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ミカエルの鼓動
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ミカエルの鼓動の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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この分野(心臓手術)の周辺にいた者として、この本の描写は頂けない箇所が多すぎる。 頁16:血筋保護液→そんな言葉はない→血液心筋保護液 頁14:テフロンフェルトで補強した冠状動脈ボタンを。。とあるが、これはBentall手術?ミカエルがどんな機械はわからないが、現在のDa VinciなどでBentall手術は出来無い。絶対に。。 頁15:器械出しは医師がしている? 変だ。 頁41:循環器外科専攻医になってから 五ヶ月の医師が第一助手→アリエナイ。 頁42:手術前に行われる検査結果を西條はあまり信用していない→アリエナイ。馬鹿らしい話。 頁 42:その結果に裏切られた事が多い→アリエナイ。手術前の検査の裏切られることが多ければ手術などできないでしょう。 頁44:血管壁が裂ける大動脈解離→血管内膜が裂ける大動脈解離:血管壁が裂けたら破裂でしょう 頁111:患者の心臓を止めて、人工心肺に乗せるのだ。オイオイ、人工心肺にのせる前に心臓止めたら死んでしまうよ。 頁159:狭くなった血管を別の血管につなげる→イミフ?狭くなった血管の末梢に別の血管をつないで血流を確保するなら意味がわかるが。。 かくの如く、様々、、変だ。変な描写が多すぎる。 中でも 頁419:左室の筋肉をハサミで切ってしまったという描写がある。切れた左心室を修復するのは簡単ではない。簡単に治るようなモノではない。ここに至って読むのを止めた。 著者の取材力の無さが露呈している。著者の警察小説も、多分、同様に「稚拙」なのだろう。読み物としては面白いが。。 もっと、きちんと取材すべき、そして、プロの検証をうけるべきだと思う。 | ||||
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内容は面白いんですが、ひと昔前の少女小説並みに改行が多く、下半分がスッカスカなページが散見されます。 ページ数稼ぎ?と勘繰ると損した気になるので、もう少しひと段落が長い方が好きです。 | ||||
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レビュー高評価多かったし、あらすじ読む限り、面白そうって思ったけど・・・途中で読了。 | ||||
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柚月さんはいつも面白く読んでいましたが、こちらはイマイチでした。 何処かで読んだ事がある様な内容で、響かなかった。 次作に期待! | ||||
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【注意:辛口批評】 たまたま古本屋さんで手にした『慈雨』がものすごくよかったので、以来この柚月裕子という作家さんには自分なりに注目してきた。 今回はそんな柚月さんの 「医療の在り方、命の意味を問う<感動巨編>」ということだし、直木賞候補にもなっていたのでひじょうに楽しみにしていた本作だ。 が、しかし! これはダメだ。 読むのがひじょうに苦痛の一冊だった。 この本をおしている方には申し訳ないが、私にはどうしてこんなに高評価なのか、どうしてこれが直木賞候補になれるのか正直まったくわからない。 主筋以外の雑音が多すぎる。 多すぎて集中できない。 登場人物表が必須と思わるほど人物が多すぎるのがそもそもの問題だ。多すぎてそれぞれの人間関係やキャラ立ちが必然的に薄っぺらくなってしまう。 唯一キャラ立ちしている風に見えるのが真木だけれど、それでさえ緩い。 よって、どの人物にも感情移入ができず、どうしてそういう行動をとるのか、そういう思考になるのか、さっぱりわからない。 離婚することになる妻と義母とのスマホのやり取り、いる? 生い立ちシーンで、ある日、父と母が車で出かけて主人公が心細い思いをしたのは結局なんだったの? 堕胎??? 作者は必要と思うから書いているんでしょうが、そういう本筋と関係なかったり、なにをいわんとしたエピソードなのか伝わらない雑音シーンや雑音人物のせいで、何度もいうけれどこの本でなにを訴えたいのかわからない。 「医療の在り方、命の意味を問う」というので、がんばって”そっちより”で慮ってみるんだけど、それでも出てくるのは「ミカエルの不具合問題を自分の進退を恐れずにマスコミにチクった(!)その勇気」くらいしかない。 で、その後「命を懸けた登山で光を見た」とか? う~ん、これで直木賞候補なのか… 医療関係のリサーチはものすごいと思う。医者でもない人がこれだけの手術シーンを、それも場面がしっかり思い浮かぶように書ける文章力は並外れたものだ。そこは大きく買う。 でも、この方は医者じゃないけど「小説家」なんだ。なのに、どうしてこんなに小説としてとっ散らかってしまう雑音をいれてしまったんだろう。 意地でも”長編”にしなけれならない”なにか”があったのかと邪推するレベルだ。 医療モノを楽しもうと思っていただけに残念。 口直しに海堂尊の『ブラックペアン』でも今夜は読もうっと。 そういえば、医療モノといえばその海堂尊氏の『チームバチスタ』からはじまる『ジェネラルルージュ』や黒表紙三部作『ブラックペイン』などを興奮して読んでいた頃が懐かしいなあ。 『ジェネラル』の「取材ヘリは飛ぶのに、どうしてドクターヘリは飛ばないんだ!!!」という登場人物の叫びには、私も一緒に心から叫んだものだった。 | ||||
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医療小説によくありがちな話だが、やはり医療上の考証ができていない。その意味では、医療界というのは一般社会と全く違った世界であり、一般社会の中の種々の物事の在り方、仕事に対する医師の気持ち、役職に対する医師の気持ち、病院の中の権力闘争:こんなもの一般社会ほど茶飯事なことではない、という点において、医師になっている人間の、少なくとも60%程度は、「世間離れ」した人生を送っているのだから、等々、もう少し考証をしてもらいたかったというのが、まず読中、読後の感想である。 | ||||
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既読感がある設定でした。 | ||||
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この作者の小説はいくつも読んでほとんど楽しめたけど本作は肩透かしだった。 テーマはいいと思うし取材力の高さ、それを説明する文章力もある。しかし、登場人物が全く魅力的ではないし会話も学芸会みたいな不自然さ。 特に主人公が幼稚で自己中心的な人物として話が始まるので、だれかツッコミを入れたり反省して成長するのかと思ったら最後までそのままだし、考えも一定じゃないから落ち着かない。 話の肝であるトラブルも詳細が語られないから、展開が性急になって不自然。 登場人物がだいたい喋りすぎなのに、会話劇としての面白みがなくてただ喋りたいだけみたいになってる。 なんだかなあ | ||||
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「不具合のある(かもしれない)機械を使って問題が起きたらどうしよう?隠蔽するしかないかな?」 悪い人たち:そうだよね、隠蔽するしかないよ。 息子が病気:きっともう少ししたら機械も進歩するから、黙っててよ。隠しててよ。 雑誌記者:これはスキャンダルの匂いがするなあ。バラそうっと。 主人公:え?不具合?本当にあるの?どうしよう。でも大丈夫だよ。きっと。何かあったらライバルに託そうっと。 こんなテーマが「医療の在り方」かい? こんなの、もう何度も何度も何度も使われて手垢まみれじゃん。 漫画のスーパードクターKやK2でも、自動手術ロボットについては触れてるし、もっと手が込んでたよ。 (しかも何年も前に) 手術ロボットがミスしたときに、そのミスの責任は「術者」「機械」のどちらにあるのか? 完璧な機械などあり得ないとしたら、機械は使われるべきではないのか? 不具合が起きる危険性があると知ってその道具を使うことに、倫理的な責任はないのか? こういった点がテーマになるのなら、現代的な医療倫理の問題として読めると思う。 しかしこの点は明示されない。触れることもない。 主人公の個人的な野望と欲望の犠牲になりかかった少年がかわいそうだ。 そして、本の帯にある煽り文句は、本作の内容とほぼ関係ない。 というよりむしろ、この作品の価値を不当に低める邪魔者でしかない。 編集者はこの本を本当に読んだのか? ・「天才外科医に託された少年の命」とあるが、該当シーンは全体約460ページ中、20ページもない(しかもすぐ終わる) ・「気鋭の著者が医療の在り方を問う」とあるが、問うているのか?(前述) ・「感動巨編」とあるけれど、どこに「感動」があるのか? 少年が救われたところ? 主人公が内部告発したところ? どこ? さらに、作品に盛り込まれている一部のモチーフに必然性を感じない。 妻と義母は本筋と何ら関係なく、読者と主人公とをイライラさせるだけの存在になっている。 妻が墓参りに行かない理由が主人公の出自と関係しているものの、主人公の西條とライバル役の真木が貧しい家の出であることにちょっとだけ刺激を与えているだけ。 何をしたいんだろう? 日本の医療ってさ、日本最高峰の頭脳を持つ者がさらに努力して成立させている、本当に崇高なものだと思っている。 一方で医者も人間だから、欲もあれば汚い部分もあるとも思う。 だから、医者のいるところにはドラマが生まれるんだと思う。 でも、この作品は、現在的テーマを持ったドラマとは思えない。安易にそのドラマ性を使っているだけとしか思えない。 ダ・ヴィンチが国内で使われ始めた頃にこの本が書かれていれば、「手術ロボット」というモチーフと、「機械の不具合隠したいよー」というテーマとが合致したかもしれないよね。でも今更って感じ。 この小説は、10年前くらいに出ているべき小説でないかな。今じゃない。 | ||||
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レベルの低い個人的敵対感情の描写が、延々と続く。最後まで読むのに苦労した。 | ||||
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「検事」「虎狼」シリーズが好きで、レビューも良かったので読んでみたが・・・登場人物に感情移入が全く出来ず、お話もおもしろくなく、意地で読了。検事・虎狼シリーズ以外は読まなくて良いかなと思った。 | ||||
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柚月さんらしく読みやすいので、普通にいい小説だと思いますが、自分には合いませんでした。 理由は 西條が非常に合理的な人間なハズなのに、真木の出現によって自分の立場を守るような利己的な行動をする ミカエルの利権をとりまく人間のエゴの話と医療の理想を追求する話のハズが、単なる人間同士の猿山のボス争うになっている 西條と義母の話が一体何の意味があるのか不明 真木の事をもっと知りたいがあくまで外部から語られる人物像のみでイマイチ不明 難病の少年の手術についても、それほど重要に書かれてない とにかく柚月さんらしい、圧倒的な筆力で人間くさい人物を描き切れてない気がします 真木医師なんかは佐方貞人に匹敵する登場人物かと思うので、むしろ主人公にしてほしかった | ||||
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著者のミステリーは面白く読んでいた.本著は医療ものと言うことで,期待して読んでみたが,的外れであった.確かにミカエルというロボット手術は,ダヴィンチを思い起こさせて面白いが,病院の中での権力争いがあまりにも非現実的で,さらには心臓外科医がスーパーマンでありすぎるところも気になるところ.実際に医療の現場にあるものにとって,事務方が医師に対等の口をきくことはあり得ない.必ず敬語を使うはずであるし,病院運営上の方針も,病院長にそんなに権力があるわけでもない.最後に禊に登山をすることがそんなに患者を重要視しているとも思えない.もう少し現実的な話を述べて欲しかった. | ||||
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この作家の作品はほとんど読んでおり、好きな作家の一人です。医療物ということで期待して読みましたが残念ながら期待外れでした。登場人物の考えや態度に一貫性がなく読んでいて混乱しますし、感情移入もできなくなります。リアルな医療現場からもかけ離れています。次の作品に期待します。 | ||||
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「手術支援ロボットの正当性を問う」というテーマはどうしても先が読めてしまうし、「山に答えを見つけにいく」という手法にクライマーズハイのパクリ感が否めない。 | ||||
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自分は医療従事者であるが医療スタッフ同士の会話、フリーライターと医師との会話にリアリティがない。ごういう会話の仕方は実際はしない。 また、義母の登場の意味が不明。 この作者の登場人物は機械的なイメージであり、どうもいつも感情移入出来ない。よく言えば淡々とし過ぎている。そこが作者の狙いなのだろうか。 | ||||
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