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(短編集)
噓つきジェンガ
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噓つきジェンガの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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この本を購入したのは一年以上前になるのですが、どういうわけか、何度も読み直しています。 「お金が欲しくて詐欺に走ってしまう」弱さ、「子供を優秀な道へ進ませたい親」の欲望、「夢中になって読んだ漫画の作者への」憧れが、嘘という形になって第3者の目に留まるようになったら、どうなるか。 それぞれの人物の心の動きが繊細に描かれていて、思わず感情移入してしまいます。加えて、サスペンスの要素満載で「こわいもの見たさ」から折に触れ、読み直してしまいます。 例は違えど、人間には「抗えない」精神的な弱さがあり、それは無意識のうちに他の形で外に現れているのかもしれません。 この本の読了後は、いつも「じゃあ、自分はどうだろう」との思いにふけります。 いろんな意味で人間ドラマを感じることができる、大切な一冊です。 | ||||
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面白い | ||||
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オーディブルで聞きました。『あの人のサロン詐欺』という3番目のお話ですが、主人公の女性が始終怒鳴っているような感じで、聴いているのが辛かったです。感情的で直情的な人物なのでああいった叫んだり、怒鳴ったりになるのかもしれませんが、もうちょっと演技を抑えてもらった方が聴きやすいと思います。 | ||||
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辻村深月、初めて読む。 う~ん、これが作風なのかもだけど・・私的には読んでいて気持ちが良くないし 後味も良くない。 最後に少し救いっぽいニュアンスもあるけど、 嘘や騙しから始まったものは、やはりしょせん良い結果にはならないんではと 善人(笑)の私には思えてしまう。 読者の好み次第だけど、私は読んでいて、元気とか勇気をもらえる本が読みたい。 | ||||
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3つの短編集。全て詐欺に関わる興味深い話。1話目の振り込め詐欺のロマンス詐欺がストーリーとして良かった。詐欺をする側の弱さと良心の葛藤が何とも言えず絶妙。 | ||||
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綺麗な本で満足です。 | ||||
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3篇から成る短篇集ですが、作風がバラバラなため、3篇のなかでかなり好みが分かれると思います。また、ミステリーとして構えて読むと序盤で展開が読めてしまうので、詐欺小説だと思って読むことをおすすめします。 ちなみに、私の好き嫌いは以下の通りでした。(ネタバレを嫌う方は以下は読まない方がいいかもしれません。) ///////// ①2020年のロマンス詐欺…まあまあ。時代の描写は丁寧だが結末を予測しやすい。胸糞悪め。 ②5年前の受験詐欺…傑作だと思った。主人公に強く共感し、途中で泣いてしまった。解決されていない問題も多いが比較的明るめ。 ③あの人のサロン詐欺…大嫌いだった。登場キャラクターがみんな気持ち悪かった。また、最後の展開には寒気がした。二篇目の「5年前の受験詐欺」が好きだっただけに、この作品の醜さ・ノリの幼稚さが際立ってしまったように思う。ただ、テーマとしては面白いし、人によっては好きかもしれない。 | ||||
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騙される方も騙す方も、危うさに気づきつつも、、、 追い詰められた人間の弱さが描かれています。 迷ったら、家族や友人に普通に言えるかどうか?それが判断軸なのかなと感じました。 辻村さんの作品なので読みやすいですし、サスペンス感もなかなかです。 | ||||
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なんとも薄っぺらく感じた | ||||
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3話収録。辻村深月なら外さないだろうと軽い気持ちで手にとった。 この方の詐欺小説はこんな感じかと前2話は冷静に読んだ。 白眉は最終話「あの人のサロン詐欺」。他のレビューにもあるように、読み始めてほどなく強く引き込まれ、息苦しくなるような没入感があった。詐欺をする側の心許なさや興奮が手に取るように感じられ、痺れるような読後感。 個人的にこの一篇のためだけにでも読む価値があったと強く感じました。 | ||||
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詐欺をめぐる三つの物語だが、どの詐欺も手が込んでいて、よく考えられていた。 嘘をジェンガのように積み重ねながらも、いつかばれるのではないかと不安な日々を送る当事者の心情がよく描かれていて読みやすかった。 「2020年のロマンス詐欺」だけは、別著『神様の罠』で6人のミステリ作家がそれぞれ書いた短編集アンソロジーの中に同じ話があって既読だった。 「五年目の受験詐欺」は、過去の中学受験で母親が子どものために裏金を渡していた話が、5年後に蒸し返される話。息子の大貴の頑張りを応援しつつ、信じ切れなかった母親の苦悩が伝わってきた。誰かを心配したり、不安に思う気持ちにつけこむという意味で、振り込め詐欺にも近いものがあると思う。どうなるかとヒヤヒヤしたが、読後感がよかった。 「あの人のサロン詐欺」は、覆面作家のふりをして、オンラインサロンを開催し、オフ会で実際に作家のファンと交流を深めながら金銭を得るという新しい詐欺。これは現代ならではの詐欺だが、思ってもいない理由でで詐欺であることが発覚し、さらにそのあとの急展開も楽しめた。 | ||||
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最初だけ不穏な空気にしておいて最後は適当に取り繕って、ハッピーエンドで終わらすのですね。 いちいちコロナかこつけて来なくていいし。読み応えゼロです。 | ||||
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詐欺にまつわる3つの短編を収録。どれもあっさり読めるものの、そこそこなハッピーエンドの閉め方でインパクトが弱い。 | ||||
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嘘をついた側の2編はどちらも弱さゆえで、悪意からだったり積極的な金儲けが動機の詐欺師とは根本的に違う。詐欺に引っかかる側は弱みにつけこまれて、が普通だけれど、騙す側に堕ちてしまった2人もまた同じように弱みに嘘の神様がつけ込んできたようなものだ、と感じました。 といった視点なので、面白いと思いつつ、騙してからどんどんドツボにはまる弱さが読んでいてしんどかったです。主人公に共感できないからキツい。 そういう意味では騙された側の1編はよかったです,特に最後の方。ちょっと救われました。 | ||||
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私が一番気に入ったのは息子さんの受験に関わる話しでした。 母はいろいろドキドキしたようですが…いろいろあったけれどはっきりわかってよかったが感想です。 | ||||
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good | ||||
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日常の中でふと魔が差してはまってしまいそうな落とし穴。気づいた時には抜け出せなくなる焦燥感、絶望感。でもその中にあるかすかな希望を感じさせてくれる。人間に対する柔かい眼差しを感じる物語。 | ||||
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どのストーリーも着地点は良い。 読み始めはイヤミス系なのかとも思わせる展開であるが、安心して読める内容である。 コロナ禍とか受験戦争とか世相を背景に展開され、あり得そうな題材が主人公たちを身近に感じさせる。 主人公を完全に悪にしない部分と合わせほっとさせる。 ボリューム的に読み応えという点では物足りなさはあるが、どのストーリーもきちんとまとまっており充実感は残る。 | ||||
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今回の配送は、ひどかった。厚みのある本だったが、表紙の一部が破れていた。本屋さんでは、絶対買わない。本に対する愛情がないといわざるを得ない。いつもは、そんなことはないのに残念。 | ||||
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浅慮?とも感じたが、浅慮ではなく本人的には十分に考えたり追い詰められたりの結果としての愚行を、他の誰かが救ってくれるお話かな 原告団に入るなら追い銭に着手金必要になるし、この手で金返ってくる可能性はほぼ無いが。…ととても現実的な事を考えてしまった 外に向かってならまだしも身内にビックネームを騙る。そこ無理だろう?娘がビックネームとなったら、通常間違いなく親はその漫画を買って来て親戚だの友達だのに披露し始めると思う 「実は成功していた私」の心情の吐露は外せない場面だろうが…ちょっと力技が過ぎた感じがした 谷嵜の「いいトコ探し」と寛容性は買いだが、これこんな良い感じに着地しちゃっていいの?と読後感の良さが逆にどーにも腑に落ちない 基本は楽しく読みました | ||||
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