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チェスナットマン
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チェスナットマンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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上昇志向な女性刑事のトゥリーン&どこかやる気に欠ける元ユーロポール・ヘスのコンビが、連続猟奇殺人の解決に挑む。 各章が短く章末に謎を残すのでテンポよく読み進められるが、身体を切り落とすなどの残虐な描写があり、耐性がないと辛いかもしれない。 これだけ惨たらしい仕打ちをするのだから犯人は相応の恨みを持つと思っていたが、結末を読んでも単なるシリアルキラーにしか思えず、北欧ノワールらしい内面に迫る描写が弱かったように思う。 (もしこれがDV男を成敗するというのであれば、少しは胸がすいたのだが) | ||||
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毎度、毎度 同じところで 寝てしまう 何がほんまで何が嘘かわからない 生きているのか 死んでいるのかわからない。 | ||||
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虚飾がなく、リアリズムがあるので好きです。ほかの著作も読みたいが、ないね。 | ||||
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冒頭に「一九八九年 十月三十一日 火曜日」とあり、ある殺人現場の情景が語られ、その後「若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件」の物語が始まる。その物語は「十月五日 月曜日」という記述から始まるのだが、登場人物は明らかにスマホを所持しているので時代背景の把握に少々混乱する。それは冒頭だけ「一九八九年」とあることによって難なく解消するのであって、冒頭の一章だけが「過去」なのだ。それ以降は「今」の出来事となる。読み始めてすぐ気づくのは、ほとんどの文章が現在形で語られ、過去形はごく僅かにすぎないことだ。それによって常に緊迫感が漂い、最後まで薄れることがない。出来事も実に悲惨で劇的でさえあるので、読み始めたら止まらない。傑作は間違いない作品。 | ||||
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ダンボールが破れていた 角が曲がっている | ||||
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始まりは恐ろしくて引き込まれましたが、後はあっとびこっちとびダラダラと進行した感じです。翻訳の文体が好きになれず、女性刑事と知らずに途中まで読み進め〜〜〜読み返しました。 | ||||
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全体的には面白かったです。 特にどんどん謎が深まっていくのが楽しかったし、残虐さや猟奇性はアメリカのクライムサスペンスちっくな、ネフリうけしそうな展開でした。 ただ、謎解きはかなりスピーディーで、ちょっとずつわかっていくわけではなく「どん!」と解決するのでそれは残念でした。 ここまで謎が深まったなら一つ一つわかりたかったですし、最後まで読んだ時にはなぜその容疑者を選んだのか、どうしてそこまで特定の人物が恨まれなくてはいけないのか、殺し方にはどんな意味があったのか、スッキリしませんでした。 そういうところもアメリカの作品じゃないけどアメリカっぽいなと思いました。 | ||||
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ミステリーというより、ホラーサスペンスかな。ただ犯人像が意外性を求めすぎたのでは?。舞台がデンマークなので、英国やアメリカミステリーがすでに居座る日本人にとっては、人物名や地名が難解になる。あとプロット的描写がおおく、特に会話文羅列のあとに、誰が話しているか明記してほしい。「(台詞)」と○○(人物)は言った。みたいにしないと、誰が話しているのか?となる。日本語訳をする時に、構成作家が居たんだろうか?的な雑さは目立つかな。 ミステリービギナー向けや、ながら読みには最適かもしれないが。とにかくレビューとしての読後は、作者のロマンチストな部分が垣間見えて海外シリーズドラマの様で 小説としての総合的な面白さは、熟練ミステリー好きの人達にはチープかもしれん。 対訳のせいも、かなりを占めている。ストーリーも、犯人像も、個人的には「振り回されてる時点で気づけよ」と言いたくなってしまった。(注※下記よりネタバレ有り) 気になった点を、ざっくり示したくなってきたので、書いてみようと思う。あくまで個人的主観であることを、考慮して貰いたい。 まず主人公のナヤ トゥリーン。 デンマーク警察の鋭い女性捜査官と銘打っているが、本書ではあまり魅力的な要素が解らなかった。サングルマザーという設定で、男性社会の仕事をさばさばこなすせいか、オンとオフの切り替えが曖昧すぎる。ビジネスと割り切りながら家庭にまで持ち込むタイプなので、トゥリーンの娘は終始問答無用で祖父に預けられる始末。ヘスとのパートナーでも、自分を貫きすぎる故に、元から周囲との関係性も悪いのに、トゥリーンの粗ばかり目立ってしまい浮いた印象に見えて残念だ。主人公なのに、魅力に欠けるのも意固地な不器用さが、あまりにも露見するからか。読み手にとっては、共感しにくいタイプに見えてしまった。あと、鋭い女性捜査官の割に、それほど機能していない。パートナーのヘスに持っていかれがちで、奮起するかと思いきや愚痴ばかりは如何なものか。 パートナーのマーク・ヘス。 ユーロポールから弾かれ、地元のデンマークに帰還するも、過去に難ありな人物である。トゥリーンが否応なしにパートナーにされて、終始雨に濡れた浮浪者の描写が目立つ。人嫌いという概念は徐々に緩和されるが、独特の視点が彼の持ち味なはずなのに、いじけた態度が目立って、単独行動が目立つ辺りからして警察の役割りを全うしていない。それは読み手にとっても、操作妨害染みていて、影のある男どころではない。「無口でも寡黙でも、そこはとにかく報告しろよヘス!」と読み手に言わせる野郎だ。本書は随時ユーロポール出身を掲げていたが、あまり有能な捜査官ではなさそうだ。事件の概要と視点に対しては、デンマークのみで捜査しすぎてやしないか?。 そこはユーロポールの伝宛使って、組織ぐるみの犯行かどうかまで掘り下げろよ。いくら人付き合い苦手でも、誠意を見せるべき点で保守に回りすぎるヘスには辟易してしまう。失うものはないと言いながら、犯行が一人なのかどうかも、草の根作戦で無断でうろつき、無駄にロスタイム食らうなど、現場としてのリアリティに欠けすぎ。 あと、トュリーンが女性であり、ヘスが男性の組み合わせ時点で、恋愛ドラマが入るだろう観点も的中してしまう。過去の喪失も警官内部では、むしろ失点でも汚点でもない、同情される部類では?。あと雨に打たれてずぶ濡れの割には、風邪も引かない人間である。彼は終始生乾きの臭いがするような、個人的偏見が生まれた。ストーリー後半になるにつれ、ヘスの魅力が上がるのが、本書の最大の読みごたえと言える感じが、もう本格的ミステリーやサスペンスをビギナー向けに移行した転機である。 他の登場人物に対しては。 ニュランダ…最後まで、自己弁護や保守に走る刑事課のトップ。あからさまなセクハラ思考にうんざりした中間管理職か。 ローサ・ハートン…娘が行方不明でも、気丈に議会に復帰する信念の強さは判る。だが、夫のスティーンも含め、息子をあまり大切にしていない。しかも夫のスティーンは酒気帯び運転で息子を同乗させるなど、大臣一家の汚点が酷い。だが家庭崩壊しない不思議な家族だ。 フレデリック・ヴォーゲル。 こいつは掴み所がない奇妙さで、最後まで立ち位置不明だった。事件後もローサとの親密な関係が明かされず「こいつ何の伏せん?」となるしかない。 リーヌス・ベガ。 最初から最後まで、人格がサイコパスだ。すっきりしないラストの落ちは、正に海外ドラマシリーズ並みの余波が見えた。続編を期待して置いた駒のようで、本書の節々で異常殺人班の模範的な行動をしている。 シモン・ゲンス。 検死官や鑑識の長かと思ったが、位はもっと高いらしい。トュリーンやヘスに振り回されながらも結局協力的であり、人望も強い。けれどその裏では、背景が見えづらい男である。チェスナットマンの指紋をローサの娘と断定し、その機敏さがあるのに、ラストスパートではポカしていた。素人目でも判るミスだぞ。 クリスティーネ・ハートン。 本書の被害者である。それ以外に言うべき言葉は浮かばないほど、悲惨な目に会っていた様子だ。 チェスナットマン(犯人)。 犯行現場にチェスナットを置くのは、署名的行動かと思いきや、本書ラストでは曖昧になっていく。捜査を撹乱させ、警察の一歩先を行っては撒いてしまう頭脳明晰さ。でもトュリーンやヘスは、どうやら単独犯人に仕立て上げ、グループなのか組織なのか内部犯なのかと掘り下げない。いや、むしろその時点で、気づいて掘り下げろよと言ってやりたい。だから散漫な捜査になるんだから、第三者目線の対応に出ろよと読み手は唸ってしまった。特にヘス。あんた外部から来たんだから、そこはヘスの能力使ってくれと作者に言いたい。本書が長いのも、全てトュリーンとヘスの機転の無さからなるものだ。せめて絞ってほしい箇所がはっきりすれば、もっと読者が飛び付いただろう。そしてチェスナットマンの事件に通じる背景の甘さ。酷い過去は容易に想像できるが、犯人の支配的行動は、サイコパスの二面性を誇示してるので、殺意や動機を一環すべきではないか?。虐待を疑われ殺害したのは、ローサへの当て付けにしても不完全燃焼に近い。ラストシーンの為に無駄死に扱いに見えた。ぶっちゃけ、本書のはしばしに犯人を男と断定した文章は如何なものか。せめて男か女かは伏せてほしいものだ。それをトュリーンかヘスに解かせれば完成度が上がるのでは?。犯人があいつかよ!っていう驚きは、ミステリーやサスペンスの熟練者なら、灯台もと暗し的に解るかもしれない。そんな犯人です。 以上が本書を読み終えたレビュー。 色々ぶつくさ言いましたが、引き込まれる要素が多々あるので、そこの評価は高いといえます。設定、人物、犯人像、ラストスパートの盛り上がり。スナッフムービーさながらなので、ミステリーではなく、本書はホラサスと個人的に見解。ストーリーも海外ドラマシリーズを意識し過ぎでは?と思ったらドラマ化されてました。作者は脚本家志望。小説家志望ではない。ふむ。これで、日本語訳の謎も解けたら、個人的な本書に対する捜査を完結できそうです。 長々と失礼しました。 | ||||
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話の展開が小気味よく、これだけのページ数にも拘わらずテンポ良く読み終えた。いらいらする様な感情移入も無く、事件の展開に集中出来た。 | ||||
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海外の文学作品は、言葉選びもさることながら、惹きつけ方が尋常じゃないです。読み始めたら止まらなくなります ありがとうございました | ||||
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厚い本でしたが、あっという間に読めます。 | ||||
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読み始めの謎だらけ、中ほどの展開、そしてもどかしさ、読み終わって、ア〜やっと終わってくれた! とほっと一息しました。読み応え充分です。 | ||||
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最初に、本は読んでいません。 ドラマ化されたものを見た感想になります。 凄く面白かったし、犯人も分かりませんでした。 話の内容に整合性もあり、取ってつけたような部分も見当りません。 ただ、主人公の女刑事が無能なこと無能なこと。 冒頭で、凄く優秀な刑事だという触れ込みがあったのですが、無能すぎて何の役にも立ってません。 むしろ、足を引っ張ってる感さえありました。 そこが残念な点ですね。 | ||||
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非常に面白かったが、★5つにするか迷ったが、★4つとしたのは、陰鬱度が高過ぎたため。ノワールやホラーが好きな人に取っては逆に良いのかもしれないが、昔は大好きだったものの最近は歳のせいかもう少しマイルドな方が好みということで★4つとした。逆に、ノワール、サスペンス、ホラーが好きなら★5つレベルだと思う。ミステリー、ハウダニット作品として一級品である。後味はノワールらしいものとなった。 | ||||
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原文がそうなのかは分からないが、翻訳では登場人物の行動が「…いた。」ではなく「いる。」と表記されている。読書中に妙なリアルタイム感があり、短い場面展開と相まってスピーディーで映像的な感覚で楽しく読めた。 しかし登場人物同士が自分の都合で相手の話を聞かなかったり電話の返信をしないシーンが多々あり、疑問点を追求することもなく安直に結論づけようとしたりと重要犯罪課という割には捜査の甘さが目につく 犯人の動機もわからなくもないがどう考えても逆恨みでありその他の殺人との関係性も深くない 映像作品にすると展開が早く面白いとは思うが、警察物としてはボンクラが多すぎるような気がしてならなかった。 | ||||
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数々の「賛辞」に惹かれて買ったものの、所謂「北欧ミステリー」は読むのが初めてでした。 抑もデンマークって言われても「バター」「アンデルセン」「ユトランド沖海戦」「高度福祉国家」位しか思い付きません。 まぁ「高度福祉国家」の割りに犯罪率が高いらしいですが、此のミステリーでも、一見国民に優しい政府の政策が、「事件の遠因」となっています。 まぁ、人間の浅知恵で社会の矛盾が解決する訳では無いのですね。 さて、読んでいて「苦痛」だったのは、デンマークの自然、気候、家の構造等の画像が思い浮かばない事、性別の区別すら困難な登場人物の名前でした。 絵が思い浮かばない主な原因は、デンマーク映画ってなんか観る気がしない「暗そうなモノ」ばかりなので、観るのを避けてきたからで、仕方無いのですが・・・。 せめて「特捜Qシリーズ」位は観てから此の本を読むべきでした。 個人的には「良く書けた小説」だとは思うのですが、例えばフランスのグランジェや、イギリスのホロヴィッツの作品と比べると、ミステリーとしては「今一つ」という感想です。 翻訳が英語版からの重訳である事も、「読み易さ」に影響しているのかも知れません。(デンマークにも"Looking for a needle in the haystack"と言う慣用句はあるのだろうか?) デンマークに行った事のある方、デンマーク映画好きの人には、きっと面白く読めるのでしょうね。 | ||||
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かなり恐ろしい場面もありますが、引き込まれる様に読みました。内容が面白い。 作者が元々脚本家のせいか、日本語訳が直訳過ぎるのか、文章が脚本というか、場面描写そのままの表現みたいな感じで、その点は、マイナスポイントかな。妙に冷めてしまうので。 この様な文章がわかりやすくて好きな方もいると思いますが。 最近は、特捜部Qなど、北欧ミステリーの面白さに惹かれているので、次回作にも期待しています。 | ||||
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とにかく息もつかせ展開。徹夜して読んでしまう。推理小説不安なら必読のおすすめ本 | ||||
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もしかしたら訳の問題もあるのだろうか。いまいち物語に入っていけなかった。 大味すぎる。 | ||||
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表紙とタイトルに惹かれて買った。死体のパターンなど確かに視覚に訴え、上手い。全く別物と思われていた過去と現在進行形があわさる所も、さすが。だがしかし、あまりにも多くの人間とそれにまつわる問題を店開きして置いて、アレが犯人って....う~ん。恨みだけで最高学位、信頼されるプロとかまでいけるもんだろーか?犯人像に無理があるようなきがする。一気に読まされてしまったけど...! | ||||
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