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人間動物園
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人間動物園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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最初は平凡な幼女誘拐事件の話かと思って読み進んでいったが、さにあらず!ラスト近くの2転3転のどんでん返しは息もつかせぬ迫力だ。積み重ねたプロットのひとつひとつも良く出来ている。しかし、意外と読後はさっぱり風味。謎解きに伴うず~んと胸に響く「何か」がなかった。事件のキーワードは鳥でもない、哺乳類でもないどっちつかずの生き物「こうもり」なのだがこれは過去に読んだ推理小説で何度か目にしたキーワード。特に目新しさはなかった。 | ||||
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埼玉県の西北部・笠井市で起きた幼女ユキの誘拐事件は、母親宅が犯人により仕掛けられた盗聴器で盗聴されるという異常な環境の中、浴室と隣家を介した母親からの手紙と鈴の音を頼りに捜査をすすめざるを得ず、また、折からの大雪で機動力もそがれ、捜査は思うように進展しません。そんな中、母親の行動・言動に不自然な点が見え始め、狂言説が浮上します。一方ユキの祖父は1億円の灰色疑惑の渦中にある総理大臣候補であり、要求額も同額の1億であることから、祖父に起因した誘拐説も浮上してきます。このような異常な環境・人間関係の中・物語は、くしゃみをするのもままならない被害者の隣家という狭い空間を中心に、二転三転しながら進行します。前半からちりばめられたパズルの断片が、物語の進行をなしていく様は、まさに連城ワールドの真骨頂といえます。本作品は2003版このミスで7位にランキングされました(文春では15位圏外)。本作品をきっかけに連城ワールドに浸りたい方には、名作「戻り川心中」・「黄昏のベルリン」をおすすめします。 | ||||
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