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踏切の幽霊



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【この小説が収録されている参考書籍】
踏切の幽霊

踏切の幽霊の評価: 4.05/5点 レビュー 44件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.05pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 21~40 2/3ページ
No.24:
(5pt)

面白いと思います

高野和明さんの作品は、面白いこと
踏切の幽霊Amazon書評・レビュー:踏切の幽霊より
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No.23:
(4pt)

直木賞の特徴

■今回の直木賞候補だったが受賞は逃した。
ミステリー要素も高くあまり内容は語らない方が良いと思うがさすがは高野和明作品で1日で一気読みした。

内容は書かないので直木賞について少し触れておく。
今回の受賞は、永井紗耶子の「木挽町のあだ討ち」と垣根涼介「極楽征夷大将軍」だった。
このところの傾向は時代、歴史小説の受賞が多く、現代もののエンタメ作は受賞できないことが多い。
受賞を逃した現代ものは読めば間違いなく面白いだろうし候補作なので文学性も高いのだろう。ただ直木賞向きではない。

それと余程のことがない限り初回~2回程度の候補では受賞は難しい。
冲方丁の初候補が「天地明察」だったが3回目の候補だったら受賞できたかもしれない。

山本周五郎賞とダブル受賞は過去に2作しかなく熊谷達也の「邂逅の森」と佐藤 究の「テスカトリポカ 」である。
両方読んでいるが読み手として未熟なのか “それ程のもんかい?” と思ったが“木挽町”はこれは凄いと思った。
受賞予想で現代ものは難しいし「極楽征夷大将軍」は上下2段の550頁は長すぎるとあったのでこれは受賞は“木挽町”のみかと思った。

ところで直木賞の選考委員って誰なの? と思う人もいると思うのであげておく。 浅田次郎、伊集院静、角田光代、桐野夏生、髙村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき、京極夏彦(北方謙三に変わり今回初)である。
この大先生方の作品をどれほど読んだかざっと数えてみたが80作以上あった。新人作家が聞いたら恐れおののくだろうな(笑)。
日本を代表する作家陣だろう。この5人以上が推さないと受賞にならないそうだ。この先生方が決めたのならと納得せざるおえまい。

高野和明は大好きで全作品読んでいる。前作『ジェノサイド』は質量ともに最高傑作で唸るしかなかった。当然直木賞候補もなった。こんな大作を仕上げたのだから次は多少時間がかかるか? と思ったが新作は11年ぶりだとか。次作はもう少し早く出してほしいものだ。(原尞よりはいいか笑)
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No.22:
(3pt)

高野和明にしては…

高野和明にしては伏線回収が甘いかな、という感じでした。読み込ませる人だけに、もう少し感情移入させてほしかった。
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No.21:
(5pt)

小田急

小田急沿線に馴染みのある人間なら入っていきやすい小説だと思います。残念ながら直木賞の受賞は逃しましたが、読み応えがありました。下北沢の踏切で女の幽霊の写真と映像が撮れたと出版社に投稿されました。現場周辺では、幽霊の目撃談なども噂されています。そこで、出版社の契約記者の主人公が、小田急で人身事故がなかったか、調べます。人身事故は下北沢の踏切ではありませんでしたが、近くで殺人事件がありました。犯人は捕まっていますが、被害者女性の身元がわからないままです。主人公が被害者女性の身元を調査すると、意外な事実が次々と出てきます。心霊現象や霊能者は出てきますが、半分以上は推理小説です。
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No.20:
(4pt)

微妙

敢えて幽霊を出さなくても、ストーリーとして面白いと思います。ただ悪い奴らをどう持っていくかが課題だが。
また時代考証がうまい。あえてスマホや携帯電話のないところに舞台を持っていったところは、少し懐かしい感じがした。
つぐみのは探したけどなかった。
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No.19:
(4pt)

読者はいつの間にか幽霊側についている

かなり強烈な幽霊だ。見た目が恐ろしく、結果的に祟りも激しい。
 だが、読者が幽霊に共感する立場でストーリーが進むので、あんまり怖くない。幽霊側の視点に立つというか…。だからむしろ、呪われる側に対して、やっちゃえ、やっちゃえ、みたいな気分になる。
 ただ、死体が立ち上がるだけの強烈な怨念が、やや説得力に欠けた。故郷に戻りたいのはわかるけど。
 あと、正義のブンヤさん、いい活躍だけど、やっぱ暴力はいけないな。
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No.18:
(5pt)

待ちに待った

ジェノサイド以来、待ちに待った新作。
「幽霊」の小説。ちゃんとミステリーでした。
何でもありになっちゃうのは嫌だなぁと思っていましたが
絶妙に現実世界に「幽霊」を忍ばせています。
次は11年も待てないので、
もう少し早く次回作を書いて頂きたいなぁ
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No.17:
(4pt)

良かった

久しぶりのゴーストストーリー、怖かったけど、引き込まれて、一気に読みました。ぞくっとする所がありましたが、最後まで読むと納得できます。
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No.16:
(5pt)

背筋に寒気を覚えながらもラストまでノンストップ

書店のおすすめの棚に最後の一冊。
一気に読み切ってしまった。
心霊物と犯罪サスペンスを上手く融合させた会心作!
アマプラかネトフリで映像化して欲しい
最後は号泣w
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No.15:
(4pt)

悲しく儚いゴースト・ストーリー

『ジェノサイド』が大きな話題になったのは記憶に新しいと思っていたのだが、実は意外にも既に11年もの月日が経っていたようである。
即ち、高野和明氏の愛読者達にとっては待望の長編…それが本作『踏切の幽霊』だ。
私は正直言ってホラーサスペンスというのは余り読まないのだが、「怖い」というよりも寧ろ「美しい」とすら思える表紙に心惹かれて迷う事無く手に取ってしまった。
そしていきなり大迫力の「プロローグ」…鉄道運転手の責任感、緊迫感、ふとした事で思い出されるジンクスや不安感…極度の緊張の中で細かい業務を行う鉄道員が実に上手く描写されており、しかもそこに残された大きな謎から紡がれていく物語…はっきり言って、この導入部分でこの小説の評価が定まってしまったと言っても過言ではなかろう。

小説なので、残念ながらストーリーを明かしてしまう訳にはいかないのが歯痒いが、とにかく冒頭の鉄道職員に加え、記者やカメラマンなどのマスコミ関係者、刑事、水商売といった職業の世界の表裏を非常によく調べており、それぞれの仕事の理念や責務というものが垣間見られる所はこの物語に一層の彩を与えているし、更には新聞記者と雑誌記者の微妙な上下関係をも取り上げながら主人公の苦悩や転落を描写している点も、現実の厳しさをストレートに伝えている。
そして、何よりも素晴らしいのは、娯楽物の取材を以って己の進退を賭けた筈が、思わぬ所から大きな問題を探り当ててしまい、心の中で頭を擡げる嘗ての使命感、その一方で、そこに意味を見出せなくなる自分…そんな心の葛藤が切実に訴えられている所だ。
因みに、これは実に些細な事なのだが、公衆電話で通話を試みている所、或いは一世代前の刑事が「アベック」(今では殆ど死語であろう…)という言葉を使う所などは絶妙であり、この小説が1994年を舞台としている事を上手く演出してもいる。
このように一切の手抜きがない所がまた、この小説の精度を高めてもいるのであろう。

尚、結末は正直言って虚しい気がした。
勿論、罰は下されるので「勧善懲悪」とも言えるのだが、その一方で、これでは結局の所“踏切の幽霊”は闇に葬られ、生きた証もないままに終わってしまうのではないか…と。
だが、このような虚しさも本作品の良さなのかもしれない。
悪者が罰せられ、“踏切の幽霊”に世間が同情し、親族も報いられ、ついでに主人公も栄転して、縁のあったホステスと新しい恋愛をし…などという結末になったら確かにすっきり爽快かもしれないが、それはそれで非常に安っぽくもなるだろう。
一つの幽霊騒ぎを切掛けに次々と明らかになるこの世の闇…然しながら、全てが終わった時に各自ひっそりと退出していく…そんな余韻こそが本作品には相応しいのかもしれない。
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No.14:
(4pt)

面白かった

表現が豊かで語彙力が身につく感じ。
内容は面白かった。
切ない気持ちにもなりました。
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No.13:
(5pt)

面白い!

一気読みしました。
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No.12:
(5pt)

実は私の嫁の母親93歳から頼まれ注文した

文藝春秋で、どうする家康 踏切の幽霊の注文を頼まれもの。どちらも眼を輝し良かったです10年目に書いた とか家康はどうだこうだ面白いとのこと。
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No.11:
(4pt)

哀しき真実

出版社の取材記者が、心霊ネタを追っていたところ、とある踏切の傍で発生した殺人事件に行き着く。

タイトルや装丁からかなりのホラーものかと思っていたら、身元不明の被害女性の正体を探るしっかりとしたミステリーでした。

一方で、それと幽霊譚らしい怪異とのバランスが絶妙でした。
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No.10:
(4pt)

ホラー小説ではなく、ゴースト・ストーリー。

雑誌記者である主人公は2年前に妻を亡くしたことで、生きる気力や希望を失っている。
仕事に対する以前の様な熱意は見る影もなく、淡々と日々の業務を繰り返していると編集長から直々に心霊現象の取材を依頼される。
取材を進めていくと、東京の下北沢三号踏切に女性の幽霊が出没するという情報が。
幽霊となった人物は一体誰なのか。なぜその場所に出没するのか。どうして死んでしまったのか。

この謎を解くことが本作のメインストーリーとなってくるのだが、どの情報をどのタイミングでどこまで提示するのか、が完璧に管理されており我々読者はなかなか点と点を結びつけることができない。
この歯がゆさを解消したいという思いを胸にページを繰る手が止まらなくなるはず。
思わぬところに張り巡らされた伏線も随所にあり、ミステリー小説として非常にフェアで質が高いのだ。
「13階段」や「グレイヴディッガー」、「ジェノサイド」といった傑作を世に送り出した高野和明による11年ぶりの新作だけあって、期待していたが見事その期待に応えてくれた。

そして本作の特筆すべき点は、ゴースト・ストーリーでありながらも社会派ミステリーでもあるということ。
恐怖の対象としての幽霊ではなく、死者を悼む気持ちや社会から搾取され続けた報われない人々の存在を浮き彫りにするための幽霊なのだ。
そのため本作には恐怖よりも哀切な雰囲気が常に漂っている。
また、一人の人間の人生を追うことで、歪な社会の構図が見えていくという物語の構成は宮部みゆきの「火車」を彷彿させるだろう。
亡くなった妻を想い続ける主人公が辿り着いた幽霊の正体とは。
そして彼がそれを知った後にどう行動するかを是非見届けてほしい。
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No.9:
(4pt)

前作とはまったく違う世界だが悪くない

11年振りの長編というのはびっくりした。前作のスケールの大きな想像力は本作では見られないが、地に足のついたというか、落ち着いた書きぶりはこれはこれで魅力的ではある。元来、生真面目な書き手なのだろう。その分、やや予定調和的な結末になるが、そういえば前作の結末もそういうきらいはあったなと思い出した。佳作です。
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No.8:
(3pt)

ホラーですね

ホラーとして読むなら、リアルな描写にゾクッとさせられたけど。幽霊モノは、エンタメにするなら馬鹿馬鹿しさがないと楽しめない。主人公の元新聞記者による妻への思慕に深みがあれば、作品全体の質が上がったかも。
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No.7:
(2pt)

社会派ゴーストストーリー

さくさく興味深く読めました。エンタメとしてとてもリーダブルだと思います。

しかしこれがアリなら何でもアリだなあ…。捜査も真相解明も復讐も正義の鉄槌もすべて○○の導きって…登場人物が悪戦苦闘した意味があるのかないのか狐につままれたようなポカンとした読後感。

そして時代設定を94年にしてるからなのか?松本清張的昭和日本男児な文章が胸につかえる。
平成のキャバ嬢が「~だわ」「~なのよ」と喋り、汚職政治家は"唾棄すべき権力者"で"この国を牛耳る為政者"で暖炉のある自宅でガウンをまとい、元ブンヤは家庭を顧みずに働いた過去を悔い、刑事は今時の若者の付き合いの悪さを愚痴り、トップ屋は「この国の権力者は、みんな下衆さ」とうそぶく。
令和でこういう古色蒼然とした文章に触れると安っぽくて白々してしまう。
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No.6:
(2pt)

内容の密度が薄い

私の人生を支えた本に、高野さんの「幽霊人命救助隊」という本があります。
孤独を乗り越えるということ、罪を償うということ、生きるということ、この本からたくさん学びました。

その高野さんが11年ぶりに長編を出すとのことで、本当にもぅワクワクして待っていました。

2日ほどで読んでしまいましたが、率直に、内容が薄いなと感じました。
単純にページ数が少ないという問題ではなく、一つ一つの出来事に対する情報量が少ないので、感情移入や世界観に入り込むような没入感は正直感じませんでした。

淡々と物語が進んでいくので、サラッと読めば面白いストーリーであったと思いますが、私としては納得できない部分もあり、期待していた分モヤモヤが残る作品でした。

高野さんは、幽霊の本が書きたかったのではなく、幽霊の映画を作りたかったのではないでしょうか。
本としては内容が薄いですが、映画の大まかな台本だったと言われれば納得いきます。

幽霊人命救助隊やジェノサイドのように、1週間ほどは何回もストーリーを思い出しては余韻に浸るような、そんな感覚を味わえず残念でした。

次回作に期待したいです。
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No.5:
(2pt)

本当に「心霊」を使ったらなんでもありじゃん

さすが 高野和明。グイグイ読ませる。長い時間待ってた期待感もある。

が、本当に「心霊」を使ったらなんでもありじゃん。
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