜、由亜など)が似ているので読むのに疲れる。スムーズにストレスなく読みたいのに。 | ||||
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高評価が多いので、あまり書きませんが、号泣してしまいました。 途中までは、なかなか没頭できなかったのですが、やはり中後半で物語がシリアスさを増して佳境に入った辺りからヤバかったです。 最後の方は大泣きでした。 お勧めの一作です。 映画化されても泣けない気がします。 やはりこれは活字の力、で泣ける気がします。 | ||||
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結婚間際の娘を殺害された教誨師の保阪宗佑が、娘を殺害した犯人である石原の教誨を行うことになった。 殺人犯の石原に「生きる希望」を与えることで、死ぬ直前に地獄に叩き落とす言葉を突き刺し、娘の無念を晴らすために。 物語は教誨師の保阪、刑務官の小泉、殺人犯の石原の3人の視点で描かれていく。 石原は死刑にしてくれてサンキューと被害者遺族の感情を逆撫でする言葉を放ち、刑務所でも反省する様子は全く見られない。 そんな石原が保坂の教誨を受けることでどうなっていくのか、また保坂も果たして平常心を保つことができるのか、刑務官の小泉は石原とどう接していくのか、興味深くて読み応えがあった。 特に、石原が娘の由亜の最期の姿を語る場面は居たたまれなくなる保坂の気持ちが痛いほど伝わってきて、切なさと怒りがごちゃごちゃになるような感情に包まれた。 物語の本筋ではない部分だが、保坂の前に死刑囚に教誨をしていた鷲尾の残した言葉が特に印象的だった。 まずは「死神の手先だ」という言葉。 確定死刑囚の精神状態が動揺したり乱れたりしていると死刑は執行されにくいが、心から罪を悔い改めて償いとして死を迎える覚悟ができたとみなされたときは処刑されやすい。 教誨師は確定死刑囚を速やかに滞りなく刑場に導くために存在しているという言葉はとても重かった。 また、鷲尾が過去に自分が犯した罪を許せず苦しみもがいている中で、「死刑執行に立ち会うことが自分が犯した罪への罰だ」と受け入れ、死刑執行に立会い続けるという苦行も読んでいてつらかった。 さらに、教誨師は無力なのかと問う保坂に対して、鷲尾が言った「せいぜい彼らが抱えている宿題を一緒に考えて悩んでやることぐらいしかできない」という言葉も心に響いた。 自分の身も心もを削って、娘を殺害した男の教誨を行い続けた保坂の胆力は凄まじく最期まで目が離せなかった。 | ||||
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慟哭を越えた重みがある。 言葉にできない苦しみと悲しみを背負って。 教誨を通じて生きる希望を与え、罪を理解させ、罰を受けさせること。 神の前で赦せても、被害者側は許せるのか。 身も心も極限まですり切らせて応じて。 人間らしい心を取り戻せるのか。 落涙す。 | ||||
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殺人犯は、育った環境から生まれるのだとしたら、周りの人間の罪なのではないかと思った。だとしたら、周りの人間が変われば、殺人犯はいなくなるのかもしれない。自分の周りの人を少し意識して、優しくすることで、悲しい罪が少しでも減ればいいなと思いました。 また、死刑は必要なのか、疑問に思いました。執行する人も、すごく苦しむのに。 最後に、主人公が潔く旅立つ姿に、救われました。 | ||||
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著者らしい作品で、繊細かつ巧みな物語構成が為されていると思う。 しかし、違和感を抱くところが多く、どこかで軌道修正がされると期待して読み進めたが、繊細かつ巧みさを最後まで感じたものの、違和感も最後まで解消されなかった。 違和感の理由は大きく2つあったと思う。 1つは、凶悪犯の来歴・犯行の理由についても物語られるが、被害者が負った大きな不条理に対して、まったくバランスが取れていなかった。作者の近刊である「罪の境界」では、犯人の物語も深く突き詰められ、社会の抱える課題として提示され、最終的に「罪の境界」が深く問われたように思ったが、本作では、不条理さがそのまま残された。本作では、力点が別のところに引っ張られ、小説全体としてのバランスを欠いていたと思う。 2つめは、生死を受けとめる職業意識についての違和感がぬぐい切れなかった。教誨師あるいは宗教家、牧師などは、人の生死を常に深く見つめ、医師や看護師、緩和ケアにあたるその他の職業人などとともに心の構えを様々な形で強固に養っているものと思うが、この小説では、物語を興味深くするためか、一般受けするようにか、とにかく共感できなかった。刑務官には、どのような職業的訓練が行われているか、知るところでは無く想像もできないが、日本の死刑執行の課題は、この本が本来担うテーマなのだろうかと思った。場面の描き方自体や刑務官の物語を含んでいたこと自体は、この小説を読み応えのあるものにしていたと思うが、残念な気持ちで読み終えた。 | ||||
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こういう系統で読み終えたくないと思った本は非常に珍しい。薬丸作品の中でも最高の出来ではないかと思います。 先ず以てありえないけどこの、被害者の父親が犯人の教誨師と言う設定をその筆力でのみこませてくれます。刑務官の仕事や教誨師のことは勿論、死刑制度についても、罪と罰、動機や後悔や改心までも事細かくかなり突っ込んで書きこまれています。犯人の罪意識だけではなく、皆が抱える原罪や宗教観にまでいたる叙述は圧巻。 特筆すべきは、表現の過激さで読者を釣るようなちゃちな話ではないというところです。グロテスクな表現などは事件当時の事以外一切出て来ません。 まさに人間ドラマ。 読んで後悔はしないと思います。 | ||||
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すっっっごく良かった。早く読みたい気持ちと、ゆっくり味わいと思う気持ちがここまで喧嘩し合うことは初めて。 | ||||
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