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52ヘルツのクジラたち
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52ヘルツのクジラたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全358件 161~180 9/18ページ
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見えない光、聞こえない声を求めて、もがきながら生きている人たちの切実さが感じられる作品です。 よい作品と思いますが、途中で息苦しくなり、一呼吸つきながら読み終えた感じです。 | ||||
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泣いた泣いた。辛くて泣いてホッとして泣いて、また辛くて泣いてでもあったかくてホッとして泣いた。愛に溢れてた。この本に出会えて良かった。 | ||||
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物語は自分の環境とは違っても、自分と重ねてみれるところがある。とても考えさせられて、自分の物語の中に感動を発見した。 | ||||
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久しぶりに素敵な小説に出会いました。 物語の世界に誘う筆力と構成力が素晴らしい。近年作品に多く見られるカリカチュアライズされたテーマの幼さや表現の平易さにやや辟易していたのですが、この作品は真正面から文学と向き合って書いたのだと伝わる緊張感が文章に携えられています。 説明的でなく臨場感のある文章演出が特徴的で、個人的には河瀬直美映画的な印象を受けるとともに、対比的に出てくる文章ならではの比喩表現はその美しさが際立ちます。 物語は恵まれない者たちの邂逅を軸に展開していきますが、人間の愛や喪失、諦念と再生といった普遍的なテーマをしっかりと紡ぎながらも、場面や時系列の切り替えや緩急が非常に巧く、読み手に退屈さを感じさせずにグイグイと引っ張っていってくれる。 登場人物に分かりやすい背景が添えられるため、社会問題の詰め合わせだと脊髄反射で悪評したがる読み手もいるかもしれませんが、これを表層的にファッションと捉えるのか、それともそれらを物語の様式と捉え何を描こうとしたかを汲み取れるかで評価は恐らく真逆になるでしょう。 私は文学作品やフィクションは我々が現実世界に希望を見出すための心の媒介物としての役割を少なからず担っていると考えます。だから私はこれを鮮やかな熱を持って一筋の希望へ収束していく優しい物語として受け止めました。 最後に添えられる、もうこれ以外にはないだろうという一文がニクい。 夏におすすめの一冊です。 | ||||
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以前より図書館で単行本を借り、4回ほど読みました。 愛読書の一冊として持ち運びしやすい文庫本の発売を心待ちしていたので、早速、購入させて頂きました。 何回読んでも心が優しくなれます。 | ||||
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いろんな事情で生きずらい人たちも増えている。身近でこういった問題とその解決の距離がどんどん離れていってるのかも。少公女セーラ然のような虐待展開あり、トランスジェンダーのマイノリティを浮き彫りに描いてあったり、あらためてなかなかビッグなストーリースキームなのを感じます。海の深さや潮風をイメージの伏線にもってきてさらにクジラの声もちゃんと耳に響いてくるのは著者の力量かと。桜木紫乃さんの著書と対極的?もしくはフラクタクルな相似感も感じます。 | ||||
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町田そのこさんの本、3冊目。 単行本だったためか、一番後になってしまった。 読み始めて、なんか暗い、いや~な話だと思った。我慢して読んでゆくと、主人公の三島貴瑚の過去も、少しづつ小出しに出てくる。 貴瑚の子供の頃。友達と再会、救われたあと。なぜ、大分に逃げてきたのか。少しづつわかってくる。 現在の、大分の小さな町でおこった出来事、出会った人たち。 物語に深みがあるため、読みごたえがある。 この本も、一気読みでした。 次は、クジラつながりで「晴天の迷いクジラ」窪美澄 を読もうと思う。 | ||||
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体調不良の真っ昼間に、読了しました。 大変、読みやすいです。 ただ、肉親から愛情をたっぷり受けて 育った人には、どう伝わるんだろう?? 私は、暴力シーンでフラッシュバックが 度々あって、悔しくて泣いたけれど…。 声を上げられるクジラ、であるだけ 強いと思う。 また、アンさんのように気付く人で ありたい。 | ||||
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読者を感動させたい気持ちはわかりますが、軽率に使ってる感じが否めなかったです。クジラの話は好きです | ||||
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最初は重くなかなか読み進められなかったが後半一気読み。人の心が上手く描かれていて読み終えた時にとても暖かい気持ちになりました。 この作品に出会えて良かったーありがとうございます | ||||
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今までもしかしたら聞こえていたかもしれない声を聞き逃していたかもしれない。 | ||||
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町田そのこ氏の作品を初めて読みました。 不思議なジャンル、でも、とても良かったです。 ファンタジーのようでもあり、児童虐待や、ヤングケアラー、トランスジェンダー問題等、社会性もしっかり踏まえてます。 途中、何度も泣きながら読み、読み終わった後は、心がホッコリしました。 辛い環境から救い出してくれた恩人の死に打ちのめされ、全てを捨てて、全ての人間関係をリセットし、田舎に移り住んだキコ。 でも、その田舎で、また新たな人間関係に巻き込まれる。 つくづく、人は1人では生きられないということを感じました。 今日もどこかで、子供が虐待され、今日もどこかでお年寄りが騙され、今日もどこかで、人が殺される。 そんな世の中で、声なき声を上げる人達。 そんな声を誰かがきっとキャッチしてくれますように。 海の見える丘の上の小さな古い家。 開け放った窓から入る海風‥潮の香り‥虫の声‥月の光‥。 自分もそこにいるかのように、情景に入り込めました。 | ||||
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町田その子さんの作品に惚れ込んで、2冊目に読んだのがこの本でした。 ちょうど入院していたので電子書籍で読むのがちょうど良かったです。 2回読んでも面白かったです。 町田その子さんと山本文緒さんの恋愛小説は人生には欠かせないものとなりました。 | ||||
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近年最も価値のある読書だった。 | ||||
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この本を読めたことで、私の過去と未来が救われて、変わりたいとか、優しくなりたいと思えました。町田その子さんありがとう。感謝です。 | ||||
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全く内容を知らず読んだら、一気読み。 あまりにも切ない内容ながら、キャラがリアルで魅力的だし、文章が気持ちよくて読後感が爽やか。 盛り上がる場面も多く、久々に読書で感動出来て気持ちの良い時間が過ごせた。感謝! | ||||
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優しい気持ちになれます。 読みやすくて一気読みでした。 | ||||
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非常に読みやすかった。1日で読みきってしまった。非常に繊細な問題を扱っており、本屋大賞に選ばれたのもわかるような気がする。星を掬うよりも分かりやすい印象である。ただ、虐待、トランスジェンダーの問題提起ばかりだと、そろそろ読者に飽きられるのではないかと要らぬ心配をしてしまいました。 | ||||
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読みやすいです。するする読めます。 主人公とムシ少年との最後はうっかり涙ぐんでしまいましたが、読後頭が冷えると「この選択に突入すると、問題山積み人生のパターンだな」と冷静なおばちゃんに戻りました。 周囲がほどほどハッピーに落ち着いた中で、アンさんは圧倒的不憫だった。 まるで主人公の人生に花を添えるように消えたアンさん。最初にアンさんって、セリフが出た時には「え? アン?あんこ?アンパ○マン??」ってバカな連想しちゃったけど、かのヒーローみたいに主人公へ無償の愛情を惜しみもせずに与えたアンさん。そして退場って、不憫すぎる。 | ||||
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30代には村上春樹、40代は司馬遼太郎、60代後半の今は本屋大賞。音楽ではずっと洋楽を聴いてきたが40代で鬼束ちひろに出会った衝撃に近い。最近「かがみの孤城」そしてこの「52ヘルツのクジラたち」を読んで日本の女性の繊細な傷つきやすい切実な叫び(表現)に触れる事ができた。ある巨大組織にいた時日本は男より女の方が素晴らしいのではと感じたことがあったがそれだ。女は共感する力、寄り添う優しさを持っている。 | ||||
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