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コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴
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コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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チーム・バチスタやジェネラルルージュなど、以前の作品と違って、小説・物語的な、エンターテイメントのような面白みがあまり感じられません。 もともと日本社会の問題について作品内では取り上げられていましたが、これまでの作品は、そう言った問題を取り上げつつも、エンターテイメント作品としてのキャラクターの掛け合いの面白さなどがあったと思います。 しかし、この作品ではそう言った物語的な面白さが全くなくなっており、淡々と日本の政治の問題について書き連ねてあるだけです。 では、政治に関する批評本としてはどうなのかというと、SNS上に溢れているリベラル派の主張をそのまま切って貼り付けたような内容で、とくに深い分析などがあるわけでもないです。ツイッターでリベラル系のアカウント群のツイートを2時間くらい調べたら出てくるような内容で、深みがない。 私自身は海堂先生の政治的考えには概ね同意しますが、この作品の本としてのクオリティはあまり評価できないです。 | ||||
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『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』と読み継いで、2019年末に始まり今日に至るまでのコロナ禍中の日本社会の混迷の流れを追体験させてもらいました。 政府や行政側の方針がなかなか定まらず目まぐるしく変わり大きな不安の中に置かれていたこの時代を、著者は瓦版のように痛快で手際よく簡潔な表現で腑分けし整理していて、胸すく思いがし、「ああそうだったのか、こういう背景があったのか」と幾度も首肯させられ、また登場人物のネーミングの妙に噴き出してしまいました。 医学的学術的分野への啓蒙的記述は難解ではありますが、門外漢の人にもなんとか分かるように伝えたいという著者の熱意を感じました。 医療に携わった方々は疾風怒濤の大変な嵐の中にあった事も改めて忘れられない大事な事だの思いました。 これら2冊は、この時代の貴重な証言の書だと思います。 著者にはミネルヴァの梟的な観察者証言者として、今後も続く時代を見つめ解きほぐし提示してもらいたいと思います。 | ||||
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内容が、詳細に書かれ過ぎていて、 専門的な要素が多く、読むのが大変だった。 登場人物の名前が、ふざけた感じで かえって、本書の意図が不明瞭になっているのではないかと。 私たちが、知りたい情報は、こういう形ではなく、ノンフィクションとして、提供してほしいと思った。 | ||||
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登場人物が多いけど、実在の人物を変名で登場させ(安保宰三=安倍晋三、酸ケ湯儀平=菅義偉など)、実在のモデルと同じキャラ設定(つまり、小説家としてキャラ造型はしていない)。そして上から目線で政権批判を繰り返す。政権批判をしたいのなら、論文を書くべきで、小説という仮構の衣をまとって罵詈雑言を浴びせるのは、批判された側が反論できないので卑怯かつ非生産的。SNSでの誹謗中傷と変わらないレベル。だいたい、安保(アホ?)という変名が著者の品性を疑う。安倍さん、菅さんを支持していたわけではないけど、こんな下劣な批判は不快だ。また、医師会も批判されるべきことが多々あるが、著者自身が医師なので、批判しないのだろうか。 他の書評子の書いているとおり、これは小説でなく、下劣な誹謗中傷。 物語に登場する後藤新平を私は尊敬しているけど、こんなお下劣な小説に登場させられ、天国の後藤新平は呆れているでしょうね。 | ||||
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糾弾と啓蒙に力入れ過ぎて、小説としての面白さにイマイチ欠けてしまってる気がする 医学知識がある者同士の会話で色々と説明しようとしてるのは分かるんだが、そこは素人に概念を説明する方式じゃないと、啓蒙にならんのじゃないかなあ? 名付けが多過ぎて、逆にひとつひとつの印象が薄れる 記録しておきたい事、糾弾したい事が多過ぎるんだろうなー。そこも分かるんだが、全編「状況説明」の感じが 心意気と志しは支持だが、エンタメ性を問われたら…ん~ってトコ | ||||
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前作(コロナ黙示録)が海堂ワールドと見事にコラボしていて秀逸な作品だったので、期待しましたか、残念な内容でした、、、 | ||||
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海堂尊が好きで、読破してきました。これまで生まれてきた多くの魅力あるキャラクター達がこのコロナ禍にどう動いたのか?期待に胸膨らませて予約購入した1人です。 が、読み切るのにこんなに苦労した本はなかった。医学的な怒涛の説明は読みにくく、キャラクターも多すぎてぶつ切りのエピソードの連続。海堂さんどうしちゃったの?と何度も呟きながら読みました。途中何度も挫折して他の本に手をのばしてしまいました。 企画は素晴らしいのです。なのになぜ?このギクシャク感は何なのでしょうか?これはもう小説ではありません。 | ||||
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現在も収まっていないコロナを題材にしたリアルタイムの小説は無理がある。 何が正しいとか、そもそもコロナ自体良くわかっていない中で、小説とはいえ断言するのは無理過ぎる。 ただワクチンについての知識とかはフムフムと役立つ部分はあるし、登場人物達はいつものメンバーなので楽しみもある。 致命的なのは政治を絡めている部分。 それなりにワクチン接種を進めたことなど官僚始め頑張っている人も多いのに、安全な遠くから石を投げているだけで批判しかしていなく、全く心に響かないどころか小説としての品も落としている。 まだこの状況だと続編もあるのだろうけど、病院だけにフォーカスして展開してほしい。 | ||||
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「コロナ黙示録」に続いて待望の書が出ました。 コロナという前人未到のウィルスを通して見えてくる政治というからくりを暴いて爽快です。 ニュースを見てもやもやして晴れなかった靄がさあっと吹き払われるような。 やがて悲しき我が日本国かな。 探してもなかったこの本が菅総理が退陣表明をした途端、店頭に2冊平積みになっていました。 | ||||
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筆者は前作「コロナ黙示録」を読んで、安保首相やそれ以下の人物の言動に対する辛辣で切れ味の良い鋭い風刺、内容もコロナ対策にとどまらず、公文書改ざん問題なども取り上げて幅広い。一番脂の乗り切った時代の筒井康隆氏のスラプスティックもかくやという爆発的な読後感であった。 その続編が刊行された。期待して読む。「チーム・バチスタ」以来の著者の作品の登場人物が出てきて活躍する。あっちの人物とこっちの人物が連帯して業績を上げていく様も面白い。面白いのだが前作のようにあっけらかんと笑えない。なぜかというと、安保首相が「カエルのツラにションベン」的な顔面皮膚の強固さを誇り何が起きても全然平気で、困ると消化器系に組み込まれた非常脱出システムが即座に働く。そういう屈託のひとかけらすら感じられない能天気さが明るさに転じるのに対して、酸ヶ湯首相はやることなすこと逆効果で、それでも一発逆転を夢見て負債を膨らませてゆく。ひたすら袋小路にはまり込んでいく。後戻りの聞かない余裕のない日々が息苦しい。 筆者は9月3日の夜、帰宅後に菅首相の総裁選不出馬を知り、9月4日に本書を購入し、9月5日に本書を読了し、だから菅首相は退陣するこ至ったのかと納得してしまった。それでもやめられただけマシか。 | ||||
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2020年の総死者数は2019年より減少している。 新型ワクチンの承認を厚生労働省が遅らせた。 多くの医者は新型コロナウイルス「陽性者」の診察を断った。 厚生労働省と医師会が新型コロナウイルス感染者専門病棟の設置を拒んだ。(2020年) 保健所が第5類への変更を提案しても、医師会と地方自治体がこれを拒んだ。(2020年) 医師会と政府分科会は最近まで「自粛、自粛」の一点張りだった。 結論は、日本の医療は緊急事態には役立たずということだ。 今回の混乱は日本政府の不手際だけではない。 | ||||
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第1章から第37章にわたる、長編小説です。 冒頭、安倍政権をサラッと批判しながら物語は始まっていくのだが、現在進行形の新型コロナウイルスと、ファンタジーである小説が明らかにミスマッチに思える。 読むと分かる、コロナウイルスが現在進行で毎日ニュースを賑わせているためか、小説の良さである架空の設定を自分の頭で整理できないまま読み進めることになり、醍醐味が薄れてしまっているのだ。 これは明らかに相性が良くない組み合わせではないだろうか・・・と思う。 | ||||
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