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遠巷説百物語
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遠巷説百物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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理不尽を、納得させるに値する内容。 京極夏彦さん流石です。 | ||||
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今回は遠野ですが、又一達悪党もそろそろ最終局面になっております。お化け自体はいつものですが、真相がキナ臭くて。人間って怖いなと。まさか次で終わりかと思うと、少し寂しいです。なんだかんだで好きなシリーズですので。次回作を待ちながら読み返してます。 | ||||
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四コマ漫画の起承転結とは異なるが、譚・咄・噺・話と4つの段落に区切りをつけて、元を同じくするはなしが語られる視点に依ってその実相を明らかにしていく…譚は嘘も実もなく昔ばなしか言い伝えであるがゆえに誰にも実害は生じないのだが咄から噺と視点が変わる度に害を被った者の有り様が見えてくる。実は語られる事実は譚と成ることで人を守っているのだ。自分は信仰心のない人間なので聖書などは史実に神の存在を上書きし天災を天罰に生き残りを信仰心の厚い者に書き換えたものだと思っているが、ある意味昔ばなしも実際に在った出来事が言い伝えられたものかも知れない。 | ||||
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★★ご存知、巷説百物語★★ ある意味、幕末史(水野忠邦の政争期)。 ある意味、必殺仕掛人(基本不殺で)。 何でも怪異化物の仕業で迷宮入解決。 ★★本作は最終回の前段回の枠★★ 時系列はファンサイト参照として、 シリーズ的には、 「前→巷説、続他→西→(決戦編?)→ ▲遠→(了他)→後」 ↑☝こういう繋がりです。 (元ネタの絵本百物語、あと1冊分残ネタ有り) ★★今回の舞台は奥州遠野(南部候の領地)★★ 山に囲まれた盆地の街、物流交通要衝。 それが遠野です。 「山を超えねばどこにも行けない」 それが、化物怪異の文化を生む温床。 山で繋がる東と西(京阪ー北林ー江戸ー奥州)、 こういう巷説シリーズの背骨とリンクします。 ・・書評として、・・ 面白さは折り紙付きです。映像化向きの作りです。 (但し映像化にはどうも恵まれていない作品です) 今回の遠は、事後の話と結びの話の ちょうど前段、いわば最終回一つ前。 まだ描かれていない八咫烏Vs妖甲斐の暗闘、 (それによる水野勢失脚と西の仕掛勢の滅び) 愛すべき小悪党どもの勇姿の再臨です。 次回(現在連載中)の了が、 ある意味、最終回千秋楽と 予想出来ます。 ただただ愉しみです。 (今作読んでワクワクが止まりません) 京極先生にはなるべく御自愛頂き、 お元気で何卒、シリーズ完結を お願い申し上げしたいものです。 (幕末大作にかかった作家の多くは 未完でご逝去されてますもので) 以上、面白さ掛け値なし!!! 御行仕奉候、 これで終いの金比羅山。 どんどはれ | ||||
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見事な仕上がりだが、構成が決まっていることで、話の展開が制約されている感じ。 登場人物も自分の枠内で行動するだけ。予定調和を破壊してこそ京極。女っけも少ない。 | ||||
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京極先生の本は、見開き1ページで、話を切ってあるのが読みやすいですね。中断してもすぐ作品に入っていける。本当に読者の事を考えていくださる。 | ||||
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おもしろいんだけど、厚さばかり京極夏彦で、最近の作品、内容は薄くないですか? | ||||
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今回は東北の遠野が舞台。 妖説明、昔話語り、事件の状況説明から騙りの構成で6話。 ここで浄土絵(確か供養絵とも言っていたような記憶がある。)が出てきて、澤見彰「ヤマユリワラシ―遠野供養絵異聞―」を思い出した。 八咫鴉の又市はなかなか登場しなかったが、大きな権力者と戦っているのは変わっていなかった。 まだ物語としては続く可能性があるのかな? | ||||
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シリーズ六作目だ。今回は遠野が舞台である。怪異譚が伝わる草深い田舎というイメージだが、実際はむしろ発展した土地だったらしい。物流の拠点で人の往来が激しいから、色々な土地の風聞が流れ込んだのだと。言われてみれば納得だな。 士分ながら無役の冲方祥五郎は、探査役として百姓の乙蔵から奇異な噂話を聞き取る。 不可思議な妖怪の話は、長耳の仲蔵が仕掛けたトリックだった。 切なく不幸な事実を、妖怪を介することで不思議話に変化させ、決着をつける。 従来のシリーズとほぼ同じパターンだ。「歯黒べったり」「磯撫」「波山」「鬼熊」の四篇は本作の特色が良く出た佳作だ。特に「磯撫」の怪魚と「波山」の怪鳥がいい。 「譚」で伝説を語り、「噺」で表面に現れた事象が伝えられ、「話」で仕掛け人が登場して真相を明かす。ユニークで趣に富んだ構成である。 後半の「ツツガ虫」と「出世螺」はひとつの話だ。スケールが拡がり過ぎて、かえって面白みが乏しい。 百物語シリーズ愛読者への嬉しいプレゼントだ。 馴染みのない人は、過去の既刊本を先に読んだ方がいい。 | ||||
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相変わらず、独特の言い回し京極節が炸裂です。巷説シリーズを全て読み、新しく遠野を舞台に新メンバーで物語。昔話のように妖怪を紹介し、その妖怪になぞった話を登場メンバーが行い仕掛ける。簡単にまとまらない拗れた事件も誰も悪くない、その状況がそうしているんだっ!と思わせる所が凄い。 読了後は、早く京極夏彦の本を読みたい。 | ||||
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さすが。 | ||||
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止まっていた時がふたたび動き出すような。消息が知れなかった友の安否が聞こえ来たような。物語が続いていたこと、その事実が幸せです。「巷説シリーズ」を未読の読者はこの一冊だけを読むのは、いかにもモッタイナイ。京極夏彦の描く大きな円環世界を楽しむためには、ぜひ、物語の始まり『巷説百物語』から順番に読破されることをお勧めします。そうして本巻にたどり着く頃には、すっかり京極夏彦に取り憑かれているでしょう。この先も楽しみで仕方がありません。 | ||||
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このシリーズはホントに夢中で読みました。 久々の新作を見付けて即オーダーしました。 まぁ、正直、内容に初期の頃ほどの勢いとか爽快感は無いにせよ。 ファンにとっては嬉しい限りです。 今回は電子書籍で購入したんですが、 文庫本でコレクションしてるので、早く文庫本が発売される事を願っています。 | ||||
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時は江戸時代末期。所は遠野。作者が手がけた『巷説百物語』シリーズと、『遠野物語remix』が合体したような内容である。ただ、怪異譚の多くは西方のものなのだが、このことがすでにクライマックスに向けての伏線になる。 主人公は、宇夫方祥五郎(うぶかた・しょうごろう)という若い侍である。彼は、遠野南部家の当主である、南部義普(なんぶ・よしひろ)に仕え、御譚調掛(おんはなししらべかかり)という仕事をしている。彼は、盛岡に住まい、遠野にはいない主君のために、市中で語られる話をまとめて報告する。 ただ、いくら遠野とはいえ、奇妙な話が連続して出回るのが不思議だ。祥五郎は、話のもとになった事件を探るうちに、陰で動く人物に行き当たる。それが『巷説百物語』でも活躍した「長耳」だ。 京極夏彦ファンにとってはたまらない展開になるのだが……。遠野を危機に陥れた事件のからくりがよくわからない。不正な蓄財をするために、南部藩の要人が用いた手段なのだが、金塊を使ってあちこち操作することで誰にもわからないように金(かね)を作ることができるのだそうだ。その計算が、私にはできない。おそらく、算数の苦手な人にはやっかいな物語だろう。 | ||||
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第4作の『前巷説百物語』でアニメ版から逆輸入された長耳の仲蔵が活躍する、シリーズ第6作かつスピンオフ第2弾。譚:タイトルの妖怪にまつわる昔話、拙:怪異にまつわる巷のうわさ、噺:本作主人公 宇夫方 祥五郎の見聞、話:噺の種明かしという4部構成になっています。昔話が出来る順番を逆に辿る形にて、6編の物語がおさめられています。『遠野物語』で知られる岩手の遠野が舞台になっているため、方言と相俟って、作品全体に不思議な雰囲気を醸し出しています。最後の出世螺は大団円にふさわしく、筆者一流のファン·サービスだと。 | ||||
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やはり京極作品といえば京極堂シリーズとこの巷説百物語シリーズですね。 正直他の諸作品は何となく食指が動かなくともこの2シリーズは問答無用で買っちゃうとういうファンは多いのではないでしょうか。 京極作品は何年かぶりですが、かつての思い出通りの「巷説百物語」で非常に満足でした。 それにしても仕掛けに携わるキャラ達の聖人ぶりには驚かされますね。 料金は取るとはいえ、そこまでするかってくらいの至れり尽くせりっぷり。 作中では小悪党呼ばわりされてますが、一切我欲を感じさせない仙人みたいです。 | ||||
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巷説百物語の続きがやっと出て嬉しいです。 大好きな又市ともう会えないかと思っていましたが、再び登場。スケールの大きい仕掛けや魅力ある登場人物など存分に楽しめました。 続きも期待しています。 | ||||
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久々の新刊! 京極夏彦の本は装丁やフォント、紙質などもこだわっていて、紙の本の醍醐味が詰まってます。本愛ぎっしり。 内容も楽しみました! あの人も登場したし! | ||||
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ワンパターンと言えばそうかもしれませんが、パターンの中に色々なものが盛り込まれていて、楽しめます。 | ||||
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待望の六弾,遂に出た!!!5弾で試合終了を覚悟していたものとしては復活は嬉しいの一言です。活躍するメンバーが長耳の仲蔵,献残屋の柳次そして八咫の鴉とくれば言うことなし。そして新しい登場人物。後は化け物と仕掛けのネタが奇想天外であれば良。もちろん,読み終わってみたら面白いの一言。後はどこまで続くか楽しみです。 | ||||
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