■スポンサードリンク
死神永生: 三体Ⅲ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
死神永生: 三体Ⅲの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全180件 121~140 7/9ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一部、二部の概説があるのは面白いな。 確かに読み直すのは大変だからありがたい。 1453年のビザンティン帝国から始まってどこへ行くのだろう思ったら、魔女の術がオールト雲外側の宇宙での出来ごとで説明がつくなんて。 下巻はいったいどこへ行くのか楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わった。想像力が爆発してる。こっちのイメージが追いつかない。なのに、なんでこんなに面白いんだろう。おすすめです。びっくりするぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりにスケールの大きなSFらしいSFを読んだ気がします。 展開の予想が付かず、最後まで発想の大きさに圧倒されました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Ⅱの面白さにも悶絶しましたが、Ⅲでは、そこまでいくか!というこちらの想像を遥かに上回る、とてつもない規模の時間と空間の感覚に、読後しばらくは放心状態になるほどです。 「宇宙は暗黒の森であり、そこには猟銃を携えた無数の狩人(異星文明)が身を潜めている。ほかの生命を発見したら、できることは相手より先にひきがねを引くことだけ」 この暗黒森林理論による抑止力により、三体世界と技術情報供与関係を結び平和を取り戻したかのように見えた前作から数年。 新しいテクノロジーの誕生により社会のありようが大きく変わることがある。本書では、人工冬眠技術が確立されたことで、それが人類文明の様相を一変させる可能性があることが明らかになります。今より技術の発展した一世紀、二世紀後に目覚めることができる人工冬眠技術は、いわば時を超えるツール、いわば一方通行のタイムマシンのようなものだ。 この人工冬眠技術の存在により、本書では、程心(チェンシン)という一人の女性が何世紀もの時代で活躍する姿を物語化することを可能としています。 やさしさと責任感は強い程心が、世界を変える重大な役割を担わされ、三体世界がついに牙をむく本書前半部分も面白いのですが、その後の4次元空間の発見、高次元を低次元化する武器の存在、の曲率推進航法による光速航法の発見など、後半に進むにつれて、その時間規模はこちらの想像を大きく上回ります。 光速で飛ぶ宇宙船の中で進む時間は、宇宙船の外で進行する時間より短くなるという相対性理論を取り上げたSF映画や小説、アニメーションなどは数多くあり、テーマとしてとても好きなジャンルで、いずれも心を大きく揺さぶられるのですが、本書で取り上げられた時間間隔は尋常でありません。 そして、宇宙は生命によってすでにどれだけ変わってしまっているのだろう。どれほどのレベルで改変がなされているのだろう、という思いに至ります。 しばらく後引きそうな、とてつもない物語です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
月並みなキャッチコピーが 良い意味で良く似合う 「時空を越えたスペースファンタジー」 「センスオブワンダー」 SFの持つ無限の可能性を思い起こさせてくれる | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何と言っても荒唐無稽。さすが中国4000年の歴史。白髪三千里、怒髪天を突く、国だ。オーバーもオーバー。だがそれをいともサラリとそれらしく言ってのけるのが凄い。Ⅰ〜Ⅱ〜Ⅲと発刊される度に、次はどうなるのだろう、早く翻訳して欲しい、と思って来た。前回のお話で、これ以上どうやって第3巻に繋ぐのだろうと思っていたが・・・。手に取って、あっという間の3日間。怒涛のスピードで読み終えた最終巻だった。いやはや面白い小説が出たものだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近はSFはスペキュレイティブ・フィクションらしいが、本作は昔ながらのサイエンス・フィクション。人物もマンガ的だし、人類全体がバカっぽいのもSFらしい。でもサイエンスの部分が意外と著者にとってはスペキュレイティブなのかもしれない。どんでん返しを楽しんでいるが、実は深い思想があるのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長い時の流れを意識でき、久しぶりにワクワクしました。現実問題として知的生命体の行き着く未来はどのようになるのか光の速度で旅して確かめてみたいと思いながらも、圧倒的孤独が伝わってくるので、人生をまっとうする普通さをしみじみと感じる今日この頃。ファウンデーション、コンタクト、星を継ぐもの、やBLAMEのような展開ですが、想像しながら読み進める楽しみを感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三体から三体Ⅲまで、こういう流れになるとは想像もできなかった。まさか文化大革命からここまで話が広がっていくとは! ネタバレになるので詳しくは書かないが、これだけ壮大な話は小松左京の小説を彷彿とさせる。 もし、小松左京がこの小説を読んでいたら、絶賛しただろうか?あるいは、悔しさをあらわにしたかも知れない。 暗黒森林の理論立てにも驚いたが、そこから更にここまで話を広げていくとは! ああ、本当に小松左京に読んでみて欲しかったなあ。 あと、雲天明が不憫でならない。確かに人類に希望の光をもたらした人物として描かれているけど、彼が経験した苦難を思えば、もうちょっと彼にとってハッピーなエンディングにしてやれなかったものだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語としてはIIのほうが面白いかもしれませんがまさにセンスオブワンダーに惹かれます。ライトノベル的なノリなのかと思っていると見事に裏切られます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFとしては100000点満点、エンタメとしては50点くらい。 そして勢いは100000000000000点。 著者自身もあとがきに書いていたけど、第二部のような絶頂カタルシスを期待して読むと肩透かしを食らう。 ネタバレ満載で書かせてもらうが、とにかく主人公がひどい。 ことごとく判断を誤り続けて、地球人類を絶滅に導いてしまう。 前作の主人公ルオジーが人生をかけて守り続けてきた地球を、守護者役をバトンタッチして5分で破滅させる。 くは~、ひどい。ひどすぎる。 主人公の判断基準は「慈愛」であり、ロマンチックではあるんだけど容赦ない作品世界のなかでは、愛などというものはクソの役にも立たず、ことごとく判断が裏目に出ていく。というか、主人公の愛が事態を好転させるシーンがわずかでもあったっけ? 明確な功績は脳を送り出したことにより、結果として光速突破のヒントをもらったことだけど、恒星間宇宙船で先に太陽系外を脱出した人類が独力で技術開発に成功した描写があったから、とくに意味がなかった気もする。 作者にエンタメ小説として展開する気があれば、超時空要塞マクロスのように「愛」の力で全宇宙の黒暗森林状態を解決する!というオチにつながるんだろうし、はじめのうちはそういう構想もあったのではないかと思う。全宇宙に希望が見えたね、よかったよかった…。 しかし、そんな「愛は勝つ」的な生ぬるい展開を、この本の著者が選ぶはずもなかった…。 俺が考えた地獄をみろ!!!これでシリーズは終わりだ!SFとしてやりたい放題してやるぜ!!!とばかりに、怒涛の超展開が押し寄せてくる。 ええええ!!!??? となる。 結末に近づけば近づくほど、作者はますますエンジンがかかってくる。 主人公に数百年、数千年の時を超えて巡り合う運命の恋人がいる? これまで、運命の星でハッピーエンドを迎える伏線を張ってた? 悪いな!そんなこと知らんし!気のせいじゃね? ははははは!やりたい放題全宇宙破壊ビームぽちっ! ドーーーーン!!!!! 読者唖然。そんな感じ。 読み終わった後は魂が抜けたようになる。 なんつーか、光速度で突き進むジェットコースターに乗せられて、次元の彼方へ吹き飛ばされた気分。 物凄い体験をしたよ…なんかもう…すごいとしかいいようがない…。 一冊2000円くらいする? そんな些末なことは気にならない。 20000円出してもいいくらいの絶頂体験だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宇宙というものの本質と定義を、想像力と言語を駆使してがっぷり四ツに取り組んだ凄まじい傑作。前作2作も素晴らしく蛇足になることを怖れた最終章だったが、まさかこの構図から落とし込んでくるとは。中国語の原作を真意を損ねることなく、ここまで面白く日本語に翻訳した翻訳陣の技量も尋常じゃない。星5じゃ足らん、10だ、10! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFガジェット満載のロードムービーのような小説でした ぜひ全巻読破をお勧めします | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴重な睡眠時間が全方位から削ぎ落とされる!悲しく、勇気づけられ、 前に読み進めることができなかった。最後まで読んだ時、 なにゆえに?心も空も雨がやんだ。 生命が生き延びるヒントは逃走しながらの探索。 人類は自身の時間をより有効な探索的投資に解放しなければならない! ミスナー空間の設定を採り入れるこの作者、正直本物と認めざるを得ない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このボリューム、このスピード、とくに下巻に入ってからの加速度は未知の体験。そして、想像を絶するカタストロフを経てたどりつく時の果てに、なお輝く清明なる希望の光は、この手のSFがおちいりがちな無常観や絶望を軽やかに越えていく。いやはや、なんという作品なんだろう! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFというジャンルは、通常ならば考えられないような脅威に対して、私たち人類に何ができるかを考えさせてくれる。 つまり、人類共通の課題を明確に突きつけるのだ。 「三体」シリーズの最終巻となる本作では、宇宙という途方もないスケールの世界を描くことで、私たち人類を人類たらしめるものが何かを浮き彫りにしている。 もちろんそれは、地球が危機に瀕していようとも自己の安全だけを追求する利己的な姿勢であったり、 都合が悪くなると手のひらを反す自己保身であったりと、決して美しいものばかりではない。 特に「生存の障壁となるのは弱さや無知ではなく、傲慢さだ」という記述は、私たちが肝に銘じるべきであろう。 計り知れないほど広大で、私たちの理解など足元にも及ばないほど未知数で、冷酷無比な宇宙。 宇宙という膨大な世界から見れば、私たちなど自宅の部屋に引きこもり、玄関からすらも出ることができない子供に過ぎない。 なんと無力なことか。 しかし著者は、そんな宇宙においても人間の持つ「愛」には価値があることを信じている。 本作のクライマックスで描かれるシーンが、まさにそのことの証左と言えるだろう。 今現在コロナ禍で世界が混乱している中、カミュの「ペスト」が注目を集めている。 将来的に人類社会では太刀打ちできない、予期せぬ出来事に遭遇した時、 本作も「ペスト」のように人類の指針として再注目される可能性は大いにあるだろう。 SFの歴史を変えた超大作をリアルタイムで読むことができるのは、今この時代に生きている私たちだけに許された特権だ。 その幸福を享受できることに、感謝しながら最後のページを読み終えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作「三体Ⅱ 黒暗森林」は頭脳戦を主軸としたエンタメ要素満載のSFだったが、本作はハードSF要素が前作及び前々作をも遥かに凌駕しており、より純粋なSF小説と言えるだろう。 気が遠くなるほどの時空的にも概念的スケールに圧倒され、胸の高鳴りを押さえることはできない。 これほどのスケールを描くには、膨大な科学的知識とそれを基にした独創性が欠かせず、著者はそのどちらもが世界最高峰だと再認識させられた。 また、ストーリーテラーとしての手腕にも度肝を抜かれる。 ストーリーの緩急、伏線、意外性、衝撃の展開など、どれをとっても一級品。 読者はこの物語に身を委ねることで、小説を読むことの幸福を嚙み締めることができるだろう。 そして「三体」シリーズを通して浮き彫りになるのが、人類社会の脆弱性だ。 本作でも、どれほどの危機に直面しようとも団結せず、自己の利益を追求し足の引っ張り合いを幾度となく繰り返す人類が淡々と描かれている。 都合が悪くなると手のひらを返し、自己保身と正当化に傾倒する人類こそが三体文明以上よりも恐ろしいと感じるのは私だけだろうか。 しかし、そんな人類だからこそ持ちうる感情や道徳観・倫理観の尊さも同時に描かれている。 宇宙から見れば陳腐で強靭さとは無縁の存在かもしれないが、それでもそこに一筋の光が、美しさが、希望が見出せる気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あのコスも影響もあって、目に隈でもこっちの声で聞こえるんだが | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品の第一部と第二部を読んだ時点で、これは、まさにSFエンタメ作品的に、「全部入り」でパーフェクトだなぁと思っていたが・・ さらにこの第三部では、ミステリィ小説の謎解きエッセンスも。皆様は雲天明の童話の謎ときはできましたか?私は無理でした。もしかしたら、この謎解きがやすやすできる賢明な読者だと、読後感も違ってくるのかもしれないですね。 冒頭でのコンスタンティノープルの説話も良かったです。 この第三部はハードSF的に、パーフェクト。第一部は純文学的にパーフェクトで、第二部はSF活劇的にパーフェクトだったので、シリーズ全体でパーフェクトだったと思います。 だが、個人的には、 「三体は、オーストラリアに地球人類を閉じ込めるだけで満足してりゃいいのに、その上で追い込めるとか、何んなの!?」とか、逆に、「地球人類は、約1世紀に渡って、三体から、素晴らしい科学技術の知識のみならず、エンタメコンテンツまで受けとって置いて、その対価を払わないとか!? そこまでしてもらったら、『火星に着陸してください。火星を三体人類の新たな国土であることを地球人類は認めます』くらいの度量があったならなぁーー 両種族の争いもないだろうに・・ と一瞬思う一方で・・ それは無理だろーーという理屈も分かる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
●およそ3世紀にわたる物語もとうとう最終章を迎えた。著者の広げた大風呂敷は、太陽系をすっぽり包ん でしまう程の大きさ。ちゃんと畳んでくれるのか不安と期待を抱きつつ読み進んだ。 ハードSFには珍しく、ファンタスティックなおとぎ話からのスタート。その内容に隠された壮大な謎を解 く過程は、第一級ミステリー小説に比肩するスリリングな味わいがあった。もちろん、解かれた謎は神の業 に匹敵する宇宙的規模のSFプロップス。例えば暗黒領域計画、○○ドライブ・・・等々。巧妙に張り巡らさ れた伏線や高遠なストーリー構成、そして何よりも前巻「黒暗森林」を凌ぐダイナミックさは、紙筆に尽く せない破壊力をもった激流。(次の2行ネタバレ注意) 広大な宇宙が2次元に折りたたまれて行くシーンは、悪夢を見ている様でただただ震えながら流れに身を 任せるしかなかった。 上巻から引き続き登場する主人公には、何故か主役を張るだけのオーラを感じない。リーダーシップもな く、一個の未熟で弱い女性という印象である。著者はこの主人公に人間の弱さや愚かさ、暖かさを感じて欲 しかったのだろうか。 欧米人作家の描く明朗快活・不撓不屈の精神を有し、強力なリーダーシップを発揮する主人公とは完全に 役割を異にしている。 しかし、異なった見方をすれば、真の主人公は程心や雲天明、ルオ・ジーらではなく、暗黒森林にたたず み震えながら身を寄せ合っている人類そのものではないのだろうか?悠久の時の前では、宇宙であろうとも 諸行は無常。そんな仏教思想を彷彿とさせた。ビッグバンとビッグクランチを同時に体験する・味わえる作 品でした。 劉老師太謝謝你了! 我尊重你。 我祈祷你成功。 我想再見到你。 (つたない中国語でゴメンナサイ) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!