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四月になれば彼女は
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四月になれば彼女はの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全102件 81~100 5/6ページ
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皆さんの評価はとても厳しいですね。ちょっと意外でした。 僕は、まず、「川村元気」という名前が嫌いです。しかし、それは本人のせいではない。ま、「元気」という安っぽさで、ソンしてますね、彼は。 『世界から猫』も『億男』も、先にプロットありきの作品で、実にくだらない、どうしようもない「小説」です。 ついでに言えば、大ヒットした「君の名は。」は、この10年で観た映画の中でもっともくだらない映画です。あり得ないでしょ、こんなこと。アニメだとしても、そのあり得なさ加減に唖然とします。バカらしいのひと言です。拒絶反応しか起きませんでした。使われた音楽もどうでも良い。こんな映画が大ヒットして、何度もリピートしている人間がいるなんて、日本人って、根本的にバカになってきたんだと思いますね。(世界中がバカに向かう、ポピュリズムの傾向と同じです)。 なので、『四月』も期待せずに読んだ。 冒頭のウユニ塩湖に必然性がないとかの批判があったけど、そんなこと、どこが登場してもいいじゃないですか。だったら、浜名湖からの手紙ならば許せるんですかね。 ウユニの静謐から、一転にして東京の喧騒に場面が変わる。そこは映画化を見込んでの場面転換で、実にあざといものも感じるが、別それもいいじゃないですか。みなさん、おそらくこの作家の「あざとさ」を敏感に感じ取って、嫌悪してるんでしょうね。そういう部分は確かに否定できないけれども、僕は気になりません。本質的に大事なものは、そこにはないから。 人間が描けていないという批判もあったけど、僕は、逆に、ものすごくリアルに現代日本人を描けていると思った。ちょっと怖いぐらいリアルすぎる。若い人たちが反発しているのは、もしかしたら、あまりに自分たちの生態・精神をリアルに透視されたからなんじゃないかな。「若い人たちに取材で聞いた話以外は書いていない」って、どこかで作者が言ってたけど、だからリアルなんですよ。人から話を聞いて、それのどこが創作なの?とかバカなことは聞かないでね。いま、小説はものすごく取材をして書かれているわけですから。 文章にコクがないという指摘あったが、たしかに、含蓄は乏しい。しかし、文章は端的で、イメージ喚起力が強く、情景を思い浮かべやすいし、なにしろ簡明でわかりやすい。この作家は、川端康成にも谷崎潤一郎にもなれないが、特に、文章や文体に関して不満は覚えません。そういう小説じゃないのだから。話の展開が速すぎるという指摘もあったが、このぐらいのテンポがあってもいいと僕は思う。 僕は、この小説で最も美しいと思ったのは、死者が生者を動かすという点です。いや、それだけで素晴らしいですよ。そんな映画があったかもしれないけれども、そんなこともどうでもいい。 だから、最後の場面をくさす人もいたけれども、僕は美しいエンディングだなと思った。とても感動しました。この大団円に向かって、すべてが収斂していく。その小説のエネルギーの集約ぶりは見事だと思いました。 主人公は、それで人を愛せるようになれるかと言えば、きっと一瞬の盛り上がりがあるだけで、また逓減的に平凡な日常に戻っていくんだろうけれども、盛り上がりを感じただけいいじゃないか。 結婚って、そんなもんだ。 いまのリアルな日本の人々を活写し、その上で美しい物語を紡いでみせた、それだけで十分です。僕は満足しました。三回読みました。 蛇足ながら、主人公が浮気しそうになる嫁の妹もだらしなくエロくていいですよ。 | ||||
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辛口の評価が多いですがそれほどつまらない作品ではないと思います。話の中に時々出てくるバブルっぽい単語には少し興覚めしますし、物語の深さ、説明が少し粗いとも思いますが、ストーリー自体は飽きることなく最後まで読み切れました。肩がこらず楽に読める本だと思います。 | ||||
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星一つはつけないことに決めているので、星二つです。 バブル期のトレンディードラマや日本映画から借りてきたような、綺麗な海外の風景を出しておけばよいという安易な作りだし、出てくる女性も都合のよいキャラクターばかり。読んでいて虚しくなりました。 主人公が恋愛についてわからないと言っているのに、作中は断定的な言葉で固められて、非常にちぐはぐです。作者が伝えたいことに対して、表現力が足りないのだと思います。無理に小説にせずエッセイのほうがよかったのではないでしょうか。 | ||||
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恋愛小説、始めてよみました。面白かったです。きっかけは、川村元気さんの講演を聞いたこと。その時に聞いたことが、自然と言葉で浮かび、後から自分でも驚いた、と。一人の男性が、女性と出会い別れまた出会い、そして自分自身の内面に気づき、成長していく。忘れられないラストシーンです。 | ||||
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「恋愛寫眞」や「冷静と情熱のあいだ」などどこか見覚えのある内容がちりばめられているわりに、まとめかたが雑。同人誌的な扱いならばよかったか。 | ||||
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良作であるかどうかより以前に、映画であろうが小説であろうがやってはいけないことがある。 過去の名作のあらすじと結末、そしてその週末にある最も印象的なセリフがこの本には登場してしまう。 私はある物語に深く心を動かされるには前情報のないまっさらな状態であればあるほど望ましいと思っているので 作中の登場人物が「道」について議論する部分を受け入れることが出来ない。 「道」を鑑賞したことのない読者がこの小説を読んだ後に「道」を観たとしてはたしてどれだけ感動できるのだろうか? 結末を知っている物語ほどつまらないものはない。 そこに本来あったはずのたいせつななにかをこの小説は奪っていないだろうか? それ以外の部分でも過去の素晴らしい歌や映画の引用があまりにも多すぎる。 作者は長く映画プロデューサーとして活躍されてきたので本当に映画が好きなのだなと思うのだけれども、 私はひとりの読者として過去の名作から得られた個人的なインスピレーションを追体験するのではなく 独創的かつ個人的な物語からインスピレーションを得たいと思っている。 作者がいつか実世界に存在する名作映画や名曲に依存しない 恋愛小説を書いてくれることを期待しています。 | ||||
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俺にとっては”4月になれば彼女は”はキャラメルボックスなんだよね・・・。最初見たときは凄くモヤモヤした。偶然なのかな?縦書きと横書きの違いはあるが ・・・。思い入れがあると、こんな時、変な気持ちになるね。最近話題の人だし暇なときにでもチェックしてみようか。 | ||||
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読み進めども読み進めども、いつになったら面白くなるんだろう、と思うばかりで、気づいたら読了していました。 普段小説が大好きで大抵非常に感情移入しますがこちらは全くしませんでした。 評価とのギャップがありすぎたのでレビューを書かずにいられませんでした。 | ||||
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あくまでも自分個人の感想です。すごく面白かったと思う方ももちろんいると思います。でも正直自分にはあまりあってなかったようです。情景の表現がかなり詳しくそしてとても多いためか、正直登場人物に感情移入出来なかったです。もっと人同士の会話や感情表現が多かったらなと感じました。きっと映像化されればとっても綺麗で会話や言葉がなくても感動できる作品なんだろうなと思いました。 | ||||
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しっとりとした物語であるはずなのに、展開が早すぎる。もったいない | ||||
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登場人物は呼吸していない。地の文が中心だが、陳腐な風景描写や比喩を連ねており、固有名詞も上滑りしている。薄っぺらい印象で、才気は感じられない。とにかく人が描けてないので、これは作文と言うべき。 | ||||
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「世界から猫が消えたなら」と同様、映画で観たいと思いました。 映像化されたときを想像すると楽しみで仕方ありません。いつかその日が来ることを待ちながら、また読み返したいと思います。 川村さんの世界観が、私は好きです。 | ||||
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作者とは同世代になりますが、私も学生時代によく読んでいた村上春樹や沢木耕太郎など、その時代の作家の書きぶりを思い出させるような文体が、どこか懐かしさを感じさせます。 「世界から猫が~」のときは、小説からはじまって漫画、映画、その劇中歌の音楽など、総合的な世界観で「セカ猫ワールド」を楽しむことができました。 そういった意味でこの作品も、「いま読んでおくべき一冊」として、★5つ。 | ||||
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話題の本は取り合えず買う家人が読んで捨てようとしてたので速読してみました。 作者が名プロデューサーであるのはわかる。テーマに時代性があるのとPRが上手いから。でもそれだけ。 (★はそれに対して) これを小説と呼ぶのも、宣伝力で他の(本物の)小説を凌ごうとするのも、著者が映画の企画でおそらく一緒になるプロの小説家に失礼じゃないかなぁ。 プロに企画協力して、共作とかすればいいのに。その方が百万倍くらい良いものができると思う。質より金(印税)なのかもしれないけど。 基本はいい作品の応援レビューしかしないつもりでしたが、貴重な読書時間の墓標として書いてもうた。 | ||||
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読んでいる間はそれなりに楽しめたが、今ではもう内容や文章を覚えてない暗い印象に残らない。 ありきたりのラブストーリーです。 テレビなど映像化すればもっと人物が生き生きとするのかもしれません。 | ||||
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20代半ば・男です。 小説が読めない僕がこの本を読んでみたいと思ったのは、自分が人を愛せない人間なんじゃないかという悩みがあって、ちょうどそれをテーマにしたのが本書だったからでした。 「人は誰のことも愛せないと気づいた時に、孤独になるんだと思う。それって自分を愛してないってことだから。」 この言葉がグサッと胸を刺してきました。 そして、深く納得したところが、 「生きている限り、愛は離れていく、避け難く、その時は訪れる。けれども、その愛の瞬間が、いまある生に輪郭を与えてくれる。」 命も愛も消えていくものだけれど、確かに存在する。それはあっという間に過ぎ去っていく。だとしたら、そのわずかな瞬間を嚙みしめようと読んでいて感じました。 | ||||
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自分の気持ちがどういう状態なのかわからなくなっていました。しばらく立ち止まって考えてみようと思っていた時、この本に会いました。会えてよかったです。ありがとうございます。 | ||||
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今年ウユニ塩湖を訪れた、30代独身女性です。 SNSや電車、TV、いたるところで目に触れるこの表紙に興味を持ち、久しぶりに小説を読んでみようと思いました。 また、著者インタビューで多数の人にインタビューを行い、リアルに基づいた「現代版恋愛小説」と語っていたのも手に取った理由の一つです。 結論からすると、話題のスポットを取り入れ、SNSプロモーションを上手にした作品です。 別に表紙や、彼女からの手紙が来る場所がウユニである必要は一切ないと思います。 映像化と話題性を見越した場所設定。 現にそれで私も手に取っているので、してやられたりなのですが。 個人的な感想ですが、内容は30代独身女性として共感できる部分もありましたが、 仮に日本中がこのような恋愛観なのであれば、そこに絶望を感じざるおえません。 幸せな恋愛をされている方にはあまり刺さらない作品であり、 恋愛に迷っている方が読むには、決して背中を押される内容ではない気がします。 | ||||
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南米に旅行している元カノから突然写真同封の手紙が届くオープニング。 大学で写真部だった彼が二つ年下の彼女の初めての彼になる。 しかし今は別の人と結婚しようとしている。 中盤からいろいろなものが並行して歩き出す。 婚約者の妹からの誘惑にも耐え・・・絡まってからまって 何と・・・急転し、話が更にさらに急転していく恋愛ストーリー! 男性側からすれば、あり!です。 ただエンディングの良し悪しは評価できないです。読者個人の判断でお願いいたします。 | ||||
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この小説を読みたいな、と興味を持った理由は二つあります。 まず、作者のインタビュー記事に、併せて見たい映画として、 スパイク・ジョーンズ監督の『her』と、 ミシェル・ゴンドリー監督の『エターナル・サンシャイン』が挙げられていたこと。 二つめの理由は、 作者がこの小説を書くにあたって、周囲の30〜50代男女に恋愛してるか聞きまくったところ、 ほとんどが恋愛をしていないという現実に気づいた、と書かれていたこと。 感想としては、 これまでの人生である程度、恋愛・失恋を経験してきたアラサー、アラフォー世代には、共感できるところがたくさんあると思います。 あと、やはり、作者が映画プロデューサーなだけあって、映像化することを前提におそらく構成されたと思うのですが、 海外各地の美しい景色が散りばめられていて、 視覚的キャッチーさも最初から計算されているなと、勝手に納得しました。 個人的に残念だったのは後半からオチにかけて。 もっと捻りが欲しかったし、 良くも悪くも、「大衆ウケするストーリーって、結局この展開とオチでしょ」、 って感じで提示されたようで、 一気に萎えました。 ですが小説全体としては、 恋愛や結婚に対するリアルな疑問や悩みに共感できたので、 読んで良かったです。 | ||||
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