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世界の終わりの天文台



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【この小説が収録されている参考書籍】
世界の終わりの天文台 (創元SF文庫 SFフ 12-1)

世界の終わりの天文台の評価: 2.75/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

ファンタジー風味も

ネイチャー風味のファンタジー展開もあり、チャレンジが感じられました。
世界の終わりの天文台 (創元SF文庫 SFフ 12-1)Amazon書評・レビュー:世界の終わりの天文台 (創元SF文庫 SFフ 12-1)より
4488792014
No.2:
(3pt)

極地と宇宙空間で離れた孤独と孤独が重なりあう

原因は明らかではないが、地球上の人類がいなくなる。生き残りは、北極圏の天文台で最後を迎えようとした天文学者(オーガスティン)と、木星探査船で宇宙にいるクルーたち。極地にいる男は、天文台に取り残された少女アイリスを見つけ、二人で生活をする。一方、木星探査船の女性(サリー)は地球と通信ができないことで、地球人類が滅んだことを知る。別々の舞台で別々のストーリーが展開するが、木星探査船が地球に接近したときに地球の男との通信に成功する。ただし、明るい展望はない。別々の話は最後の最後でリンクする。それは謎めいた少女が媒介になるのだが、結論は読者に委ねるような曖昧なもの。すっきりしないが、絶望の中の希望を見いだしたい欲望と相まって、不思議な読後感となる。
世界の終わりの天文台 (創元SF文庫 SFフ 12-1)Amazon書評・レビュー:世界の終わりの天文台 (創元SF文庫 SFフ 12-1)より
4488792014
No.1:
(3pt)

確かに「渚にて」っぽい

人類の終焉を迎えた世界で、取り残された人々の生活、それまでの人生、自然や宇宙の姿が、細かく繊細に描写されていて、確かに「渚にて」っぽい。
でも、「インターステラー」のような、ブラックホールや時空的なSF要素はありません。
あり得るかもしれない設定、あるいはちょっと不思議な要素も入った『文学作品』、というジャンルではないでしょうか。

「渚にて」は絶望感しかないですが、「世界の終りの天文台」は、読者の想像に委ねられた部分がたくさんあり、その後の物語を、いろんなパターンで考えてみることができます。
逆に言えば、物語上では、そういったところははっきりと描かれていないので、カタルシスを味わうことはできません。
しっとりとした余韻に浸りながら、ああでもない、こうでもない、と考えるタイプの方向けだと思います。

ところで、登場人物の一人が「闇の左手」を読んでいた気がしますが、・・あれにも、厳寒の地を旅する苦行シーン満載でしたね・・。
世界の終わりの天文台 (創元SF文庫 SFフ 12-1)Amazon書評・レビュー:世界の終わりの天文台 (創元SF文庫 SFフ 12-1)より
4488792014

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