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災厄の馬
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災厄の馬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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少し時間を要しましたが、「災厄の馬 "Sixteen Horses"」(グレッグ ・ブキャナン ハヤカワ・ミステリ)を読み終えました。 英国の海辺の町、イルマーシュ。農場でおぞましい十六頭の馬の死体が円を描くように埋められて発見されます。捜査に乗り出す刑事アレック。そして、獣医学の専門家・クーパーがその捜査に加わります。そして、いくつかの「何故」と「誰」がうねりながら描写されていくことになります。 描かれる"町のボンファイヤー・ナイト"によって、2018/11月に読んだ「刑事シーハン 紺青の傷痕」を想起したりもしましたが、残念ながら本が手元にないため確認できません。思い過ごしかもしれません(笑)。 第一部から、第二部「世界の穴」(45%ほどを読み進めた後)に受け継がれた物語は、鮮やかに転調します。それはスリラーとしての<反転>と試みを含めた作者の<意欲>をも感じさせて、今までにない(少し神経症的で)特異な感覚を持ったミステリとして記憶されることになるでしょう。 加えて、作者は、或る種の罪を描くために、人に影響を与えるであろう土地、架空の町・イルマーシュを丹念に構築しています。人ではなく、土地が罪深い。 | ||||
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