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香君
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香君の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 21~40 2/4ページ
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読者が何を物語に投影していくか?食糧問題、自然界の問題をテーマにしている話ではありますが、コロナや、エネルギー問題、耐性菌の問題など様々なことが頭によぎりました。 一つのものに、依存しすぎるリスク。バランスを崩してしまうほどに…。 興味深いお話しでした。 | ||||
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香りの新しい解釈は新鮮でした。それなりに重たい場面もあるのですが、ジグロやバルサの想いと比較すると物足りなさも感じました。偉そうでごめんなさい.結局は好みの問題かとも思います。 | ||||
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上下巻、仕事の合間とお休みで、1週間弱で読み終わりました。 アイシャ、その周りの人々の心が気持ちを温かくしてくれる、読み終わった後に爽やかな心地にしてくれる物語りでした。 | ||||
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上巻から転じて、まるで新型コロナウイルスのパンデミックを彷彿させるシチュエーションが。 そういった時、「神ではなく人が、人の英知をもって、道を見いだす」と語っている。 救世主に頼るのではなく、ひととひとが協力し助け合って、自分たちの道を見つけるべきだと。 奇跡の稲、”オアレ稲”は、「来て!来て!来て!」と香りを通じて助けを呼んでいる。 香りの声が臨場感たっぷりに聞こえてくる。 読後は、詠歌を唱える香りの声が風にのって聞こえてくるような余韻が残る。 香りが生き生きと見えてくる絶賛のオススメ本です。 | ||||
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奇跡の稲をめぐって、壮大なパノラマが広がるファンタジー世界。 そこかしこのあらゆるものから香りが生き生きと見えてくる。 そして、香りの声が聞こえてくる。 発する香りの声は感情を歌い上げている。 奇跡の稲により統制をとっている帝都。 その繁栄は高効率化を進めた改変により危機に転じていく。 民のために、その救いの手は。 下巻に続く。 | ||||
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香りで世界を変えるーー面白いところから物語が始まったな、と思いました。 読み進めていくうちに、現代の世界的な問題であるF1種のことを言っていることに気付き、これをファンタジーで語るのか、と驚きました。まだ前編ですが、後編どうなるのかが楽しみです。 惜しいと思うのは、物語の緻密さからも、テーマの重さからも、上下2巻では少し重たいのでは、と思うことで、守り人シリーズなどと比べると設定を追うのがかなり忙しくなること。5巻くらいの広大な物語の方が読みやすかった気がします。 | ||||
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ページをめくる手が止まりません。本の世界にタイムトリップしたような気持ちになります。 とにかく本当に面白かったです! | ||||
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最高に面白いです。綿密に世界が描かれています。ぜひ読んでください | ||||
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絶対に読んでほしい。綿密に描かれた世界に入り込めます。面白かったです。 | ||||
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上下巻を一気に読破した。 やっぱり電子書籍より、文庫本より、 ハードカバーのこの存在感が良い。 そしてやっぱり、この作家さんが好き。 永遠に推し続けたい。 この人の心の内側には、どれだけ豊かな感性と着想が賑やかに、ときに静かに暮らしているんだろう。 今作の主人公のアイシャ然り。 獣の奏者のエリンも然り。 この人の描き出す女性の奔放さと、繊細さと、機知と、勇敢さが大好きでたまらない。 世界をこんな風に眺められるような、そんな人間になれるような人生を歩きたい。 物語は人をつくるから、子ども時代にこれを読める子どもたちは、本当に幸せものだな。 貪るように読み耽ってほしい。 | ||||
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「マイ・フェア・レディ」という古い映画があるが、確かヒギンズ先生は言語学者で、下町育ちの主人公と少し会話しただけで出身地を当ててしまうとういシーンがある。人同士は、出会うと会話や顔かたちなどでどんな人物か危険な相手ではないか、などを判断する。そこに実はにおいも入っているのは我々も何となく分かる。もしその匂い感覚が鋭く、昨夜の食べ物の種類、材料、香辛料などまで分かるとすると、ドキッとするであろう。このストーリーの最初の方で、この人は疲れているにおいがする、という場面があるが、病気の独特のにおいがわかればこれは漢方医の仕事であろうか?その昔、もし私がある国を治めていたとして、別の国から来た重要人物に初めて会うとすれば、このような嗅覚に鋭い従者をそばに置いて、においによる種々の判断をするに違いない。そんなことを思わせる物語である。 | ||||
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おもしろく、一気に読めます。上橋さんは日本のファンタジーの宝です | ||||
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すでに5回目を読んでいます。文章、表現が美しいです。上橋先生好きなら必ず読むべき作品です。鹿の王より入り込みやすく、植物の存在を考えさせらせる作品でした。 | ||||
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おもしろくて、一気に読めます。上橋さんは日本のファンタジーの宝です。 | ||||
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一文字一文字噛み締めながら読みたい1冊。時間をかけて書かれる先生なので一回目は勢いで読みますが、2回目3回目はじっくり読んで楽しみます。個人的に鹿の王より読みやすかったです。 | ||||
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香りを嗅いだだけでそんなことまで…と思わせてしまう❗️そして、一種類の稲にだけ頼るとその稲が害虫に食べ尽くされるとしたら…現代にも通じる環境問題に考えが及びます。 | ||||
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一言、最後の締めくくには、イールはもっと暗躍してくれるかと思いましたが、彼の影が非常に薄くなりちょっと残念でした。イールは活神の香君を暗殺しようとした男。でも、そこには彼女を愛する男を含めて、それに対して仕返しや懲罰につながる怒りがほぼない珍しい作品。上橋さんのお人柄がしのばれます。 バッタや植物が書きたかったからでしょうけれど、もう少し人間模様も書いて下さったらと思い、★を一つ減らしました。上橋さん、大作をお疲れ様です。どうぞ、次々に作品を生み出して下さいね。 | ||||
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●著者が初めて試みたという植物をテーマにした作品。植物が他者とのコミュニケーションを図る手 段として「香」を用い、その声を聴くことの出来る「香君」というアイディアは非常にユニークです。 食物連鎖や植物生態系の詳細な描写、次々と襲いかかる危難の連続に休む暇なくページをめくりま した。 主人公の言葉を借りた後半の独白は胸に迫るものがあります。生物の多様性の大切さを述べると共 に、神の託宣や独裁者の専制主義ではなく、人と人とのコミュニケーションをベースにした民主主義 を大切にという半端ない熱量が伝わってきます。 でも、やはりアイシャは孤独なのですね。 | ||||
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生物多様性や生態系の保全について言葉にしようとするとき、その重要性について分かっていながら、うまく伝えられないもどかしさがありました。絶滅危惧種を守るということについても、淘汰されることは地球の長い歴史の中でやむを得ないことであり、人間がそこに関わることが却って生態系のバランスを崩すことになるのではないかという考えも理解できますし、何より、人間が生物について知っていることがほんの僅かだということも間違いないからです。でも、この最新の様々な知識や研究に裏付けされた物語を読み、これこそ多くの人に読んでもらいたい本だと思いました。 圧倒的な力をもつ植物であるオアレ稲はある意味では人間を操り、世界を席巻します。そこに政治が複雑にからみ、香君を宗教的な頂点とするオアレ稲に依存した世界が出来上がります。しかし、過度な依存はもろく、オアレ稲の害虫であるオオヨマの変異やオオヨマを食べることで卵を産むヒシャというバッタの大量発生がこの世界を危機に陥れるのです。そんな時に登場するのが主人公であるアイシャでした。初代の香君と同じ力をもつアイシャは、植物の声や土の変化、昆虫の変異を伝え、人々は目の前の利益にとらわれず、オアレ稲の焼却を受け入れます。そして数年後、ただの宗教的存在ではない香君となったアイシャとともに、人々はオアレ稲に依存しない世界を目指していきます。 上橋さんの作品を読むと、ストーリー展開の巧みさと魅力的な登場人物によって、物語の世界にすぐに引き込まれてしまいます。しかしそれだけではなく、多くの示唆に富んでいるのです。「鹿の王」に続いて、この作品を生み出した上橋さんの描く次の世界が本当に楽しみです。 | ||||
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是非読んでほしい | ||||
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