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宗棍
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宗棍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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沖縄空手の中興の祖とも言うべき松村宗棍の伝記小説である。ストーリーとしては面白いが、松村宗棍が如何にして空手の「勁力」を会得したのかが書かれていない。前半では現代空手の様に拳を固めて筋肉の鎧をまとうのが沖縄空手ではなく、相手の意識を「聴勁」し、「化勁」で無力化し、体内に醸成した勁力で相手を倒すのが本来の空手だという認識だったのが、いつのまにか消えていた。その辺、現代空手と沖縄伝統空手の違いをもっと強調して欲しかった。また、短期間の修行で八卦掌?の達人に勝つのも不自然だった。また、沖縄の感じを出そうと沖縄言葉「ウー(はい)」、「ヤー(おまえ、あなた)」、「ワン(わたし)」が非常に多く出てくるので読みにくかった。沖縄伝統空手の歴史をざっくり知りたい人には手頃な小説である。 | ||||
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同じ著者の名著『義珍の拳』に感化されて読み始める。 空手と言うムーブメントを作ったのが義珍だとして、その苗を沖縄に植えたのが宗棍のように思います。 期待が高か過ぎたからか終始物足りなく感じてしまいました。 まだ空手、唐手、手と言うものがモヤモヤとした体系化される前の時代の空気感、人々の手に対する捉え方など「実際こんな感じだったんだろうな」という気がするリアリティは義珍の拳にも通じる著者の描写力、取材力だと思います。実際のところ裏を取った訳でないので知りませんが。 ただ著者にもあまり熱は感じませんでしたね。2020年の作品と知って著者の知識ならもっと詳しくかけてもいいのになと思いました。 | ||||
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