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無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記
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無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 61~80 4/6ページ
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ネットニュースで見かけて、購入しました。ちょうど数週間前に義母を消化器系のガンで亡くしたばかり。また、実父は肝臓がんで50代前半であっという間になくなりました。そんな私の境遇と山本さんの境遇が重なって見え、自らの病と余命を知りつつ過ごす日々はどんな感じなんだろうという興味もありました。 病を知り、手の施しようがなくなり、悟りきれずに神様に毒付くところ、残されていく旦那さんに対しての思い、読んでいると自分だったらどうするだろう、と切なく苦しくなります。でも、あくまでも筆致は軽く、すいすい読めて心にしっかりと染み込んでいきます。 毎日書き綴られた日記は作家の業なのでしょうね。膵臓がんのターミナル期の経過もわかり、その点でも参考になりました。 今は痛みや吐き気などの苦しみから解放されて、天国でゆるゆると暮らされているのでしょうか。安らかに過ごされていることを祈ります。 | ||||
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状況や気持ちがストレートに伝わってきて、自分のことのように思いました。 | ||||
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読み終えて、悲しいはずなのに、悲しいだけではないのはなぜだろう。 冷静で。強くて。あたたかくて。 読んで良かった。 | ||||
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とても薄い本だけど厚い 装幀の絵が素敵で見入ってしまう きっと彼女のことを好きだった人たちが 心をこめてこの本を創ったのだろう 読んでいる途中で 歯医者の予約の時間になり 本を持参して 続きを読んでる待合室の棚にあった サンタの置物 可愛くて強烈に癒されてパチリ 小さな幸せを積み重ねていきたいと思った読後感 | ||||
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グラタンを落としてしまって泣いてしまった旦那さん。グラタンが落ちたことではなく、そこで糸が切れてしまったほど、募り募った辛い気持ちが痛々しく、その描写はあまりに悲しくいのに映画のワンシーンのような切なさでした。 出会った頃は旦那さんを、ずっと王子と呼んでいて、本作では夫と呼んでいたことが、関係性が落ち着いたと感じていたのに、最後の朦朧とした日記では王子と呼んでいて、涙が止まりませんでした。 生きるとは、自分の時間とお金の使い方、誰とすごしてなにが幸せなのか、誰にでも来る最後の日を山本さんの文章で表現してくださったことに感謝と尊敬をこめて。ご冥福をお祈りします。素晴らしい作品を遺してくださり、ありがとうございました。 | ||||
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ご本人が言う様に闘病記ではなく、逃病記でもないけど。 生きる意味ってなんだろう? 少し楽になったかな。 | ||||
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山本さんの本は初めて読みました。 繊細で優しいけど自分の意思を持った方。最後まで 作家だった方なんですね。 他のご著書も拝読します。本のタイトルも胸を打ちました。 | ||||
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いつも本が出るたびに楽しみにしていました。これが最後の作品になるなんて。とても残念です。 ご冥福をお祈りいたします。 | ||||
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恋愛中毒から先生の作品のファン 古本屋で買いあさって読んでました。 人間のポンコツ部分に触れてるところが好きでした。自分もポンコツで悩んでたから、親近感が持てたし、ポンコツの方が人生楽しいかもと思えた。最後まで先生らしくいたのだと分かって嬉しいけどやっぱり寂しいな... | ||||
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冒頭から泣かされた。 それから読み進めるうちに、ページをめくるごとに、著者の心の動揺と、それでも冷静に受け止めようとしている姿勢に何度も涙した。 なぜこんなにも才能があり、ユーモアもある、ご主人想いの、素敵な人が、こんなに早く旅立たなければならなかったのか、すごく悔やまれるのと同時に、病気とは本当に無残で恐ろしいと改めて思わされた。 最後の章を読むのをしばらく躊躇ったけど、読んでよかった。 | ||||
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切ないです。未来のない終わりが近づく恐怖との闘い、愛する人たちを置き去りにしていかなければならないどうにも出来ない歯がゆい日々だったのかと思うと身につまされます。 自分もどうやって死ぬのだろうとぼんやり考えてしまいました。私もうまく死ねますようにと願わずにはいられません。 | ||||
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17歳の頃、私は深夜のミスドで当時好きだった生物の先生に説教をされていました。その時、鞄に入っていた本は『みんないってしまう』でした。 仕事をするようになって、鬱病になった頃『再婚生活』を偶然見つけて、読み耽っていたり。 山本文緒さんの、全ての作品を読んできました。 これからも、ずっと、ずっと読み続けていたかった。大好きでした。 たくさんの作品をありがとうございます。 読み返していますよ。 ブラックティーも、絶対泣かないも、プラナリアも。 この本を購入して、すぐには読むことができませんでした。 読みはじめてしまえば、すらすら読んでしまって、「そうそう、山本文緒のエッセイって、こんな感じだ〜」と懐かしくて、でも、何度も涙を堪えながら、一気に読んでしまいました。 山本さん、本当にありがとうございました。 山本文緒の小説に救われた夜がありましたよ。 また、読み返していきます。 ありがとうございました。 | ||||
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闘病記はたくさんあれど、山本さんが書くことにより、その時の気持ちの表現がストレートに書かれ、考えさせられる。作家は最後まで作家ですね。 | ||||
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人間ドックにもちゃんと行っていたのに 何故いきなりの余命宣告⁈ けれど作者はそれを嘆くより残された日々の平穏を祈ります。そして最後まで 作品を生み出し続けます。最後まで自分らしく。 | ||||
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死を迎えるために、何かするのではなく、自然体で向き合った筆者にとても感銘を受けた。 | ||||
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大学生の頃に何冊か読んで好きだと思った作家さん、そして、社会人になって改めて読んでみたら「あれ、なんか今の私の恋愛の価値観とは違う、大学生の頃はこんな恋愛に興味があったんだなあ」と感じたこともよく覚えています。それもあって、それ以降はご無沙汰でした。 あれから20年以上。山本さんご自身も私と同じように年を重ね、私と違って人々の心に残る作品を沢山作り、最近お亡くなりになったのですね。そう思うと不思議な気持ちにもなりました。この作品は私と同じように中年となった山本さんの闘病(逃病)記です。20代後半からは、私と山本さんの道は分かれたものの、またここでお会いしたような、そんな気持ちで、とても静かだけれど良い読書をさせていただきました。 装丁も素敵でした。 | ||||
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コバルト文庫時代に手に取り、それからずっとご無沙汰していて、Yahooニュースでお亡くなりになった事を知りました。一気に読みました。何と感想を綴っていいかわかりません。 | ||||
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生きるものは必ず死ぬ。 わかっているのに何故か自分とは異なるステージのものだと思ってました。 そんな私の漠然とした思い込みも、ある日突然そのステージに立たされることがあるのだなと見させていただいた気持ちです。 買いてくださって、遺してくださって、ありがとうございます、という気持ちです。 山本文緒さんの作品は、よく購入して読んでいた好きな作家さんの一人です。 今は子育てに追われて読書の時間もとれない日々でしたが つい先日訃報を知り大変ショックでした。 そして思わずこちらを購入。 日記なので届いたその日に半分以上読んでしまったけれど 翌日、後半になるにつれ読み進めるのが怖いような 知りたくないような、不思議な感覚でした。 中締めをし、二次会を締め、旅立たれた山本文緒さん。 最後のお別れとわかっている時には手を握らずにいられないというのが そういう気持ちだったのか、と数少ないお別れの体験から思い起こされて。 祖父や叔父、亡くなる前にお見舞いに行った時に手を握って涙を流していたことを思い出した。 うまく死ねますように、という冒頭からの想いは立派に果たされたと思います。 不謹慎だけど、羨ましいとすら感じました。 愛する方に見守られ、ふんわりとした気持ちで旅立たれたのでしょうか。 そうであって欲しいと願うばかりです。 実際のところは壮絶な苦しみや葛藤もおありだったと思いますが それを感じさせない強さがまた切なくもなります。 本島に帰る夫、無人島に残る私、という表現が的確過ぎて どんな言葉よりもお二人の気持ちを表現されている言葉だと感じました。 新しい作品が生み出されない悲しさもありますが 本を手に取れなかった空白の期間の作品も、少しずつ読んでいきたいと思います。 今までになく、心の奥深くに残る本でした。 | ||||
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恋愛中毒で知った作家さん。それ以外は読んだことはないと思う。丸善の店頭で見かけて手に取り、結局Kindle電子版も購入。 先ほど読了した。 読み始めは知らされたショックに動揺する描写に何度も涙ぐみました。 よく書いて下さったと言う思いが一番かな。 作中で人は誰でも死ぬと何度も出てはくるが、やはりご病気で消えるように亡くなることは無念だろうし、恐怖だろうし、と思いました。 書いて下さってありがとうございます。 | ||||
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最期まで格好つけしいだ。 私の知り合いの独身貴族のおばちゃんが死ぬまえに あれこれ片付けながら 「なんだかんだ言ったって死ぬんだから、やりたいことはやりな」 「だけど、人生は始末が大事だよ」そんなことがずっと頭の中をぐるぐるしている。 そうなんだよね、何事も始末だよ。 看取ってくれたご主人と会うべくして会えたこと、 決して長い人生だったとは思わないけれど、 山本文緒の「筆生」は、この日記にすべて書きなぞられたような気がしてならない。 ご主人の感情の行には思わずもらい泣きしたし、 本人の「うまく死ねますように」なんて、 本当にうまいなって思う。本心じゃなかったと思うけど。 誰もがうまく死ねますようにって思うことなく死ぬことが多いのだから。 しばらく「山本文緒」の本を偲びながら読もう。 私も 「うまく死ねますように」。 | ||||
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