■スポンサードリンク
刑事弁護人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
刑事弁護人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
薬丸さんの作品は殆ど読んでいます。本作も大きな期待外れはなしです。特に弁護士の監修が入っているだけあって、法廷・事務所での弁護士の言葉遣い、法廷や接見の雰囲気など忠実に再現されており、「こんなのあり得ないよね…」と失笑するような場面はありませんでした。 ただ、中盤があまりに間伸びしていて長い。長過ぎる。一気読みには程遠く途中何度か読むのをやめようかと思いました。でも後半の裁判の場面から盛り上がりを見せ、最後は一気に読ませました。この辺りは流石の筆致です。 壮大な社会派小説を期待すると肩透かしですが、ミステリーとしては十分楽しめますので★3つ(でも単行本でなく文庫で十分という感想)。 細かいことを言えば何点か違和感も。 以下、ネタバレ含みますが、列記しておきます。 ※ネタバレ注意※ ↓↓↓ 【ネタバレあり】 ⚫︎被告人の息子が亡くなった経緯についてですが、脳挫傷があれば事件性を疑われるはずです。親の虐待の可能性も含め医師から捜査機関に通報がなされます。なので、死因が外傷性の脳挫傷であるにもかかわらずその点について何の問題にもならず死因が不問にされるのが不思議でなりません。 ⚫︎また、被告人は刑事ですから、その時点で真っ先に警察の捜査に委ねず、遺留品を手元に残しつつ自分だけの中で消化しようとする行動も不自然。一応理由の説明はされていますが、愛する我が子が脳挫傷で亡くなったにも関わらずそれについての原因究明を、他ならぬ警察の人間が警察捜査に委ねないことの合理的説明としては明らかに弱い。 ⚫︎最後の最後のエピローグ的に、ある人の刑事弁護を主人公が引き受けるのは少し蛇足的な感が否めない。普通に考えて利益相反が問題になるでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後半からの「裁判の場面」になってから面白くなって来る。それまでの前半は、ちょっとだらだらして長いかなと思う。 もう少し割愛しても良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物のキャラもしっかり描かれているし、全員がこの物語に必要な人物。 犯罪の真相は、ちょっとこじ付け感もあったけれど最後まで二転三転の動きが気になって仕方なかった。 難を言うなら、被告人の供述後に裁判がありその裁判で供述と丸々同じ事が述べられるので、仕方ないけど少し退屈。裁判の結果は、まぁ物語的にそうなるわなという印象。 パートナーの弁護士が、ぶっきらぼうで個性的だったのもほんの初めだけであとはステレオタイプのイイおっさんになってしまったのも残念。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!