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うらんぼんの夜
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うらんぼんの夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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福島の寒村の限界集落、そこでは因習に強く縛られた余りに濃密で相互拘束的な人間関係と、他所者嫌いと、不可解な地蔵信心とが、村人を支配している。その中、村を出たいと強く願う、学業だけでなく資金稼ぎでも極めて優秀な遠山奈穂と東京から来た北方亜矢子が友人になる。村では、地蔵の周りの板が壊されたり、徘徊老人が鎌を持って廃墟と化したニュータウンの家に侵入したりといった事件が次々に起こる。そのうちついには殺人事件が明らかにされる。なお、オカルトっぽいはなしは再三でてくるが、メイントリックは通常の推理小説のそれである。(ただし、伏線から憶測ではなく論理的に推測するのは難しいと思う。) 二人の少女と読者とを追い込んでいく、因習の圧迫感が強いある意味名作なのだろうが、評者はそのあまりの抑圧感に深い不快感を覚え、少なくとも「エンターテーメント」ではないなと思った。「毒ミス」の類かあるいは「心理小説」として高く評価するべきなのだろうか。 | ||||
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終始、ムラ社会の窮屈で閉塞感全開のお話だったので、読んでいてずっと嫌な気持ちではありました。湿っぽい日本的な嫌な感じのホラー。だけど、ミステリ要素が強いということもあり、あまり怖くはなかったです。 ここでは主人公の女子高生の前向きさがせめてもの救いだったと思っていましたが、ホラーだからか、結局それも否定される感じで現状も未来も暗いな、と。そもそも暗い話は好きなのですが、あまりにも見動きが出来ない閉塞感、絶望感ばかりだと、気が滅入ってしまいました。 | ||||
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