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どうで死ぬ身の一踊り
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どうで死ぬ身の一踊りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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西村氏の下種ぶりが非常に面白かったです。 良し悪しはわかりませんが・・・ 泥臭い作品だと思います。 高尚なことを考えながら下種な行動をしたり また下種なことを考えながら、高尚な行いをする 身勝手な理由で女を殴る。 最低最悪ですが(笑) 人間臭い作品でした | ||||
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藤澤清造への執着は執拗で、貫多と秋恵もの前夜でもあるため作中トラブルは後に「豚の鮮血」にリサイクルされる。 | ||||
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昭和7年に満42歳で、芝公園で凍死した作家 藤澤 清造に深く傾倒する私の1人称で描かれる非常に不思議な感覚に陥る作品です。跋(後書き)で書かれているように私小説であるのでしょうけれど、まだそれを強く意識して書かれたというよりも、書かずにはいられなかった、という作品のように感じますし、だからこそ処女作を読んでみて良かったと思いました。 傾倒する作家の墓を月命日ごとに墓参りする(菩提寺は石川県!にある)勤勉さ(精神的、あるいは自身を肯定できる存在だからこその)、というよりは執着を見せ、その同じ執着に酒が入ったり、性欲が滾ったりするたびにそれなりの一悶着を起こす「私」の、全くそういう(犯罪的、あるいは暴行的)傾向は無いものの何処かしら同じ境遇だったら、と思わせるこの後どうなるのか感で、読むものをぐいぐい惹きつけます。犯罪を犯してまで、あるいは同居する女に暴力を振るってまで守り固執する自らの尊厳が薄っぺらく感じさせます。しかも欲している何か(女であり、尊敬されることであり、)を手に入れられない憔悴感が、何も無いという自己への不安と相まって非常に切実になったあげく短絡な、これ以上短絡になれない経路を辿るその顛末が、予想を外れることはないにしても気にさせるのです。 どこまでも開けっぴろげであり、心の暗部であろうとも容赦なく、また淀みも、躊躇も感じさせないで文章に出来るところも私小説家としてもちょっとびっくりさせる作家です。そうしたどうしようもない無為無策と言いますか、自暴自棄にさえ感じさせる著者の今後が気になります。 無頼派という流れをさらに、強力に推し進めたことになるのかどうか、ちょっと今判断できませんが、かなりショッキングな作品です。 この「私」が話し言葉で「ぼく(ひらがな表記)」と言われるとそこはかとなく怖い感じがします。 基本的に男性に、オススメ致します。 | ||||
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単に俺の日記を読んでいる様。 世の持てない男には反対にハァ?の世界。 | ||||
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