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正欲



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【この小説が収録されている参考書籍】
正欲

正欲の評価: 3.90/5点 レビュー 359件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21~40 2/3ページ
No.28:
(3pt)

理解が難しいかな。

様々な人の場面を描いているので、ちょこちょこ読みをした私は開くたびにその人のエピソードを思い出すのに苦労しました。
ストーリーはタイトルの通り何が正しい欲なのか?を考えさせる内容でした。
長いけど間を空けずに短期間で読むことをおすすめします。半分くらいまで色々な人のストーリーがごちゃ混ぜになってしまいました。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.27:
(3pt)

特に気付きは無し

メッセージ性が高く啓蒙の面が強いが、小説を好んで読むくらいの知的水準の人ならそこまで目新しい発見はないのでは?という内容。映画が公開されるとのことで、そちらで本来読んでほしい層に届けば良いのだろうか。
人物描写は概ねリアルに感じるが、あれだけ性嗜好に詳しい水性愛者たちがわざわざ小児性愛者に間違われかねるような行動を起こした部分は無理を感じた。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.26:
(3pt)

冒頭の文章を読めただけでも私は(でも後も読まないとしんどいまま)

私は誰にも理解されない性癖を恐らく持っていないと思うが、冒頭の文章を読んで安心した。この世界に自分と同じようなことを考える人の確認が出来る。
同時に考えないようにしていたことを意識し始めて危うくもなりました。
あまりにも私が生きる世界で視界に入るものは、明日も生きていくことが前提すぎている。
冒頭の文章を綴った人もそもそもは生きていたいわけだが、そう真っ直ぐに願えば、生きていけない現実がある。そしてそうさせない社会や自己がそこにはある。
濃厚や興奮とは異なる読書体験だったが、事件について読んだときの私を思い返すとき、想像もつかないことを想像もつかず一面的に見る側なのだと思った。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.25:
(3pt)

顔の肉が重力に負けるという表現

初めて読んだ作者さんでした。
地の文がちょっとくどくて、同じ場面、同じ表現が何度も出て来るのが気になりました。
例えば、【顔の肉が重力に負ける】という表現は5回も6回も出てきましたよね…。
新鮮な例えなので、1回にしてくれたらいい意味で印象に残ったのになぁと残念に思いました。
他にも、同じ書き方をすることを厭わない作家さんのようで、そういう細かい部分が気になってしまい、ちょっと没頭出来なかった感じです。
テーマとしてはまさに今っぽく、新しかったと思います。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.24:
(3pt)

人々の多様性を尊重すべきであると表現しています。

この本は特異な性的嗜好を中心に据え、人々の多様性を尊重すべきであると表現しています。

社会は「正常な」人という概念を定義すべきではありません、そしてそれが可能でもありません。なぜなら、性的嗜好だけでなく、人々はそれぞれ異なる一面を持っているからです。それは性格かもしれません、趣味かもしれません、生活の習慣かもしれません、あるいは体の特徴かもしれません。しかし、人生を通じて常に多数派に属している人も、また少数派に属している人もいないのです。どう考えるかは、自分次第です。

当然、他人を尊重することは我々にとって重要なことですが、もし少数派の多樣性が多数派の利益を侵害した場合、どうすべきでしょうか?この問題について、著者は触れていますが、明確な答えを示してはいません。読者自身が考え、探求するようにという意図かもしれません。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.23:
(3pt)

人の気持ちを想像する大切さ

わたしは、性的マイノリティではないと思っていますが、ここに書いてあることは、なんとなく想像しながら、生きてきました。
人を傷つけるということは、許されないという大前提で、被害者救済が最優先されるのは当たり前なのですが、加害者について、切り取られた情報だけを頼りに、安易にSNSで発信するのです、わたしたちは。
当事者でもないわたしたちは、発言する権利だけを振りかざして、声高らかに、承認欲求を満たそうとして。それで、誰かが傷ついて、もし命をたっても、わたしたちには何の罪もないのでしょうか。
自分以外の人の気持ちを慮って、自分の気持ちを伝えられないのはもどかしいですが、そうできる人が増えたら、世界は少し生きやすくなると思うし、この本を手に取ることで、少しそういうことを想像できる人が増えればいいのに、というわたしの意見も、誰かを傷つける、傲慢なものだと思います。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.22:
(3pt)

そんなに?

主人公たちが本当に小児性愛者だったらその苦しみもわかる。けどLGBTQA+の+に興味を持った人なら物質が性愛対象になる人がいることも知っているだろうし、主人公たちが性欲を満たしたところで他者に危害を及ぼすわけでもないのだから、絶対に知られてはならない秘密だとか自分は社会から拒絶される異常者だとかいうほどでもないのでは?と思った。
それに、自分のセクシャリティを秘密にしたまま他者と繋がり社会の中で居場所を作っている人もたくさんいる。
同僚と恋愛や結婚の話を一切しない職場もある。
主人公たちの孤独は、ダイバーシティのムーブメントで充分掬い上げられるものだと思う。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.21:
(3pt)

なるほどなぁ

多様性の用い方、受け取り側にとっての感覚、なるほどなぁ〜と思いました。

ただ、作者の言いたい事はわかるけど、読んでいてだんだん描写がくどいと思ってしまって、後半飛ばして読んでしまいました。もう分かったってば(^_^;)って思いながら読んでました。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.20:
(3pt)

論点がズレている?

とても面白かったです。
あなたの常識は私の非常識。私の常識はあなたの非常識。マジョリティーもマイノリティーもみんな不安の中を生きている。
というメッセージは十分に伝わってきた。

論点がズレてる?と思う部分はあっても、ページを捲る手がとまらないという意味で、最初の3/4は星4つ。
ただ、最後の方は「マイノリティーの中のマイノリティー」の愚痴と感傷に飽きて来るのと、やはり以下の点が気になって飛ばし読み。以下一部ネタバレあり。

*性癖の犯罪性について
「今後、万が一水に性的に興奮することが規制されたとしても」とあるが、そんなことはあり得ないはずだ。少なくとも法的には、性癖が特殊か特殊でないかは論点でない。
問題は権利侵害があるかどうか。
児童性愛は児童の人権を害するという意味で問題がある。翻って水には人権がない。よって児童性愛者と水性愛者を同じ土俵で語ることはできない。

それはもちろん著者も理解している。だから、読者が登場人物に同情する余地が生まれるよう、水フェチの人々を描写することにしたのだろう。

でも児童性愛者も「性癖が自分のせいではなく、努力しようがない」のは同じことであり、彼らが断罪される「理不尽さ」を彼らの視点で論じる本だと思っていただけに拍子抜け。

*性癖が特殊であるせいで同じ性癖の他者としか繋がれない?
人間を対象にした性欲がないから下ネタで盛り上がれない、恋愛話で盛り上がれない、というのはわかる。

でも音楽の話で盛り上がったり、他の共通点で「つながり」を見つけることはできるのでは?性癖が普通でも恋愛至上主義じゃない人たちも世の中にはたくさんいる(現に私はシスジェンダーの異性愛者だが、恋愛の話なんかむしろしたくない)。

だから水フェチの人々がなぜあんなに「普通の人」を拒絶するのか、理解に苦しむ。特に「性癖が普通な人間は自分の常識を疑わない浅はかな人間になる」という計算式がよくわからない。こういうのを逆差別というのか?

*水フェチはオカズの供給がなくて大変?!
ここまで来ると論ずるのも馬鹿げているかもしれないが、性的対象である水にはそもそも肖像権さえないのだから、映像は取り放題だし、著者も言う通り撮影風景はアート創作現場に見えるぐらいなわけで。

蛇口に関しては器物損壊罪とか窃盗罪になるのだろうが、ホースとか水風船を使うぐらいなら公序良俗に反することもないのだから、わざわざ小学生ユーチューバーにリクエストなんかする必要はないのでは?

現に最後は自分達で撮影会を企画したわけですが、水なんていつでもどこでも手に入れられるわけで。予想外の展開で児童が被写体として混ざってきたら撮影自体(あるいはその共有)を中止するのが普通だろう。

*「起訴するのは被害者のため」という一文
最後に重箱の隅をつつくようですが、検察の仕事はそもそも犯罪事実を証明することであって、「被害者のため」ではないですよね。

他にも首を傾げたくなる部分はありましたが、著者のメッセージは熱いし、「間違った」水フェチを共通点に繋がった二人の「絆」の方が、「正しい」検事の家庭の「絆」より強かったというところには少しグッときた。

その意味で論点がズレているのは意外とこのレビューの方なのかもしれないが、やはり水フェチ程度で「間違っている」とは思えないし、せっかくなら小児性愛者を真っ向から描いた作品を読みたかった。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.19:
(3pt)

新品のはずなのに

本の内容はとても良かったです。
ただ新品で購入したのにカバーの角とか上の辺りとか擦れた感じでボロボロでした。ちょっとがっかりしました。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.18:
(3pt)

不自然

多様性の名の下に都合のいい、理解できる範囲のマイノリティを受け入れてるだけではないか、というメッセージには一定の意味はあるだろうし、各々がそういったことを具体性を持って深く考えるきっかけとしては悪くはないのだろう。

 しかし本作のマイノリティ性指向の3人の描かれ方には違和感を覚えた。彼らの性について、社会全体やメディアが「異常だ」「病気だ」とでも騒ぎ立て、排除しようとしているような環境であるなら、彼らが一様に孤独で、思い詰めていることも理解できる。だが恐らく現実の日本社会と同様、そういう性指向が知られておらず、彼らがそういう存在だと認識もされていない、というだけだろう。
 彼らがその性ゆえに家族や友人からも冷たい眼差しを受けて育ってきたというのであればともかく、一定以上の愛情や社会的関わりもある人生であれば、カムアウトもしておらず直接否定的な反応をされたのでもないのに、ただその一点のことで死を考えるほど思い詰めているというのは、(思春期であるならともかく)かなり不自然に感じられる。
 もちろん自身の性の在り方を容易には明かせないことや受け入れられないだろうという想いに苦しむことは多かれ少なかれあるだろう。しかし育ちも性格も違うはずの3人が3人とも同じような深刻さで悩み、マジョリティと違う自分を否定的に思い、同じように疎外感を抱き(多様性を掲げ理解あるつもりの)多数派への反発を持つ、というのはそれこそ多様性なく描かれているようで、リアリティを感じなかった。
 また、いくらお互いの苦悩を理解し合えて、心が通じたという場面があったのだとしても、性愛・恋愛の対象でもなく、幼い頃から深い交流があったのでもない相手と、疑似夫婦になったりセックスの真似事をしてみるというのはあまり脈絡がなく、無理があると思った。無二の理解者や仲間同士、どまりではないだろうか。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.17:
(3pt)

疑問

何故、撮影会を公園で行ったのか? 公園は人が集まる場所。
【パーティ】の約束事の1つ目「好みの動画を撮影し合うときは、可能な限り人目につかない環境で行う」

何故、検事とその妻は不登校の息子を保健室登校やフリースクールに行かせることを考えないのだろう?
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.16:
(3pt)

少年革命家?

改元までのカウントダウン。時代感を小説に埋め込む手法。
なぜ小学生の男の子が登校拒否になったのかは明確にされてませんでしたが、昨今話題の少年革命家を彷彿とさせます。自分のYouTubeを立ち上げて閲覧数を稼ぐためになり振り構わない。コメントに一喜一憂する陶酔感。何か哀れでもあり滑稽にも見えますが、それで巨万の益を得る人もいる。
十数年前は考えれれなかった職業。
生まれた時からネットの世代は世界中の知識を一瞬で知ることができる。
もう国会図書館に何日も通わなくていい時代。
Z世代が今時の若い者は‥と嘆く数十年後など想像もつかない。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.15:
(3pt)

読後感がもうちょっと良ければなぁ…

ふつうに小説として面白かったです。
物事の考え方のスタンスが異なる人たちの心情が、わかりやすく描かれてきて、視点が切り替わりながらドラマが展開するのが、上手だなと思いました。
ただ、最初に貼ってあった伏線をどうまとめるのか?という部分がわりと投げっぱなしだったのがかなり残念でした。
主人公にあたるふたりはかろうじてまとめられた感じですが、そのほかのメインの人物たちは、途中からのだれでも想像つく通りの不幸になりました。終わり。って感じの投げっぷり。悲しい……

またテーマ的なところも、わかりやすいぶん、とても浅いなと思いました。
なにより、多様性がテーマなのに、小児性愛については読者も嫌悪する絶対悪という位置づけでストーリーを回しているのは、矛盾がすごい。
逆に主人公たちを、読者が嫌悪感を抱きようがない水フェチにしてる点なども、ストレスなく読ませるテクニックとして上手いなと思いましたが、結果として浅いなとは思ってしまいました。

嫌悪感の湧かない主人公たちの、ぼっちぶりに共感して応援し、
なんだかんだふたりが身を寄せ合うシーンにほっこりし、
悪の犯罪者にまきこまれて捕まってしまう悲劇に悲しくなる。
最後は皆の人生がどうなったかもう少し見届けたかったと残念に感じる。
自分はマジョリティ側としてこの小説を読んだなぁと感じました
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.14:
(3pt)

出落ち的な展開も残念

複数の登場人物によるオムニバスてきな内容。長編の割にオムニバスなので読み進めやすいが、とっ散らかってる感は否めない。また出落ち的な展開も残念。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.13:
(3pt)

小児愛者など

性的嗜好は分かりやすい例えであり、本題は地球に馴染めないし派遣されている何処か自分は宇宙人のような気持ち、似たもの同士で住み分けたら楽なのではないか、お互いに理解しようとするのは無理だし到底分かり合えないなのだから踏み込んで来ないで欲しいと言うメッセージに思えた。気持ち悪いで片付けられるのなら初めから関わってこようとしないでくれと。あぁ、またその反応か。と。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.12:
(3pt)

他者理解は難しい

この本を読んで思ったことは他者理解の難しさです。ニュースや記事などで性的マイノリティやLGBTなどが取り上げられるが、どこか遠い存在と思ってしまう。実際には公表していないだけそのような人々が近くにいるかもと想像させられる。また実際にそういう人に対してどう接すればよいか、人との接し方について考えさせられる本だった。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.11:
(3pt)

少し重く気疲れするが、変な後味はない

【注】最初と最後の段落以外ネタバレあり

「読む前の自分には戻れない」という触れ込みのようですが、 夏月に最も共感した私にはあまりそう感じられませんでした。当然ですが個人差が大きいですね。

構成について
冒頭で話の核となる事件と文章が示され、次にそこに至る道筋とその後の顛末を、章ごとに登場人物たちが代わるがわる主人公となりたどっていく構成です。 そのため舞台や登場人物がコロコロ変わりますが、何が起こっているか把握できないような読みづらさはありませんでした。 また、前後の章を繋ぐバトンのようなキーワードがあることでぶつ切り感も和らげつつ、作中に頻出の「繋がり」というテーマを擦っているようで面白かったです。

登場人物について
「マジョリティ(啓喜、田吉など)」「マイノリティ(諸橋、佳道など)」「マイノリティに歩み寄ろうとするが的外れなマジョリティ(神戸、よし香など)」の三種に大別されているように感じました。多い割にテンプレ的というか、「あ〜いるいるこういう人」みたいな。 終盤の諸橋が神戸にまくし立てるシーンなんかはスカ○とジャパンのようで興醒めしかけましたが、神戸がその後言い返して反撃し諸橋とのちょうどいい距離感を探り始める流れはテンプレ的でなく意外で印象的でした。

ストーリーについて
登場人物たちの生きづらさが描写される序盤〜中盤は、どこか身に覚えがある会話が交わされており読んでいるだけの自分まで居心地が悪くなるようでした。よく分かること自体がイヤなくらいリアルなあるあるネタという感じ。ここが「あるある」でない人達が「戻れない」と言うのかと後から理解しました。読みづらくはないのに休憩を要しました。
終盤では登場人物たちのひそかな繋がりが生まれ、最終的に露見し、誤解されます。
ただ不思議なことに、この露見と誤解(≒三人の逮捕)のきっかけとなる谷田部については作中ほぼ語られません。彼は水以外にも興奮するという点で異質な存在ですが、タブーかノイズのような扱いです。もしかすると作品の主眼がそこにないのかもしれませんが、これは少し不誠実に感じられます。作者に、あんたも蓋してるじゃんか、所詮"そっち側"なのか?という断絶と諦めを覚えてしまいました。
結末はそれまでの価値観のぶつかり合いに比べると薄味で、ドラマティックな変化などそうそうない現実がただそこに在るというような雰囲気です。読後感は爽快でも沈痛でもないニュートラルな気分でした。人によっては物足りなく感じるかもしれません。
一貫してフィクションらしさというよりは現実の重力を感じるお話で、軽やかさとか爽快な復讐劇みたいなものはありません。誤解は解けないし、世界の厳しさは変わらない。そういう感じです。

テーマについて
おそらく「綺麗事の多様性を唱えていればオッケーと思っている奴らへの糾弾」みたいなのがテーマなのかなと思います。前述の言い合いの諸橋の意見はそのまま作者の言いたいことのように見えました。だからここ神戸がただ折れるだけでないのが印象的だったわけですが。
私はこの作品に多様性やマイノリティの見方について新しい視座を期待して読みましたが、ある程度もう語られたことが最後まで続きました。そういう意味でも「あるある」です。正直、言葉は悪いですがこの程度の踏み込みで皆の秘密を暴いただの考えさせられただのと評してもらえるのか、などと思ってしまいました。きっと私は意外と考えてた方だったんですね。少し拍子抜けです。

プライドパレードや虹色の大きな旗、おっ○んずラブなどに素直に肯定的な方に読んでほしい作品です。これらを最近流行りの異物だと感じる方には踏み込みすぎに、逆にこれらを白々しく感じる方にはどっかで見た話に読めるのではないでしょうか。あるあるの精度が高いと思ったので☆3で。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.10:
(3pt)

多様性とは

マジョリティ側の人間としてもう少し特別性癖をもつ登場人物の感情を表現する描写を多くしてほしかった。
多様性は所詮マイノリティの中のマジョリティしか認知されていないし大多数の人間の想像範囲内での新たな受け入れでしかない。真のマイノリティは想像の範囲に及ばない存在かつ多様性として受け入れられたくもない。
大多数の中に受け入れるのではなく隣に共存すべきなのに今の多様性は大多数に受け入れられるかor排除されて異常者としてみなされるだけである。真のマイノリティが求めているものとは認知、受け入れではなく、共存。無関心。である。
結局いつの時代でもある程度の社会性は必要で与えられた環境で前向いてやっていくしかない。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635
No.9:
(3pt)

多様性とは…

まず後味の悪さ、展開の速さ、読み進んでいくにつれて人物の人格が暴き出される瞬間、目まぐるしい物語だと思った。それは物語が始まる前からエンディングが決まってたように。
文章にもあるが多様性とはきれいな言葉ではないのかもしれない、色んな多様性があって今の社会は浸透しつつあるが本当に全てを多様性ということだけでくくりつけていいのだろうか。
多様性に侵されていく人間だっているんだ。
不必要に多様性に頼っているだけではないか。
また、救いたい、そんな人たちとも繋がれる社会にしたいと思っている偽善者とされた人間側の面も描かれていてすごく刺さったような気がした。
分かり合える?分かり合いたいなんて思っていない。
こちら側の人間ってなに?普通ってなに?そこの正解は誰にも答えられない見つけられないまま。
だがこの世界には存在することを知らずには居られないのだ。
正欲Amazon書評・レビュー:正欲より
4103330635

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