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刑事弁護人
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刑事弁護人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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まぁ、ちょっと違和感を感じる部分はありますが、概ね面白い作品に仕上がっているのではないかと思われます。途中でやめられなくなり、ちょっと夜更かししてしまいました。 これだけどんでん返しがあると最後にもうひとひねりあるかと思ったのですが、そのまま無罪確定になっちゃいましたね。まぁまぁそれで評価が下がるということではないのですが。 | ||||
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見事な小説。やりすぎでしょ。違うでしょ。というところもあるが、最後まで見事に作り込まれたお話。 経験の浅い女性弁護人、クセモノ感ある元刑事の弁護人、”殺人犯”の現職刑事と、描かれる人物像も魅力的。登場人物自体がミステリーな存在。 法曹間、警察官間で交わされる会話もソリッドで緊張感のあるもの。法曹同士の会話の中での専門用語を素人でも解るように、わざわざ言い換え、解説を入れてくれる作家もいるが、そういうサービスはない。もちろん、多少の手加減はある。 登場人物多め、かつ、後半まで伏線が回収されない人たちも多いし、思いの外、お話は重層化していくので、心しての精読をおすすめする。本のはじめに主要な登場人物の一覧くらいあった方が良いのではないかと思うが、それは著者の裁量。薬丸岳氏はスパルタンな書籍を好むのだろう。 長編であり読みにくさを指摘する声もあるようだが、この題材、このストーリーであれば妥当な範囲と思える。下世話な話、この価格の書籍であれば、時間をおいて再読し、もっと楽しもう。と思えるものでないとソンをした気分になる。このレベルの書籍がコンスタントに出版されるようであれば出版不況も少しは改善されるかと。 | ||||
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被疑者や被告人を弁護する刑事弁護人とは。 かつて有罪率99.9%を覆した裁判を傍聴したことがある。 何よりも真実を知ること。 その階層はとてつもなく深い。 手に汗握る迫真の刑事裁判が展開する。 まさしく、”真実を隠したままでは本当の意味での贖罪や更生は望めない” 実にドラマチックな仕上がりだ。 | ||||
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期待通りの商品でした。ありがとうございました。 | ||||
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市立図書館に購入希望を出したところ今年の6月中旬に1番目で借りました。2週間後の返却日に延長申込したら、順番待ちが23番目でした。読みきれずに返却したので、今回アマゾンで購入。自分のペースで読めて最高でした。薬丸岳さんの【刑事弁護人】の本の紹介をTVで見て、私が市立図書館に問い合わせましたが新刊のためなかったので、購入してほしいと希望して図書館で新刊本を、1番目に借りることができて嬉しかったです。内容も興味があり、TVの刑事ドラマでしかしらなかった取り調べ、弁護人と被告人とのやり取りにワクワクして読みました。 | ||||
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犯人は無実なのかどうかが分からない状態での弁護士との関わりは惹きこまれる展開。 犯人の真実にたどり着く過程の丁寧だし、弁護人としての葛藤も人間味ある描き方をされている。 弁護する立場になった2人の対比も生きている。 全体としては面白いのだが、犯人の行動に違和感ある点がどうしてもすっきりこなく、結果的にありえない感が残ってしまうのは残念。 この点については作中での何度も丁寧に描かれているが、やはり納得するような内容には落とし込めていない。 あと繰り返し部分がちょっと冗長かな。 もう少しテンポよく終わらせても良かった。 | ||||
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殺人で起訴された女性警官を弁護する弁護士の物語。500ページの大作だけど、プロットは単純。弁護士に綿密な取材をしており、嘘をついている依頼人(被告)に対応する弁護士の苦労はリアルに描かれているが、ここまで長くする必要はあったのかと思う。ちょっと退屈でした。 | ||||
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「元刑事の弁護士」である西と「加害者を弁護したことにより被害者の親族に殺害された弁護士の娘」の持月が二人で、ホストを殺した女刑事の弁護に当たることになった。 事件そのものは、被疑者の女刑事が何かを隠していることは最初から明白で、それを少しずつ暴いていく展開はじれったかった。 それよりも西と持月、二人の弁護士に共通している大切な人を犯罪によって奪われたという事実が興味深かった。 弁護士の仕事とはいえ、犯罪者の弁護をすることができるのか、使命感と葛藤が丁寧に描かれていた。 終盤の裁判についても、検察、弁護側双方の主張が真っ向から対立する中、どんな供述が飛び出すのか手に汗握った。 本書にも出てくる、刑事だった西が担当した曙川事件について、どんな事件で、どんな想いで西が心変わりしたのかも読んでみたいと思った。 | ||||
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薬丸さんの作品は殆ど読んでいます。本作も大きな期待外れはなしです。特に弁護士の監修が入っているだけあって、法廷・事務所での弁護士の言葉遣い、法廷や接見の雰囲気など忠実に再現されており、「こんなのあり得ないよね…」と失笑するような場面はありませんでした。 ただ、中盤があまりに間伸びしていて長い。長過ぎる。一気読みには程遠く途中何度か読むのをやめようかと思いました。でも後半の裁判の場面から盛り上がりを見せ、最後は一気に読ませました。この辺りは流石の筆致です。 壮大な社会派小説を期待すると肩透かしですが、ミステリーとしては十分楽しめますので★3つ(でも単行本でなく文庫で十分という感想)。 細かいことを言えば何点か違和感も。 以下、ネタバレ含みますが、列記しておきます。 ※ネタバレ注意※ ↓↓↓ 【ネタバレあり】 ⚫︎被告人の息子が亡くなった経緯についてですが、脳挫傷があれば事件性を疑われるはずです。親の虐待の可能性も含め医師から捜査機関に通報がなされます。なので、死因が外傷性の脳挫傷であるにもかかわらずその点について何の問題にもならず死因が不問にされるのが不思議でなりません。 ⚫︎また、被告人は刑事ですから、その時点で真っ先に警察の捜査に委ねず、遺留品を手元に残しつつ自分だけの中で消化しようとする行動も不自然。一応理由の説明はされていますが、愛する我が子が脳挫傷で亡くなったにも関わらずそれについての原因究明を、他ならぬ警察の人間が警察捜査に委ねないことの合理的説明としては明らかに弱い。 ⚫︎最後の最後のエピローグ的に、ある人の刑事弁護を主人公が引き受けるのは少し蛇足的な感が否めない。普通に考えて利益相反が問題になるでしょう。 | ||||
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綿密な取材と練りこまれた構築を通じて書かれた作品だと思いました。 とても、引き込まれました。 しかし、主人公の父親が行っていたような刑事弁護を問う内容を期待していました。 新たな作品を楽しみにしたいと思います。 | ||||
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ホスト殺害事件の被告人である女性警察官への、刑事弁護活動を描くミステリー。 主人公の女性弁護士のキャラクターもしっかり作り込まれており、「徹底的な取材の元に」という文言にも納得出来ます。 法廷ものというより、どちらかと言えば、真実を話していなさそうな被告人と真摯に向き合う弁護士との攻防や、そこから生じる人間ドラマに読み応えを感じました。 そして、刑事弁護に臨む弁護士の信念や苦悩も良く描けていたと思います。 | ||||
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後半からの「裁判の場面」になってから面白くなって来る。それまでの前半は、ちょっとだらだらして長いかなと思う。 もう少し割愛しても良かった。 | ||||
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しいて難を言えば初期の作品より謎解きの傾向が弱まっている点だが、充分に楽しめた。 | ||||
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直木賞の島本理生『ファーストラヴ』と比較しても遜色ないリーガルサスペンス。 前回直木賞で『ミカエルの鼓動』のようなものが候補に入ったのだから、本作も候補くらいには入ってほしい。 | ||||
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登場人物のキャラもしっかり描かれているし、全員がこの物語に必要な人物。 犯罪の真相は、ちょっとこじ付け感もあったけれど最後まで二転三転の動きが気になって仕方なかった。 難を言うなら、被告人の供述後に裁判がありその裁判で供述と丸々同じ事が述べられるので、仕方ないけど少し退屈。裁判の結果は、まぁ物語的にそうなるわなという印象。 パートナーの弁護士が、ぶっきらぼうで個性的だったのもほんの初めだけであとはステレオタイプのイイおっさんになってしまったのも残念。 | ||||
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次第に明らかになっていく事件の真相に引き込まれました。 犯罪を犯した犯人の事情がどんなであれ、傷つけられた人がいることは事実。 そしてそのことが新たな憎しみを生み、時として新たな犯罪につながるという不幸の輪廻に、深く考えさせられました。 悲しみが繰り返されないための司法が、今の日本で正しく行われているのか。 これからは新しい視点で世の中の出来事を見ていこうと思います。 | ||||
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