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いっそこの手で殺せたら
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いっそこの手で殺せたらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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元高校教師で現在は教育関係の書籍を書いている筒見芳晃。 彼の妻が外出から返ってこず、警察に相談したところ、都の迷惑防止条例に違反して警察署に保護されていると聞いたが、事情は一切分からないところから物語が始まっていく。 性犯罪の闇を描いた作品で後半は一気に物語が加速して楽しめるのだが、さすがに現実感が乏しく感じた。 そもそも、警察の身分確認自体が曖昧すぎるし、妻の無事も保証されていない状況で妻を返してもらうのに取材が条件というのも危機感がなさすぎると思う。 また、中盤から後半にかけて戻ってきた妻に対する夫の対応として、何も聞かないというのはいくらなんでも考えられなかったし、今まで接したことのない妻の仕事先の人物が突然訪ねてきて、妻がいないところでされた話を信じるというのも難しいと思った。 筒見が振り回される様子や心情の描写はよかったが、現実的には考えられない状況が多かったのが残念。 とはいえ、妻のことを思う筒見の気持ちは本物だし、彼が性犯罪の被害者のやるせない思いに触れ葛藤する場面や、自分の娘が拉致された際の心情は丁寧に描かれていて、読み応えがあった。 | ||||
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