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宗棍
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宗棍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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武術空手をしている人は読むことをお勧めします。歴史、身体操作の感じ? | ||||
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ラジオの宣伝を元に購入しました。書店等では見つけられませんでしたが、、大変面白い作品でした。 | ||||
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空手道の歴史が理解出来る、実在する空手家の松村宗棍先生の伝記的小説です。 読み易く、心理描写も繊細でとても良い小説です。 武道家必読の小説です! | ||||
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空手の歴史がわかり、とても興味深かった | ||||
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著者が得意とする沖縄唐手をテーマにした小説である。 主人公は松村。まだ若く、手(テイー)の技を試したい年頃だ。照屋という唐手の達人に手を教えてもらえることになったが、松村の父は元服することと、科(コウ)に受かることが条件だという。科は沖縄の首里王府の役人になる試験である。 その条件を受け入れた松村だが、照屋にそのことを伝えると、照屋はある鍛錬法を教える。それは、両方の拳を出すように腕を前に伸ばし、腰を膝の高さまで降ろしてその姿勢を保つ。それだけだが、松村がやると脚、膝、足首がガクガクし、この姿勢ができない。この姿勢は馬歩(マーブー)といい、この鍛錬をすると勁(ジン)という力が使えるようになるという。勁を使うと、手の平を人の腹に当てただけでその人を吹っ飛ばすこともできるようになる。照屋の使う手は清国の技である。どうやら勁とは、独特な体の使い方をする動きのようだ。 松村は馬歩の練習と科の勉強を一生懸命続ける。 そして元服の時を迎え、宗棍と名乗る。 そのころ、手が強いという評判の美人、鶴(チルー)と勝負をして勝った。チルーは宗棍の妻になる。 その後、見事に科の試験に一発合格し、いよいよ照屋から手の稽古をつけてもらえることになった。馬歩に加えて腕立て伏せをやるように言われる。最初はそれだけである。 だが、首里王府の先輩である仲本との勝負に勝ち、そのうわさが広まって、なんと琉球王が見る御前試合に出ることになる。3人に勝てば勝者とみなされる。宗棍の手はどこまで通用するだろうか? その後も、手の稽古を通して武術の本質に気づいていく宗棍。後には武士松村と呼ばれるようになる。 今野さんの「武士松村」でこの宗棍の話は知っていたが、また違ったエピソードも多い。やはり人が修行して強くなっていくストーリーは面白い。これからも著者の唐手の物語を楽しみにしたい。 | ||||
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文体がとても読みやすいので、サクサク読み進めます。 テーマが琉球空手ですが、琉球時代の雰囲気や登場人物の紆余曲折な人生や葛藤のあり方などが描かれていて空手に興味なくても面白いです。 そして読んだ後に沖縄で空手を習いたくなってきました。 | ||||
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面白く、時間を忘れ一気に読み終えた。 | ||||
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同じ著者の名著『義珍の拳』に感化されて読み始める。 空手と言うムーブメントを作ったのが義珍だとして、その苗を沖縄に植えたのが宗棍のように思います。 期待が高か過ぎたからか終始物足りなく感じてしまいました。 まだ空手、唐手、手と言うものがモヤモヤとした体系化される前の時代の空気感、人々の手に対する捉え方など「実際こんな感じだったんだろうな」という気がするリアリティは義珍の拳にも通じる著者の描写力、取材力だと思います。実際のところ裏を取った訳でないので知りませんが。 ただ著者にもあまり熱は感じませんでしたね。2020年の作品と知って著者の知識ならもっと詳しくかけてもいいのになと思いました。 | ||||
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幕末で沖縄の空手が発達してきた事情、村民の苦労を知る事が出来た | ||||
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『空手』という単語はラストのワンフレーズしか出てきません 『手』とか『唐手』という単語は出てきます でも、空手という単語を使わないのが 筆者の空手家としての矜持かなと思いました。 | ||||
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琉球空手を追い求める松村宗棍の一生。 師である照屋との出会いから、自らも弟子を育てていくまでの物語であるが、琉球王国や薩摩との関係などを絡めとにかく興味深い。 エピソードが盛りだくさんでありながら1冊にまとめられているため、読みやすいのだがもっと深堀してほしいあっさり感があるのが多少の物足りなさが残る。 佐伯泰英なら50巻位はひっぱる内容であり、せめて上下巻にしてエピソードごとの主人公の心情変化をもっと表してほしかった。 著者は警察もののイメージ強いと思うけど、琉球空手の作品もどれも面白い。 | ||||
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まずは、迅速・丁寧な対応に感謝です。 今野敏先生の沖縄空手シリーズは、全て読んでます。 沖縄・空手・古武道についての歴史や人物像についても本当によく調べられていて、次の作品はまだかと、常に楽しみにしております。 | ||||
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東京2020で新種目として追加された空手の「形」で喜友名諒選手が金メダルを獲りましたが、主人公の「宗棍」を髣髴とさせました。日本における米軍基地の70%が沖縄にあるという現在、日本と中国に翻弄されてきた琉球王朝の歴史。「うちなー」の方々の内に秘めた強い思いを改めて感じさせてくれました。「他人に勝つことなど、どうでもいい。自分の中に、絶対の強さを培え。」という言葉通りの喜友名選手、カッコよすぎてもう一度読み直しました!!そしてコロナ禍が収束したら沖縄の「グスク跡」を訪ねたいと思います!! | ||||
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一週間くらいかけて読むつもりが、面白くて日曜の午後を丸々かけて一気に読んでしまった。 本書は「義珍の拳」から始まった、今から150年以上前の琉球王国時代の「手(ティー)」を学ぶ実在の武士の物語で、琉球王国唐手家シリーズとでも呼ぶのだろうか?それの第四弾。主人公の松村宗棍は、上に書いた義珍の拳の主人公船越義珍の師匠の、更に師匠にあたる人物。 だから、警察小説でファンになった人や、「唐手?ん?空手の変換ミス?」と思う人には、イマイチぴんとこない部分も多いと思う。「武士マチムラ」では今野氏の趣味に走り過ぎて多くの空手の型の名前が飛び交い、未経験者や首里手以外の流派の人には何が何やら?状態だったが、流石に本書はその辺を控えて、空手未経験者でもストーリーが理解出来る様になっている。 空手の月刊誌で、唐手は唐(イコール、今の中国)の影響と言うよりは薩摩示現流の影響を強く受けていると言う説を、だいぶ昔に読んだ事が有るが、本書はその経緯を詳しく書いている。 また、個人的に意外に感じたのは糸洲安恒像。四大流派の一つ糸東流の名前の基になった人物だが、意外にも本作の主人公松村宗棍には気に入られていなかったと言う事、糸洲安恒は首里手の本流かと思いきや(すみません、他流派なので)、那覇手の影響の方が強いと言う事。松濤館は首里手から大きく改変している事から、糸東流が首里手の保守本流かと思っていた。では松村宗棍が教えていた現代で言う首里手は、どこに残っているのだろう?それも気になった。 さて、文句無しの本作だが、少しだけ気になった点を。 「武士マチムラ」のレビューでも書いたが、物語の構成が他の琉球王国唐手家シリーズと似ている事。 自分が書いた「武士マチムラ」のレビューから引用するが、 『全体的なストーリー構成が「義珍の拳」に似ている。時代背景や狭くて人口の少ない武士の世界の話なので、似てくるのは仕方が無いかも知れないが、手(ティー)の修行を始めて周囲が見違える程、体が出来てくる。辻でのカキダメシーによる成長の実感。 この人物の成長を縦糸とすると、横糸として廃藩置県などヤマト政府(本書ではヤマトよりは薩摩藩)の横暴に対する怒りと愛する琉球の将来への心配、ヤマト支配(薩摩支配)による琉球の宝である手(ティー)のゆくえ。愛する師匠筋の死と自分の老い。新しい世代の出現と、その世代との組手。一生を賭けた手(ティー)の修行で得た力で、若い世代との組手にも勝つ。どうしても既読感が出てしまう。 』 本作では、ほとんど廃藩置県の話しは無いが、「義珍の拳」同様、妻との愛情あふれるストーリーなど、やはり「武士マチムラ」「義珍の拳」との似通った構成が感じられた。 | ||||
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