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名探偵のままでいて
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【この小説が収録されている参考書籍】
名探偵のままでいての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 41~60 3/4ページ
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TV「王様のブランチ」のブックランキングコーナーで紹介されていたので、手に取ってみました。 読後感はタイ料理を食べた後みたい! 甘い、辛い、酸っぱい、塩辛い。 この作家の洞察力•観察力に驚いた。 登場人物の心の機微に触れ、「ミステリーの枠を超えた面白さ」を感じた1冊です。 | ||||
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他の方も書いている様に、確かにさらっと読めます。キャラクターも軽やかで、話もそんなに重たいものではありません。文章も一文ごとに改行しており、読みやすさを追求しているのでしょう。 ひとつ気になったのは、ミステリーとして完成度です。安楽椅子探偵でしかも短編なので、ある程度仕方がないのかも知れませんが、それ以外の可能性が論理的に有り得ない、という結末にはなっていません。ですから、事実がそうでした、と言われれば、読者は納得するしかないのですが、他の可能性もいくらでもあるよね、と思ってしまいます。 | ||||
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発想が面白くて、文章表現もすばらしい。人々の交流に推理小説なのに、暖かさがにじみ出ている。 | ||||
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"そのときー唐突に、祖父がせがんだ。『楓。煙草を一本くれないか』七五調の語呂の良さもあってか、その言葉はどこか呪文のような響きを伴っていた。"2022年発刊の本書は第21回このミス大賞作。認知症を患う祖父が安楽椅子探偵をつとめる"日常系"本格ミステリ連作。 個人的に唐突にミステリを読みたくなったので、タイトルも印象的な本書を手にとりました。 さて、そんな本書は大学在学中から放送作家として活躍してきた著者のデビュー作で。およそ3つに大別される(らしい)認知症のうち、全体の約10%を占める"はっきりとした幻覚が見える"『レビー小体型認知症』を患う祖父が証拠や目撃者を探しに行かず【推理だけで事件を解決する】"安楽椅子探偵"役として、孫娘の楓が話して聞かせる"日常の謎"を次々に解き明かしていくのですが。 "日常系""安楽椅子探偵"といった設定こそ他作品でもよく見かけますが。【『認知症を患う祖父』が探偵役をつとめる】設定は私的には珍しく。レビー小体型認知症というはじめて知った名前と共に印象に残りました。 また祖父、そして孫娘の楓の他に、本書には楓に想いを寄せる爽やかな同僚男性教師の岩田、そして岩田の後輩。少し屈折した劇団員の四季といった人物たちが登場しているのですが。それぞれに魅力的で。【テンポの良い会話の空気感、安定感】も秀逸でした。 日常系ミステリ、古典ミステリ好きな方にオススメ。 | ||||
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祖父の推理は筋が通っていて納得しながら読んでいたのに鮮やかにひっくり返される。あぁなるほど。という場面がいくつもあり楽しく読めた。 レビー小体型認知症を絡めたところも良かったけど、最後がもう少し捻りや盛り上がりがあればなおよかった。 | ||||
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内容はとても良かったです。読みやすい。ただ当然帯付きのつもりで買ったのに、届いて中身を見たら帯がない。今までネットで書籍を購入しても帯も一緒ついてきてたので、ナイナイオールナイトリスナーとしては少し残念です。 | ||||
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空き時間にちょっとだけ、のつもりが、次の展開が気になってどんどん読み進めてしまいます。 オススメです。 | ||||
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読みやすかったです。最初のページから引き込まれるように読めました。色々な登場人物や風景が容易に想像できました。 | ||||
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第21回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品 登場人物のキャラクターが魅力的で、後半伏線もガンガン回収されて心地よい読後感。 読書の楽しみを再認識させてくれる作品です。 話は繋がっていますが、行くつかの事件に分かれているので短編を読むように読んでいけます。 すぐに映像化されそうですが、実は叙述トリック的な部分もあるので、どのように映像化するのか逆に楽しみ。次回作にも期待です! | ||||
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この方の作品は初めて読みましたが、めちゃ引き込まれる。とりあえず最初の4ページを読んでみてください。 そしたらあとは止まらなくなります。 読みやすい文体で、だけど読むと風景がごく自然に頭の中に浮かび上がる。そしてそのまま止まらなくなります。 迷ってるならまずは、買って読んでみたら良いと思います。 | ||||
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一話完結でスラスラ読めました。ナイナイのリスナーということで、小西さんの新たな才能を発見できた。トリックの謎解きは意外と地味なんですが、何より物語に登場するキャラクターが本を読んでても想像できる感じがとても良かったと思う。 | ||||
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この主人公は、レビー小体型認知症を患っている祖父である。その祖父が、孫娘が話す謎に、祖父の脳が活性化され、次々とミステリーを解いていく流れは、これまでにない新しいアプローチのミステリー本であると思った。 本の構成も各章で読み進めることもでき、普段本を読まない私でも読みやすかった。一章を読み終わるとまた次の章を読みたいと思い、比較的早く読めたと思った。また、次の作品も早く読みたいと思った。 期待しています。 | ||||
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ナインティナインティのオールナイトニッポンからですがとても面白かったです。 | ||||
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かなり評判が高かったので読みましたが全く良さがわかりませんでした。 連作短編なのでそれぞれに謎解きがあるんですが推理に全く納得感がない。それが真相なの!?というものばかりでした。 あと推理のことを物語を紡ぐって表現してますがわりと近しい人が事件に巻き込まれてる時に悠長にそんな表現を使ってることにも違和感。ラストもなんでもありではと思えるオチで残念でした。 このミス大賞の作品はたくさん読んでますがちょっと大丈夫かなと思ってしまいました。 | ||||
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全体的に物凄く面白かった。日常ミステリだけでなく事件性のあるミステリもとてもしっかりしていて読み応えがあった。一点だけ、登校拒否のくだりだけは自身が経験者ということもあり全く共感できず困った。あの扱いは当事者が返って心を閉ざしかねない笑。しかしそれを差し引いても面白かった。なにより登場人物が魅力的。名探偵の祖父、主人公、主人公をめぐる好人物。どんでん返しもありとても面白かった。 | ||||
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面白い! | ||||
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祖父と孫娘のやりとりがほっこり。ラストは良かった。認知症や介護保険制度、リハビリのことなどなど豆知識も織り込まれて勉強になります。 | ||||
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読みやすくて面白く一気に読んでしまいました。 | ||||
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最高でした。 連作のミステリーとしてテンポよく読める上に、文章も心地よかったので、あっという間に読み終わってしまいました。 しっかりと驚きや気づきを与えてくれる、良質なミステリー作品だと思います。 登場人物も非常に魅力的でした。主人公の女性、楓の祖父はレビー小体型認知症という病を患い、症状として幻視を見る事が頻繁にあります。その祖父が楓の持ってくる謎に推理を繰り広げつつも、幻視と認知障害、ミステリーとをうまく組み合わせながら進んでいく物語。重くなりそうなテーマの中、文体や情景描写などから全体的に優しく柔らかな印象を受けました。 親族の介護や病との向き合い方など、考えさせられる部分も多くありました。 インタビューなどで知った事ですが、作者の実父が同じ認知症を患い、その介護経験から、レビー小体型認知症の症状の認知を広め、幻視を見るからといって周囲から白い目で見られる様な状況を変えたいという意思が強く感じられました。それを作品のクオリティに繋げているのは、見事という他ありません。 因みにですが、作者の小西マサテル氏はナインティナインのオールナイトニッポンというラジオ番組の放送作家でもあり、同番組のリスナーである自分にとっても思い入れ深い作品となりました。 | ||||
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この本を読んだあと父に電話した。ただのミステリじゃない!親って尊敬、介護も楽しもう、と大切な事に気づかせてくれた1冊。また「臀部をゆっくりとずらして座り直した」との古典的な表現力に脱帽。本当に初本なのかと驚く。恋愛要素もあり読みやすい。ミステリに興味ない人もジャケ買いして後悔させない。描写が繊細で是非とも映像化を待望。勝手に俳優は誰がいいか?と想像してしまった(笑)ミステリ本の名前が沢山出てくるのでそれらの本も読みたくなる。次作も期待したい作家さん。 | ||||
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