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(短編集)
11文字の檻 青崎有吾短編集成
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11文字の檻 青崎有吾短編集成の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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さまざまな場所で発表された短編・掌編・ショートショートに1つの書き下ろしを加えた短編集です。コンセプト・ジャンルなどは決まっておらず全部バラバラ。「11文字の檻」「恋澤姉妹」「飽くまで」「噤ヶ森の硝子屋敷」は読み応えがあったけどそれ以外はまぁまぁな出来。 以下各話の感想。 「11文字の檻」は収録作のなかで一番面白かった。ただ終盤の展開はやや強引な気がしました。「恋澤姉妹」は途中までは面白かったんですがオチがつまらなかった。「飽くまで」は世にも奇妙な物語風な作品で楽しめました。「前髪は空を向いている」はワタモテの公式二次創作なので原作漫画を15巻まで読んでないと完全に楽しめないかなと思います。「噤ヶ森の硝子屋敷」はミステリー物なのだけど長編で読みたかった。「your name」は数ページしかないミステリーだが推理が強引すぎる。「加速してゆく」は福知山線脱線事故を題材にした作品。これもオチがあまり好きではなかった。そんなことで自殺しようとするかと思った。「クレープまでは終わらせない」は外蟲と呼ばれるモンスターが出る世界でそいつらと戦うために作られた巨大ロボの清掃バイトをしている女子高生の話。世界観は映画化もされた「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に似ていて面白そう。でもこの話では清掃バイトの女子高生がクレープ店の話しながら清掃してるだけなのでそこまで面白くなかった。 | ||||
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◯1.加速してゆく ◯2.噤ヶ森 △3.前髪は空を △4.your name △5.飽くまで ×6.クレープまでは △7.恋澤姉妹 ◎8.11文字の檻 | ||||
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いくつかの話の面白さは文句なし!ただ、うーん・・と思う話もいくつか・・。あとがきを読んで「ああ、なるほど・・」と思った。今度は長編を読んでみたい。 | ||||
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青崎有吾の短編集である。 青崎作品は長編の「○○館の殺人」シリーズを何冊か読んでいるが、連作ものでない短編は初読。 冒頭「加速してゆく」、いや、すごいテーマを持ってきましたよ。これは決してミステリではないし、もちろんドキュメンタリでもない。しかし圧倒されました。 「・・・ガラス屋敷」は純然たる密室殺人もののミステリ(といってよいでしょう)。いやー、これは痺れました。 作者が前書きで言っているように、この後はいろいろなテイストの作品が続き、そして最後が表題作「11文字の檻」。自然と期待が高まります。 導入は謎の状況の説明がちょっと長々と入るものの、中盤からの展開はJPホーガンの初期作品のようなワクワク感満載。ただ主人公が相対するのが自然の法則や犯罪者の思考ではなく、人により作りこみが終わっているアルゴリズム的なもの、というのに職業柄やや鼻白みつつ(因果な商売です…)、楽しく読んでおりました。 それだけに唐突な結末にぼうぜん。え、そんなの分かるわけないじゃん。あれ?もしかして文系の賢い人は一足飛びにここにたどり着けるの?それって常識なの?? うーん。いろんな評者が傑作傑作といっているのに、ぜんぜん膝を打つ感がない。文系科目をさぼっていたのがまずいんでしょうね、つらい。 | ||||
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裏染天馬シリーズを読んでおり、その流れで。 短いのからそれなりに長いもの、わたモテの二次創作まで8篇の短編集。 短い作品は3ページで終わり。 わたモテは原作読んでいないとちょっと面白味に欠ける部分が。 鶫ケ森の硝子屋敷、どこかで読んだ記憶があると思ったら、謎の館へようこそ白に収録されていたのか。 意外に覚えていないものだと。 全体的にもう少し感がある様に感じました。 恋澤姉妹、それなりにボリュームがありましたが、終幕でちょっと拍子抜けした感が。 タイトルにもなっている、最後の11文字の檻も謎解き要素がもう少しあれば、もっと面白みが出たかも知れないと。 | ||||
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ウェルメイドな短編集だと思います。 ただ短編ごとに趣向が大きく異なるので、少々闇鍋感があります。 ところで「噤ヶ森の硝子屋敷」はどうなんでしょうか。 以下、物語の核心に触れますので、ネタバレを嫌う方はご注意を。 ――――――――――――――――――――――― 『ごく一般的なアルミサッシの引き違い窓は、左右がぴたりと閉じていた。新品のクレセント錠が内側からかかっているのも、近づくまでもなくわかった。』や『クレセント錠がかかっていることは誰の目にも明らか』 と記述されていますが、これってどうなんでしょう。 確かに多くの作家さんがこの手のミスリードを使っています。 ですが、一人称限定視点の物語であることを考慮しても、青崎先生がこんな手段に出るとはショックでしたね……。 | ||||
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