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(短編集)
11文字の檻 青崎有吾短編集成
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11文字の檻 青崎有吾短編集成の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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| 作家本人が書いているように幅広いテーストの短編が収められています。正直なところあまり好みでない作品もあるのですが、私は「加速してゆく」という鉄道の脱線事故の日に出会った男性と少年の関わりを描いた話が好きです。大人のやさしさが感じられてほっとします。 | ||||
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| 筆者が2017年から22年にかけて書いた7つの短篇に表題作を書き下ろした短編集。まえがきで作者自身が述べている通り、様ざまな依頼・媒体に書かれたことで一貫した内容ではない。だからこそ却ってバラエティに富んだ短篇集になっている。 冒頭を飾る堂々たるミステリ「加速してゆく」、長篇にしないのが勿体ないとさえ感じる密室劇「噤ヶ森の硝子屋敷」と、ここまでは完成度の高さに驚嘆しつつもまだ予想がついていたが、続く『わたモテ』の公式二次創作小説「前髪は空を向いている」の青春感に圧倒される。さらにトリックにニヤリとさせられる数ページのミステリ「your name」、奇妙な味ののショートショート「飽くまで」、ここからロボット青春もの「クレープまでは終わらせない」、ガールズアクション「恋澤姉妹」と続き、最後の「11文字の檻」は圧巻の歴史改変SFミステリだった。なんというジャンルの広さ。 創元推理文庫から出版された青崎有吾の短篇集ということでミステリのジャンルファンは肩透かしを食らうかもしれないが、いろんなタイプの小説が好きな方は一冊で相当楽しめると思います。 それにしてもこの「恋澤姉妹」を読んでから『ガス灯野良犬探偵団』(YJコミックス)を再読すると、筆者がガールズバトルアクションがめっちゃ好きなのがよくわかる。あと、変な武器で戦わせるのもヘキだろうな。 | ||||
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| バラエティに富んだ短編集。 館モノあり、近未来SFあり、二次創作あり、一話一話で雰囲気ががらりと変わる。 そのなかで一番心を惹かれたのは恋澤姉妹。 この姉妹、最強らしい。だが本人らはなかなか話に登場せず、その周辺の人々の証言によって話が進む。 その目撃談収集のうちに姉妹の人物像が立ち上がってきて、余計に二人への興味が惹かれていく。 ここらへんうまいこと作者のてのひらの上で転がされている感じがあって、すごい。 少年マンガっぽい設定なのだが、その設定をちゃんと小説の文章にできているし、そうされるとめちゃくちゃ面白いんだよなぁ。 そういうのは作者の得意技だと思う。 いつもよりロジカル度は低めだが、短編らしくどの話にもちゃんと謎の提示と種明かしはあるので満足。 | ||||
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| 短編集とはいえ、コンセプトはばらばらです。 50ページくらいのいわゆる短編から、ショートショートまでまで。 別のアンソロジーから持ってきている作品もあるので、世界観がわかっていないと解説読むまで???となります。 一作一作、解説を読みながら進めるとなると紙か、複数端末あったほうが読みやすいですね。 都度でなくてもおもしろいので筆者による解説は読むといいと思います。 短編は細かい描写ができないので、本と読者の間に「常識」が求められて、それもまた楽しみ方ですね。 | ||||
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| ●レビューするなら何と言っても表題作でしょう。約百ページの書き下ろし作品です。一つ一つ仮説を立て、気の遠くなるような時間をかけ立証してゆく。 パズルのピースを一つずつ埋めてゆく過程は、まさに本格ミステリです。数メートル四方の監獄の中での思索物語で、窮屈な気分です。ラストの強烈などんでん返しは、それまでの気持ちを一気に開放する爽快さ(★5)。こんなミステリ読んだことない。でもその他の作品を含めると★4かな~。 | ||||
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| 起こった事件は報道され、描かれる。大きな事件であれば、それは繰り返しなされる。一方で、起こらなかったことは、当たり前だが、何もなかったように日常は流れていく。そこに隠された強靭な意志があったとしても。 短編という世界の中に成立する物語。謎というほどのものではない、なぜそこに立っていたのか、どうしてその時間にいたのか、見過ごされそうな珍しい名前と連想性。 読み手に色んなものを求めるお話ではある。それに気づいた時の「あぁ」という感覚を設計して書いたのだろうという書き手の工夫が感じられ、ささやかだが、得した気分に浸れた。 | ||||
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| ノンシリーズ短編集。特に表題作は上半期に読んだなかでもベストだった。SFとミステリのおもしろさがつまった傑作だと思う。普段は推理小説しか読まないのだが、設定とキャラクターの魅力にあふれる恋澤姉妹も素晴らしかった。 | ||||
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| 「前髪は...」の舞台は幕張、今を生きる学生少女達のお話。一転、「クレープまで...」はSFファンタジーな世界。ただその内容はロボットを清掃するという何とも生々しくリアル視点。 「恋澤姉妹...」は何故かアドの歌、東京モード学園が彷彿とされる不思議な世界。 「11文字...」は映画キューブのような脱出ミステリー。短篇集。お話ごとに常に頭が揺さぶられる。1話ずつ楽しみながら読もうとしたが結局一気に読んでしまった。 | ||||
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| この作家の本を読むのは、これが初めて。 本格ミステリだけじゃなく、ラノベ風の作品からSFぽい作品、幻想的な妙味を持つ作品などなど、色んなジャンルの作品を、センス良く書きこなしてしまう筆力を持った作家さんだなあと、そう感じました。 収録作品中、抜群に面白く、読みごたえあったのが、「恋澤姉妹(こいざわしまい)」と「11文字の檻(おり)」。 前者は、〈恋澤姉妹〉の超人的な強さと生きざまに、ぞくぞくしました。 後者は、映画『ショーシャンクの空に』の如く、収容施設からの脱出に向かって、諦めることなく、ひたひたと迫っていく姿にしびれました。 巻末の「著者による各話解説」も、読みごたえあったなあ。本編に行く前に目を通したんですが、読み心を刺激されるナイス解説でしたね。青崎先生、グッジョブ! | ||||
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| 黒木だけだと気づかなかったけど まさかのわたもて! 最初の加速していくのなぜ写真をとるのかが好きです。 | ||||
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| 短編なので読みやすいです。 通勤の時に毎日読んでますが 毎日の楽しみになってます | ||||
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| 以下は、ミステリ好きではあるが、「漫画」や「百合」といった分野にはうとい一読者の感想です。 「加速していく」 :列車事故を扱った作品。ミステリの趣向と人間ドラマが巧みに融合した良作。本作品集の中でベスト。 「噤ヶ森の硝子屋敷」 :トリックは危なっかしいが、犯人とトリックを限定していく論理的な過程が素晴らしい。 「前髪は空を向いている」 :漫画の二次創作で非ミステリ作品。友情や嫉妬を少女ならではの繊細な心情として描いている。 「your name」 :小粒な趣向を簡潔にまとめたショート・ミステリ 「飽くまで」 :極度に飽き性な男が主人公のショート・ストーリー。いわゆる「奇妙な味」の系列に属すると感じた。 「クレープまでは終わらせない」 :あとがきにある通り「巨大ロボの清掃バイトをする女の子の話」で非ミステリ作品。 「恋澤姉妹」 :百合小説のアンソロジーに収録された作品。 本作では、あとがきにあるように、ガールズラブというよりは女性同士の関係性全般を題材としている。 その要素に、格闘アクションを掛け合わせたロードノベル。 「11文字の檻」 :刑務所が設定した11文字のパスワードを正解した者だけが出所できるというストーリー。 パスワードの正否を判別するシステムを解明していく過程や、パスワードの解答の絞り込みの過程は非常にスリリングかつ論理的。 ただし、パスワードの解答自体はやや拍子抜けの感あり。 以上、8編。なかなか楽しめました。 | ||||
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